活動報告BLOG

第25回しれとこ森の集い(植樹祭)開催報告

10月10日に「第25回しれとこ森の集い(植樹祭)」を開催しました。当日は晴れ渡る秋空の下、全国各地から約130人の参加者が知床に集いました。

今年は、広葉樹200本を防鹿柵内に植樹しました。広葉樹の苗木はシウリザクラとキハダの2種類です。2016年に運動地の森から種子を採集して、森づくりボランティアさんと一緒に5年間苗畑で大切に育てました。

知床の厳しい自然の中では木々の生長は極めてゆっくりですが、皆さんが心を込めて植えた苗木は、きっと大きく育ちます。

ササの根が張る土を掘るのは大変ですが、丁寧に植えていただきました。

全国各地から駆けつけてくれた運動参加者の皆様、今年も知床にご参集いただき誠にありがとうございました。100平方メートル運動の森づくりは、皆様に支えられながら着実に歩みを進めています!

 

 

 

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ダイキン工業「第18回知床ボランティア」開催報告

10月2日~10月5日にかけて、ダイキン工業の社員さん9名が知床にお越しになり、しれとこ100平方メートル運動の森づくり作業にご参加いただきました。なおこの活動は、今年で10周年を迎え、これまでものべ196名の社員さんが、森づくり作業にご参加いただいています。

今回の作業は、ササ地を森林化する試みの一環として、広葉樹の植樹を行いました。知床では、若い広葉樹はエゾシカに被食される可能性が高いため、ある程度大きく育てた広葉樹の苗木に樹皮保護ネットを巻いて移植しています。この手法は労力がかかるため、一度にたくさん植えることができませんが、知床の厳しい自然の中でも着実に広葉樹を増やすことができます。ダイキン工業の皆さんが植えた広葉樹も知床の森の一員となり、大きく育ってくれるはずです!

広葉樹は、樹皮保護ネットを巻いて植樹します。

皆さんのご協力により、広葉樹を植えることがきました!

今回は作業中に大雨に見舞われましたが、荒天をものともせず作業に参加してくれたこと、心から感謝しております。皆さまの応援があればこそ、現場の職員も森づくりに励むことができます。

これからも100平方メートル運動の森づくりは、人と自然の関わり方を問い続け、豊かな自然を次世代に継いでいく活動を展開していきます。どうそ今後ともよろしくお願い致します!

 

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10月4日、フレペの滝遊歩道でヒグマが人に接近する(追跡するように)事例が確認されました

2021年10月4日(月)、フレペの滝遊歩道内の十字路付近で、ヒグマが人に接近する(追跡するように)事例が発生しました。何度か声をかけましたがヒグマは遊歩道から離れずに、最接近距離約15mまで接近する状況でした。そのため、フレペの滝遊歩道および森づくりの道シカ柵コースは10月8日(金)まで閉鎖となります。10月8日以降については閉鎖期間中の調査等により、関係機関と協議の上、判断する予定です。

 

(10/9追記)

10月4日以降、遊歩道を連日パトロールをしましたが、ストーキングしたヒグマに関係する追加の情報はなかったため、関係機関と協議し、10月9日より利用を再開することとなりました。

 

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北海道大学獣医学部の野外実習を行いました【2021年】

2021年9月27~29日の3日間、今年も北海道大学獣医学部の野外実習を受け入れました。今回は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、参加する学生さんたちは事前にPCR検査を受けてきてもらったうえでの実施となりました。各班のテーマは、1班「動物の生態」、2班「動物の感染症」、3班「知床自然遺産」です。

皆さん時間の限られる中で、課題の発表から調査・分析、結果のまとめ、考察までをしっかりとやっていて、とても素晴らしいと思いました。

ブログへの投稿は2013年から毎年行っていますので、よろしければ過去の記事もご覧ください。

2020年2019年2018年2017年2016年2015年2014年2013年

以下が、学生の皆さんのレポートです。

※「動物の感染症」について調べた2班は実習で得られた検体を基に大学で追加の解析を行っています。

追加の解析結果がで揃い次第、2班のブログも公開致します。

 

1班「ある日森の中くまさんに出遭った⁉︎〜野生動物と人との接触〜」

 私たち1班は、知床のさまざまな場所における野生動物の痕跡を調べて記録し、それを比較することで、人の立ち入りが野生動物に与える影響や、人と野生動物の関係性について考察しました。

 実習期間中、多くのクマ糞、背こすり跡・爪痕、足跡、キツネ糞、エゾシカ糞塊のほか、タヌキの貯め糞や、熊に破壊された木など、様々な痕跡を発見することができました。

 また、発見したクマ糞のうち、その場での時期推定が難しいものについては、持ち帰り、内容物の分析を行いました。

踏査の結果、ヒグマ・エゾシカは人の出入りの少ない場所で比較的痕跡が多く認められ、キツネは人の多い川の近くの道路などで痕跡が多く認められました。これは、ヒグマ・エゾシカは人を避けて行動する傾向があり、キツネは逆に人に近づく傾向がある、ということを示唆しています。

 特にキツネについては、餌付けを受けたキツネが自分から人に近づいて行ってしまう、所謂「観光ギツネ問題」との関連があるのではないかと考えられます。

 また、糞の内容物と、踏査地周囲に生えている植物、付近の川・海などの地理的条件から、野生動物の出現頻度には人の出入りのみでなく、その場に存在する食べ物の量や種類も強く関係していると推定されました。

↓無数の熊の爪痕がついた木 上にはヤマブドウがたわわに実っている

 

さらに、森の中の痕跡調査中、実際にくまさんに出遭ってしまいました!

熊とはかなりの距離がありましたが、発見時はただならぬ緊張感が漂いました。

今回は知床財団の方の適切な対応のおかげで、攻撃的な反応を受けることなく無事に離脱できました。知床では車の通る音が聞こえるような場所であっても、少し森へと入ればすぐに熊の領域になるのだと痛感した出来事でした。

怖かった……。

↓この直後に熊に遭遇するとはつゆ知らず、見つけた熊のうんち(新鮮)にはしゃぐ班員たち

 

 

2班「動物の感染症」

※「動物の感染症」について調べた2班は実習で得られた検体を基に大学で追加の解析を行っています。追加の解析結果がで揃い次第、2班のブログも公開致します。

今しばらくお待ち下さい。

 

 

3班「土とハチ」

 3班は生態系の豊かさを調べるための土壌の調査と外来種の侵入について調べるためのマルハナバチの調査をしました。

 調査は札幌および知床で行い、比較することを試みました。

 

【土壌調査】

 土壌の調査では、以下2つの方法を使いました。

・ハンドソーティング法

 20立方センチメートルの土を掘り返し、その中にいる土壌生物を同定して点数化しました。

・ツルグレン法

 ツルグレン装置を用いてハンドソーティング法では見つけられないような小さな土壌生物を見つけました。

 下の写真のように手作りツルグレン装置に土を設置し、この上にカイロを置いて熱から下へ逃げていった土壌生物をカップの下のアルコールで捕らえました。捕らえた土壌生物は顕微鏡を使って同定しました。

 同じ調査地であっても数メートル横で点数が異なり、点数を比較することは難しかったですが、土壌調査では様々な生物を見ることができました。

 

 

 

 

 

 

 

 財団の職員さんの協力のおかげで班員も知らなかった生物をだんだんと同定できるようになっていきました!

 また、知床にはダンゴムシがいないということにびっくりしました。

 

【マルハナバチ調査】

事前に北大や札幌の大通公園で蜂調査を行った時には、花の種類に関わらず外来種であるセイヨウオオマルハナバチが多く見られました。

知床での蜂調査はウトロ市街地(道の駅周辺)とウトロ山側の2グループに分かれて行いました。

ウトロ市街地で多く咲いていたマリーゴールドは、エゾオオマルハナバチのみが利用していました。セイヨウオオマルハナバチはコスモスにいましたが、コスモスはエゾオオマルハナバチも利用していました。これらのことからウトロ市街地では札幌とは異なり、在来種であるエゾオオマルハナバチの勢力の方が強いのではないかと考えました。

ウトロ山側(周囲を森林に囲まれた場所)ではシロツメクサやアカツメクサをマルハナバチが利用していました。11匹の蜂が見つかったうち、9匹がエゾオオマルハナバチで、セイヨウオオマルハナバチとエゾトラマルハナバチが1匹ずつで、山でも在来種の割合が高いことがわかりました。またエゾオオマルハナバチの新女王も確認することができました。

はじめはハチを怖がっていた班員も、札幌や知床でのハチ調査を重ねることによって簡単にハチを捕まえることができるようになりました!またハチが飛んでいる状態でもハチの種類や雌雄がわかるようになっていきました。

【調査中に見たものや景色】

 知床での調査中には目的としていた土とハチ以外にもシマヘビやエゾアカガエルを見つけたり、サルナシや山ブドウの実を食べたり、クマやシカの糞、シカの角を見つけたりと、様々な発見や体験をすることができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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9月18日~ 幌別川河口周辺での釣りは、期間と時間を限定し、左岸のみ自粛が解除されます

幌別川河口とその周辺海岸における釣りは、2021年8月23日より全面自粛となっておりましたが( https://www.shiretoko.or.jp/report/2021/08/5671.html )、幌別の釣りを守る会と関係機関との協議の結果、下記内容で試行的に自粛が解除されることとなりました。これは、この先も幌別川で、釣りを継続可能にするための試みです。皆様のご協力をよろしくお願いします。

 

<期間>

2021年9月18日(土)~10月15日(金) (※2021年10月16日~12月31日は全面立ち入り自粛)

 

<時間>

月~金曜日(祝日含む):午前6時~午前9時

土、日曜日:午前6時~正午(12時)

 

<エリア>

幌別川左岸海岸のみ(川の流路上は除く)

 

 

なお、幌別川河口周辺の釣り場は、幌別ルール(下記)を守ることを条件に開放されています。上記の期間中であっても、幌別ルールが守られなかったり、危険なヒグマの出没が続くなどした場合は、釣り場の試行的開放を中止する可能性があります。

 

幌別ルール

1.ヒグマ出現時は、全ての荷物と魚を持って避難する

2.速やかな避難のために・・・

 ・釣った魚はすぐにネット等に入れる

 ・荷物は少なくし、魚と共に常に手の届く距離で管理する

 ・釣魚は一度に運べる本数に自制する

3.釣った魚は解体せず、全て持ち帰る

 

 

ヒグマが多数生息する幌別川であっても、ヒグマや地域住民の生活に悪影響を及ぼすことなく、安全に釣りを楽しむことは可能です。ただし、それは全て私たち人間の行動にかかっています。皆さまのご理解とご協力をお願い致します。

 

 

(参考)幌別川河口釣りガイドライン(最終改定はコロナ禍前)↓

https://drive.google.com/file/d/1zEy3vC22PumcWFXpdWqlZrB6uCxQrfZ5/view?fbclid=IwAR2NI-oXy_YmEInRRzJ2v7qTzXsGVd9_2-QBJnod5eDlQrwRJnE3iebUrnc

 

幌別の釣りを守る会Facebook

https://www.facebook.com/horobetsu.anglers/

 

【10月17日追記】

試験的な開放が10月15日に終了しました。皆様のご協力をありがとうございました。

来年度以降の釣りに関しては、関係機関と協議の上、お知らせいたします。

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