
2021年3月19日冬眠から明けたヒグマの姿を確認
2021年3月19日、知床で冬眠明けしたヒグマの姿を、今シーズン初めて確認しました。 確認された場所は斜里町の国 …続きはこちら
私たち知床財団は、1988年に設立されて以来、環境教育や普及啓発、野生生物の保護管理・調査研究、森づくりなどを行ってきました。世界自然遺産・知床の大自然を「知り・守り・伝える」実働部隊として、北海道斜里町と羅臼町を拠点に活動しています。
知床財団の活動は知床の自然を未来に残したいと思う方々からの寄付や会費によって支えられています。世界自然遺産・知床の自然と未来のために、私たち知床財団の活動を応援してください。
科学的な知見をもとに野生生物の保護管理活動を行うため、ヒグマの長期にわたる追跡など生態調査を行っています。また、どこにどのような生物が生息しているかなど地道な基礎調査を続けながら「自然の警鐘」にも耳を澄ませています。
町や観光地にヒグマが侵入した。エゾシカが庭を荒らした。そんな出来事は知床では日常茶飯事です。人と野生動物、それぞれの暮らしと安全を守るため、町を守る電気柵の設置などさまざまな方法を駆使して知床の危機管理にあたっています。
年間のべ100名以上のボランティアの方々と共に、全国からの寄付で買い取られた開拓跡地をかつての原生の森に復元し、生き物たちを呼び戻すための森づくりの現場作業を担っています。
知床で暮らす子供たちは学校の行きかえりでもヒグマに出会う可能性があります。私たちはヒグマの生態や事故にあわないようにするための方法や、知床の自然や命の素晴らしさを学ぶ授業を毎年行っています。
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2月20日、北海道日本ハムファイターズのマスコットB☆Bと一緒にモエレ沼公園ガラスのピラミッドの中でクマ授業を行 …続きはこちら
太古の昔から続く大自然の命の営みの傍らで、ここに生きる人々は自然と共に生きていくための努力を積み重ねてきました。いったん知床に到着したら、あなたも知床の自然の営みの一部です。あなたもぜひ、人と野生動物どちらもの暮らしと安全を守り、知床の大自然を未来に伝えていくために、これまでに積み上げられてきた自然と共存するためのルールを尊重してください。
一度人の食べ物の味を覚えると、人から食べ物を奪おうとしたり、車や家屋の中に侵入するようになり、あなたの後から来る観光客や地元住民を危険にさらすことになります。また、エサねだりのために道路に頻繁に現れるようになったせいで交通事故で死ぬ動物もたくさんいます。
知床では、ヒグマは「出る」でものではなく「いつも居る」ものです。いつでもどこでも遭遇する可能性があります。
ヒグマとの事故を防ぐためには、いざというときの備えも必要ですが、ヒグマを正しく知り、遭遇しないようにするのが一番です。
知床をもっと深く知りたい方はこちら