活動報告BLOG

夏の100平方メートル運動地

今朝の知床自然教室のキャンプ地「ポンホロ」の様子です。

毎年夏、全国各地から集った子どもたちが、ここで数日間の野外生活を送っています。

ただ、本来であれば、今日が41回目となる知床自然教室の始まりの日でしたが、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、残念ながら今年は開催することができませんでした。

何十年かぶりに子どもたちの声のしない夏を迎えたポン
ホロですが、来年もその先もここは少しづつ景色は変わ
りながらもあり続けます。

今年来ることができなかった子どもたちには掛ける言葉が
見つかりませんが、いつかまた来る日のために、この場所
を残し続けることが唯一できることではないかと思ってい
ます。

(担当:松林)

 

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オニアザミバスターズ・リターンズ2020&クマ活も!

7月9日(木)、斜里町ウトロに住む方々を中心に集まっていただき、
知床国立公園内で外来種のアメリカオニアザミを刈り取りました。
この「オニアザミバスターズ」、実は2017年に環境省事業の「住民講座」というイベントで立ち上がり、
住民の皆さまの活動として翌年2018年も継続して実施してきたものです。
今年も私たちの呼びかけに応えていただき、2年間継続して刈り取り作業をしてきた場所に向かいました。

アメリカオニアザミはきれいなピンク色の花を咲かせます。今回はこの花が咲く前に刈り取りました。

このあと綿毛になり、種をつけて遠くへと飛んでいきます。

過去の作業の成果もあって、目立ったアメリカオニアザミは最初のうち見当たりませんでしたが、
よくよく見ると、根強く残っていた株や、森の縁に隠れて刈り残されていたオニアザミを発見。
さらにはロゼット状のオニアザミも足もとに広がっていました。

ロゼット状のアメリカオニアザミ。

小さなロゼットも見逃さず刈り取る参加者。

目的の場所のオニアザミをひと通り刈り終わった後は、
知床ウトロ学校を取り囲む電気柵の周りの草刈りを実施しました。
この電気柵はエゾシカやヒグマが市街地に入りこまないようにするための大事な予防線。
しかし、草が被ってしまうと漏電の原因になりきちんとした機能を果たせません。
草刈りは大事なメンテナンス作業のひとつです。
今回はオニアザミバスターズの皆さんと、北こぶしグループのクマ活チームの皆さんとで力を合わせて
背丈を超えるイタドリに立ち向かい、草ヤブをみごとに一掃しました。

万が一、ヒグマが侵入して入りこんでしまったら、全く見えない草丈の藪。

イタドリをきれいに刈り取り、すっかり見通しが良くなりました。

 

ご参加くださった地域の皆様、このたびもご協力いただきありがとうございました。
(担当:山本)

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知床国立公園の道路沿いで親子グマの目撃が多発しています

知床国立公園の道路沿いで親子グマの目撃が多発しています。

その親子グマを見るために、ヒグマの真横に車を停車させる、ヒグマの後をつけるなどの、ヒグマを挑発・刺激するような行為をする人がいます。




 

母グマは自分の子どもを守るために攻撃的な行動をとることがあります。

また、人の所有物を攻撃したヒグマは、行動段階2※の問題個体とみなされます。

※知床半島ヒグマ管理計画

その場合、駆除、すなわち命を奪うことになる可能性があります。

知床に来たのだから、ヒグマを見たい・写真を撮りたいという気持ちは分かりますが、

自分の行為がきっかけで、ヒグマが殺されてしまったら、あなたはどう思いますか。

 

改めて皆さまへお願いです。

道路沿いでヒグマを見ても、降車・接近をせずに遠くから見守ってください。

 

知床のヒグマは人馴れしていますが、飼育されているわけではなく、今も昔も野生動物なのです。

ヒグマをゆっくり観察したい場合は、観光船を利用してください。

それがヒグマの命を守ることにもつながります。

 

(知床財団 村上)

 

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知床自然愛護少年団「チャシコツ海岸観察会」

ウトロの子どもたちが参加する、知床自然愛護少年団の活動が7月5日(日)に行われました。

愛護少年団は、地域の大人や学校の先生が主体となって、自然の中で安全に楽しく遊ぶ知識や技術を子どもたちに伝えています。私たち知床財団は、地域の自然環境教育を支援するため、その活動をサポートしています。

潮だまりは天然の水族館

今回の活動は、毎年恒例の「チャシコツ海岸観察会」です。活動の舞台は、オホーツク海に突き出た亀のような岩が象徴的なチャシコツ岬です。干潮時に広がる磯で海の生物を間近で観察します。無数にある潮だまりを覗くと、そこは天然の水族館。クラゲやヒトデ、カジカやギンポ、そしてカニやウニまで、子どもたちは命溢れる知床の海の豊かさを実感しました。またこの日は、特別に漁業権のある魚貝類を獲ることができます。子どもたちは、自分たちが食べられる分だけ海の幸を獲り、昼食時に食べました。

 

大人気のエゾバフンウニを観察

チャシコツ海岸観察会は、ウトロ地域ならではの素晴らしい自然体験活動です。しかし安全に活動するためには、いくつか注意すべきことがあります。波の高さや満潮までの時間、海藻に隠れた深い潮だまり、棘や毒のある生き物、夏でも冷たいオホーツク海、そしてクマを引き寄せてしまうような漂着物。恵みをもたらす自然だけではなく、危険をもたらす自然を知ることは、ウトロで生活する子どもたちにとって重要なことです。

子どもたちは愛護少年団の活動を通して、積極的に知床の自然と関り、地域の大人たちに見守られながら、生きる力に結びつく経験を積んでいます。

夏でも冷たいオホーツク海。入るには元気と勇気が必要

私たち知床財団は、これからも地域に根ざした自然体験活動を応援していきます。

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今年も知床ウトロ学校で「ヒグマ授業」を行いました

6月20日(土)、知床ウトロ学校で「クマ授業」を行ってきました。クマ授業とは、地域に暮らす子供たちにヒグマの生態や出会った時の対処法を伝え、知床でヒグマと共に暮らしていくためにはどうすればよいか、を学んでもらう取り組みです。当日は学校の授業参観日でもあり、8年生が1・2年生向けに授業を行う回と、私たちが3・4年生と5・6年生に向けて授業を行う2部構成で実施しました。

 

まずは8年生から1・2年生への授業です。 

ヒグマの大きさを自分たちで作成した実物大のタペストリーで説明する8年生。
1・2年生、びっくりしていました。

 

クイズやロールプレイングを交えつつ、盛り上がりながら楽しく学んでいきます。

 

1~6年生の間、今まで自分たちが学んできたことを教える立場に立って伝えるのは、きっと難しくて緊張したことと思います。でも、分かりやすくて楽しくて、いい授業でした。

そして、私たち知床財団スタッフから3・4年生、5・6年生にむけた授業です。

いつもはクマ対応に奮闘するスタッフが授業を行います。子どもたちも真剣です。

 

本物の頭骨を使い、ヒグマが雑食であることを説明するスタッフ。

 

私たちが生活している場所のすぐ近くにヒグマも暮らしていること、ヒグマがどういう動物なのかということ、ヒグマと出会ったらどのように行動すべきかということを聞いてもらいました。そして授業の中では、もう一つ大事なこととしてゴミの問題も取り上げています。最近の不法投棄の問題を例とし、ゴミを捨てないことをみんなに約束してもらいました。

ヒグマが普通に暮らしている知床で、私たちが彼らについて学のはとても大事なことです。この先、世代が変わっても子どもたちがヒグマについて学び続け、それが知床にとっての当たり前になれば嬉しいです。

(担当:近藤)

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