活動報告BLOG

東京農業大学でヒグマトランクキット授業を行いました。

実施日:2018年11月28日(水)
東京農業大学のオホーツクキャンパスにて、ヒグマ学習貸貸出教材「ヒグマトランクキット」についての授業を行いました。
私たちが年に数回地元の学校で実施している「クマ授業」はヒグマの生態や対処法を教える授業ですが、今回はそれとは違い、学芸員を目指す学生さん達に向けてヒグマトランクキットの内容や活用方法を紹介する授業です。
学生さん達にはトランクキットに入っている本物の頭骨や毛皮、糞の内容物を実際に触れて見てもらうとともに、ヒグマの生態や人とヒグマとの共存についての見識も深めてもらいました。

将来、自然や文化を研究し、人々に伝える側になる彼らに「伝える仕事」や「伝えるツール」の大切さが伝わっていれば嬉しいです。

(担当:田中)

コメント (0)

エゾシカ料理教室を開催しました

開催日:2018年11月13日(火)

環境省主催の住民講座第2回として、今回は釧路のフレンチレストラン「イオマンテ」のシェフである舟﨑氏を講師にお迎えし、「エゾシカ料理教室」を開催しました。
メインメニューは斜里産エゾシカ肉のメンチカツバーガと、斜里産の人参を使った人参ケーキ。
17名と多くの方にご参加いただき、皆様、プロの技に聞き入りながら、エゾシカ肉と人参に舌鼓を打っていました。

エゾシカは知床の生態系の大事な一部である一方で、増えすぎて森の生態系に影響を及ぼしているため、現在捕獲事業も行われています。今回は、そのエゾシカをただ取るだけではなく有効活用のひとつとして料理教室を開催しました。
昨今はジビエとしても流通しているエゾシカ肉ですが、私たちの食卓に乗るにはまだまだ馴染みのないものです。これを機にシカ肉の美味しさを再認識していただき、普段の料理にも気軽に使っていただければいいなと思います。

(担当:田中)

コメント (0)

【知床ヒグマ対策連絡会議より発信】知床世界自然遺産地域内におけるヒグマの捕獲について

 本日11月8日(木)午前9:30分頃、斜里町岩尾別地区(遺産地域内)においてヒグマ1頭(子グマ1頭を連れた親グマ)を捕殺しました。

 このヒグマについては人に対する警戒心が希薄で、遺産地域内の道路沿線で度々目撃されていました。5月27日に生ゴミを採食しているところを目撃されたことから、捕獲を検討しましたが、その後人に対する攻撃的な行動等は確認されなかったため、一旦経過観察としていました。

 しかし11月1日ウトロ市街地内への侵入徘徊があり、一旦遺産地域内に追い払いを行なった後も、その2日後には観光利用者が多く利用する道路上に滞留、通過しようとした車両2台に突進しました。車両の破損や人身被害は確認されませんでしたが、目撃者の聴き取り情報なども加味して、今後行動の改善は期待できないと判断し、捕獲やむなしとの判断に至り、本日捕殺しました。

 なお捕獲個体が連れていた子グマ1頭については、生ゴミの採食や人や車両に突進するといった行動は確認されていません(捕獲していません)。

 

○捕獲日時:11月8日 午前9:30頃

○捕獲場所:斜里町岩尾別(知床世界自然遺産地域内)

 

○捕獲に至るまでの経過:

5月27日:遺産地域内の岩尾別地区内で生ゴミを採食。一旦、追い払いを実施。生ゴミを片付けて事業者を指導。(、②)

(この間、周辺道路沿線で頻繁に目撃情報、その都度追い払い)

10月4日:学術目的で標識(首輪・耳タグ)を装着。

11月1日:ウトロ市街地へ侵入徘徊。追い払いで遺産地域内に誘導。

11月3日:遺産地域内の道路上に滞留、車両2台に突進、車両1台に接触。

11月8日:岩尾別で捕殺。

 

知床ヒグマ対策連絡会議

コメント (9)

「第23回森づくりワークキャンプ」開催報告

実施日:2018年10月30日(火)~11月3日(土)

知床の開拓跡地に原生の森と自然を取り戻すための取り組み『100平方メートル運動の森・トラスト』。運動の参加者の皆さんと現場スタッフが、共に森づくりに汗を流す「森づくりワークキャンプ」を10月30日~11月3日の日程で開催しました。

今回は、11名の皆さんにご参加いただき、森づくりに打ち込む5日間を過ごしました。

期間中、多少雨も降りましたが、大きな木の移植や2~3年後の植樹祭用のトドマツ苗木の掘り取り作業を行いました。どの作業も人数の力はやはり偉大です。スタッフ数人では、何日も掛かる作業も11名の皆さんの力でどんどんと進んでいきました。

今回ご参加いただいた皆さん、ほんとうにありがとうございました。長くて短い5日間、この日々の積み重ねが数百年先の未来の森へとつながっていきます。

続きを読む →

, コメント (0)

第22回「しれとこ森の集い(植樹祭)」開催報告

実施日:2018年10月21日(日)

10月の秋晴れの下、毎年恒例の「しれとこ森の集い」を開催しました。

地元斜里町や道内・本州から92名の方々にお集まりいただき、トドマツの苗木約150本を知床の大地へと植え付けました。

「森の集い」は、100平方メートル運動の参加者と斜里町民の皆さんを対象に毎年行っているイベントです。過去には、防鹿柵の中に森づくりで育てた広葉樹を植樹している時期もありましたが、ここ数年は、柵のない場所でシカに食べられない針葉樹(トドマツなど)の植樹を続けています。 

 

この日の午前中は、二手に分かれ、森の散策と子ども向けのプログラムを行いました。

ひとつは知床財団スタッフの案内で、昨年オープンした「森づくりの道」を歩きました。知床開拓の歴史や森づくりの様子を見ながらの散策です。

 

もうひとつは、子ども向けのコースで、今年は北海道環境財団のスタッフによる「子ども環境教室」や落ち葉を使った工作などを行いました。

 

10年後、20年後、この日植えた木々が、そして知床の森がどうなっているかをたまにでも思い出していただけることがあればうれしい限りです。

お集まりいただいた皆さん、ありがとうございました。
これからも知床の森づくりをよろしくお願いいたします。

(担当:松林)

 

コメント (0)

ブログ