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知床ウトロ学校4年生が森づくり作業を体験しました

実施日10月21日(水)

子どもたちと古い森を散策。

しれとこ100平方メートル運動の学習をしている知床ウトロ学校4年生は、6月の開拓小屋コースの散策に続き、この秋森づくり作業を体験しました。

先ずは、私たちが目指す森の姿を見るため、運動地に隣接する国有林の森を散策しました。その森は、針葉樹と広葉樹が程よく混ざる古い森です。開拓跡地にできた運動地の若い森も、かつてはこのような森だったと考えられています。子どもたちはミズナラやハリギリの大木に触れ、苔むしたトドマツの倒木を乗り越え、人の手が及んでいない森を体験しました。

 

森の中で出会った大きなミズナラ。

実りの秋を迎えた運動地の森では、ミズナラのドングリやナナカマドの赤い果実、シラカンバの果穂やケヤマハンノキの球果など、様々な広葉樹の種子を拾うことができます。その中でも子どもたちの人気を集めたのが、オオバボダイジュの実です。プロペラつきの実は、子どもたちの興味を引くのに抜群の効果があるようです。運動地の森の種子は、風や動物、そして子どもによって運ばれます。集めた種子はシカ柵コース内の森づくり作業地に蒔きました。そして、柵外ではトドマツの苗木を植えました。

子どもたちはいつの日か、木の生長を見に来ると約束してくれました。心のどこかで自然を思うその優しさは、地球規模の環境問題と向き合うこれからの時代の中で、きっと大きな力になるはずです。100平方メートル運動の森づくりは、子どもと自然を結ぶ架け橋になっています。

防鹿柵内の森づくり作業地に種を蒔きました。

オオバボダイジュの実。

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