活動報告BLOG

オオセグロカモメの卵の計測

オオセグロカモメの営巣の時期になってきました。ウトロ地区ではオオセグロカモメの営巣場所が住宅地に近く、建物の屋上などに巣を作ってしまうケースもあります。

建物の上で雛が孵ってしまうと糞の汚れや悪臭が問題となるため、雛が孵る前に役場の方で巣材や卵の撤去などの対策を行っています。

昨年は回収された卵をサンプルとしていただき、外部計測や重量計測、比重の計算、標本の作成などを行いました。

建物の屋根で営巣するオオセグロカモメ

 

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「第24回森づくりワークキャンプ・春」開催報告

実施日:2019年5月15日(水)~19日(日)

「第24回森づくりワークキャンプ・春」を開催しました。

期間中は好天に恵まれ、清々しい春の陽射しの中、森づくり作業ができました。

イベントの詳細は、地図と写真で物語を伝えるストーリーマップを活用してお伝え致します。

下記よりこの春の奮闘をぜひご覧ください!(別ウィンドウでページが開きます)

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知床ウトロ学校で毎年恒例、「クマ授業」を実施しました。

 今回は私たち知床財団スタッフだけでなく、今まで同校でクマ授業を受けてきた8年生も先生役になり授業を行いました。

 まずは1、2年生に8年生がクイズも交えて優しく教えます。

8年生が丁寧にヒグマの知識を説明。

元気いっぱいに答える1,2年生達。

 

 

  ヒグマと遭遇した時、どうしたらよいか実際に演じてみるロールプレイングも行いました。

  1、2年生たちは8年生の授業を熱心に聞いていました。

  大事なことはきちんと伝えつつも、みんな楽しく学んでもらえたと思います。

 

  次は知床財団スタッフによる3、4年生と5、6年生の授業です。

8年生の見事な授業を見て、私たちもプレッシャーを感じてスタート。

 

  私たちもスライドにクイズを交えながら実践しました。

  しかし、3年生以上となると何度もクマ授業を受けてきたベテランぞろい。

  どうやらクイズは簡単すぎたようです。

 

全員クイズの答えを即答!

 

 「もし、下校途中にヒグマと出会ったら?」、というシチュエーションを想定し、走らない・騒がない・近づかない、学校の先生に伝える等々、一連の行動をロールプレイングで復習しました。そして「間違えた行動をしている人がいたらどうする?」といった難しい課題も実践してもらいました。

 

「ヒグマへ不用意に近づいてはいけません!」着ぐるみアニエスも登場してロールプレイングを実施しました。

 

 知床で生活するヒグマの動画を見てもらったり、トランクキットにある頭骨標本にも触れてもらったりもしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 様々な動物が生活する知床に暮らす一人として、知床ウトロ学校の子どもたちが将来、人間とヒグマとの共存の道を導き出してくれると良いなと、未来の知床への期待が一層膨らんだ時間でした。

 

(担当:荒木)

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電気柵稼動中です

雪が解け春が訪れると、除雪の手間がなくなりほっとします。

しかし春になるとヒグマが冬眠から目覚めるため、今度は街を防御するための電気柵を稼働させるため大忙しになります。

斜里町ウトロ地区は山側に防鹿フェンスが設置されており、シカの侵入をある程度防いでいます。しかしヒグマは器用で木登りが上手なため、フェンスだけだと登って街中に入ってしまうかもしれません。そのため防鹿フェンスの外側に電気柵を付設し、ヒグマの侵入を防いでいます。

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母クマを捕殺された0歳ヒグマのその後

 今年に入って知床国立公園(斜里)で頻繁に目撃されていた亜成獣のヒグマ、DNA分析(*)の結果から、2018年11月に捕殺されたMKというヒグマの子であることが判明しました。

*DNA分析は北海道大学獣医学部との共同研究プロジェクトの一環で、知床半島のヒグマ個体群を調査するために実施されているものです。

 MKは人に対する警戒心が希薄で、残置された生ゴミを食べたり、ウトロ市街地内へ侵入したり、国立公園内の路上に滞留して車両に突進したりするなどの問題行動が見られたため、2018年11月に捕獲となったヒグマです。MKが連れていた当時0歳であった子グマ1頭は、問題となる行動がなく、捕獲しませんでした。MKの捕獲に至った詳細な経緯は下記リンクをご覧ください。

【知床ヒグマ対策連絡会議より発信】知床世界自然遺産地域内におけるヒグマの捕獲について(知床財団)

【知床ヒグマ対策連絡会議より発信】知床世界自然遺産地域内におけるヒグマの捕獲について(斜里町)

2018年に撮影されたMK親子



 この子グマは、0歳で独り残された後も、命を繋ぎ、冬眠して、こうして春に姿を現したということになります。しかしながら、GW中にはこのヒグマを見ようとする車が渋滞し、降車してこの子グマに接近する人が多数出る状況が発生しました。さらには、この子グマが投棄されていた紙ゴミを食べていたとの情報も寄せられました。状況としては、刻一刻と母グマと同じ運命を辿っているように感じてしまいます。


 投棄された紙ゴミを食べる子グマ

ヒグマ見物渋滞の様子

 

 


 この子グマは、MKというヒグマが残してくれたある種の問題提起だと捉えています。もし、知床国立公園を訪れた際にヒグマを見かけたら、どうか、下記のルールを守って下さい。よろしくお願い致します。

・降車してヒグマに接近しない。
・餌付けしない。
・ゴミを野外に捨てず、持ち帰る。

 少し話が変わりますが、北欧のスカンジナビアでも母グマを失った当歳子が生き延びた事例が下記リンク先の論文(英文)で報告されています。

On the age of self-sufficiency in Scandinavian brown bears

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