カテゴリー  お知らせ(ヒグマ)

【警戒情報】知床峠~羅臼湖入口間 (ヒグマ)

 8月9日(金)の昼頃と夕方18時頃の計2回、ヒグマが車のボディーを叩く事例が、国道334号(知床横断道路)の知床峠~羅臼湖入口間において発生しました。

※この区間の周辺を徒歩で歩いたり、自転車・バイクで通過する、車から降りるといった行為は大変危険です。

 道路脇にいるヒグマを見かけても、絶対に車から降りず、車内に留まってください! 

 知床峠から羅臼湖入口へ歩いて向かうのも当面は危険です。羅臼湖へ行きたい方は、路線バスを「羅臼湖入口」バス停まで利用するか、送迎付きのガイドツアー等をご利用下さい。

 

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【警戒情報】ヒグマによる飼い犬被害3例目が発生(羅臼町)

  2019年8月3日、羅臼町春日町において、屋外で飼っていた犬がヒグマに襲われる事案が発生しました。
  飼い犬がヒグマに襲撃される事案は、7月10日に海岸町、7月27日に峯浜町で発生しており、今回で今年3例目となります。
  被害は、同日正午頃に発生したものと思われ、夕刻になり事態が発覚しました。加害個体はまだ現場付近にいることが想定されたため、ハンターを招集して捕獲を試みましたが、捕獲には至りませんでした。
  今後も屋外で飼われている犬が襲撃される可能性が極めて高い状況にあり、町民に対しては最大限の注意を呼びかけております。

 加害個体については、発生状況から一連の飼い犬襲撃個体と同一である可能性が極めて高いですが、現在加害個体の特定を急いでいます。

 発生日時:2019年8月3日正午過ぎ

 場所:羅臼町春日町

 被害:飼い犬1頭

 加害個体:詳細不明(現場に残された糞からDNA分析用のサンプル採取、最速で分析中)

 

【8月5日 追加情報】

 DNA解析の結果、2019年8月3日(土)に発生した羅臼町春日町における飼い犬襲撃事件の加害個体は、2019年7月10日(水)海岸町及び7月27日(土)峯浜町で発生した飼い犬襲撃事件の加害個体と同じヒグマであったことが判明しました。

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【警戒情報】ヒグマによる飼い犬被害の再発生(羅臼町)

 2019年7月27日、羅臼町峯浜町において、屋外で飼っていた犬がヒグマによって襲われる事案が発生しました。同日午前9時頃に飼い犬がいなくなっているとの通報が入り、直ぐに役場職員と知床財団職員が現地調査を行い、付近の草藪から当該個体とみられるヒグマの唸り声を確認。直後にヒグマ(1頭)が逃走し、当該個体がいた草藪から犬の死骸が発見されました。ヒグマが逃げ込んだ森林を捜索しましたが、当該個体の再発見には至らず。現在、現場周辺にワナを設置し対応しています。

 羅臼町では7月10日にも飼い犬がヒグマに襲われる事案が発生しており、今年2例目となります。同一の個体であるかは現時点では未確認です。今回も糞を採取できており、DNA分析による個体確認を急いでいます。

広範な地域で飼い犬被害が再発する危険性が考えられることから、屋外で犬を飼育されている方は厳重な注意が必要な状況です。

 

発生日時:2019年7月27日 早朝(推定)

場   所:羅臼町峯浜町

被   害:飼い犬1頭

加害個体:詳細不明(現地で糞からDNA分析用のサンプルを採取、結果は最速で分析中)

なお、現地調査の際、知床財団職員がヒグマを発見して退避する途中に石浜で転倒し怪我を負いましたが、大事には至っておりません。

 


【7月31日 追加情報】

DNA解析の結果、2019年7月27日(土)に発生した羅臼町峯浜町における飼い犬襲撃事件の加害個体は、2019年7月10日(水)未明に同町海岸町で発生した飼い犬襲撃事件の加害個体と同じヒグマであったことが判明しました。

加害個体はオス成獣で、昨年8月1日にも同町海岸町で飼い犬を襲った経歴のあるヒグマです。今年は立て続けに2件の飼い犬襲撃事件を起こしました。オスのヒグマは、長距離を移動するため、今後標津町や斜里町で被害が発生することも予想されます。そのため、再発防止対策を検討しているところです。また、羅臼町・標津町・斜里町の住民の皆様におかれましては、下記チラシを配布し、注意を呼び掛けていきます。


羅臼町・標津町版  ヒグマによる犬襲撃事件を受けて、地域住民の皆様へ配布する注意喚起チラシ


 

*トップ画像はイメージ画像です。

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【警戒情報】ヒグマによる犬被害の発生(羅臼町)

 2019年7月10日、羅臼町海岸町において、屋外で飼っていた犬がヒグマによって襲撃される事案が発生しました。飼い主によれば、10日夜に犬がしきりに吠えていたが突然静かになった、翌朝に飼い主が確認すると、犬1頭がいなくなっており、現地に血痕を確認したとのことです。

 翌日(7/11)、通報を受けた役場職員と知床財団職員が現地を調査し、ヒグマの姿は確認できなかったものの、血痕をたどったところで行方不明の犬の毛を確認し、飼い犬はヒグマに食害された可能性が高いと判断されました。

 羅臼町では昨年も犬が食害されるという同様な事案が発生しています。今回と昨年の事案は同一のヒグマによるものの可能性が高いと考えています。広範な地域で飼い犬被害の再発の可能性が高く、屋外で犬を飼育されている方は特に厳重な注意が必要な状況です。

 

発生日時:2019年7月10日午後8~9時頃(推定)

場所       :羅臼町海岸町                                                                                                      

被害       :中型犬1頭

加害個体:不明(現地で糞からDNA分析用のサンプルを採取、結果は最速で分析中)

*トップページ画像はイメージ画像です。

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母クマを捕殺された0歳ヒグマのその後

 今年に入って知床国立公園(斜里)で頻繁に目撃されていた亜成獣のヒグマ、DNA分析(*)の結果から、2018年11月に捕殺されたMKというヒグマの子であることが判明しました。

*DNA分析は北海道大学獣医学部との共同研究プロジェクトの一環で、知床半島のヒグマ個体群を調査するために実施されているものです。

 MKは人に対する警戒心が希薄で、残置された生ゴミを食べたり、ウトロ市街地内へ侵入したり、国立公園内の路上に滞留して車両に突進したりするなどの問題行動が見られたため、2018年11月に捕獲となったヒグマです。MKが連れていた当時0歳であった子グマ1頭は、問題となる行動がなく、捕獲しませんでした。MKの捕獲に至った詳細な経緯は下記リンクをご覧ください。

【知床ヒグマ対策連絡会議より発信】知床世界自然遺産地域内におけるヒグマの捕獲について(知床財団)

【知床ヒグマ対策連絡会議より発信】知床世界自然遺産地域内におけるヒグマの捕獲について(斜里町)

2018年に撮影されたMK親子



 この子グマは、0歳で独り残された後も、命を繋ぎ、冬眠して、こうして春に姿を現したということになります。しかしながら、GW中にはこのヒグマを見ようとする車が渋滞し、降車してこの子グマに接近する人が多数出る状況が発生しました。さらには、この子グマが投棄されていた紙ゴミを食べていたとの情報も寄せられました。状況としては、刻一刻と母グマと同じ運命を辿っているように感じてしまいます。


 投棄された紙ゴミを食べる子グマ

ヒグマ見物渋滞の様子

 

 


 この子グマは、MKというヒグマが残してくれたある種の問題提起だと捉えています。もし、知床国立公園を訪れた際にヒグマを見かけたら、どうか、下記のルールを守って下さい。よろしくお願い致します。

・降車してヒグマに接近しない。
・餌付けしない。
・ゴミを野外に捨てず、持ち帰る。

 少し話が変わりますが、北欧のスカンジナビアでも母グマを失った当歳子が生き延びた事例が下記リンク先の論文(英文)で報告されています。

On the age of self-sufficiency in Scandinavian brown bears

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