活動報告BLOG

知床自然教室Web集会を開催しました 

9/12(日)、知床自然教室Web集会を開催しました。

 知床自然教室は「しれとこ100平方メートル運動」の参加者のお子さんを対象に、知床の自然や森づくりを体験してもらうキャンプ事業です。昨年と今年は2年連続で新型コロナウイルス感染拡大によって開催が中止となりました。そこで、知床に来ることができなくても子供たち同士がつながれる企画として、知床自然教室Web集会を開催しました。全国各地の参加者14名と指導員12名が画面を通じて再会することができ、久しぶりに見る子供たちはみな笑顔で安心しました。

 Web集会では今年のポンホロ(キャンプ地)の様子の動画を鑑賞したり、子供たちの近況を報告しあったりして、お互いに会えなかった時間をほんの少しだけ埋め合わせすることできました。最後に、自然教室が開催されなかった2年間に高校3年生となった3名には、最終学年で参加できなかった代わりに、指導員らで事前に用意した寄せ書きを贈りました。
 スタッフ一同、来年こそは知床自然教室が開催できることを願っております。

 

 

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「斜里っ子自然教室」を開催しました。

9/5(日)、斜里町在住の元気な児童17名を対象に日帰り自然体験活動「斜里っ子自然教室」を開催しました。
活動内容は、森の散策や自然の素材を活かした工作、その他野外調理など、キャンプならではのアクティビティを行いました。キャンプ初体験の子も経験豊富な指導員のもと、火のおこし方やタープ張りにチャレンジして、基礎的な技術を身につけました。また、子どもたちは活動を通して、野生動物や植生に配慮する大切さも学びました。

初の炊飯も大成功。

木工ではバードコールを作りました。

withコロナの時代においても、子どもたちに自然の神秘に触れる機会を提供したい。そんな思いから今回の自然体験活動を開催しました。今後も私たち知床財団は、地域の大人と連携して、子どもたちがのびのびと自然体験できる場を創出していきます。

なお実施にあたり、新型コロナウィルスの予防対策を徹底することができたのは、参加者ご家族のご理解とご協力の賜です。この場を借りて御礼申し上げます。

知床の森に子どもたちの元気な声が響きました

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幌別川での釣りは2021年8月23日(月)より一時全面自粛となります。

幌別川河口とその周辺海岸では、ヒグマと釣り人との間にトラブルが度々発生していました。しかし、2016年9月より、「幌別の釣りを守る会」がヒグマとの軋轢防止、事故防止のためのルール、ホロベツルールの徹底を呼び掛けることで、釣りをすることが可能となっていました。

 

しかし2021年は、ルールの周知徹底のためにこれまで実施していた腕章システムを、新型コロナウイルス感染防止のために休止せざるを得ず、さらに幌別川を初めて訪れる方も特に多かったため、ルールの周知や監視が十分に行うことができず、ルールが遵守されない状況が度々発生しました。

 

この状態が続くと、ヒグマとの軋轢や人身事故が発生する可能性が高いと判断した、幌別の釣りを守る会から関係機関に対し、幌別川での釣りの一時全面自粛が要請されました。

https://www.facebook.com/horobetsu.anglers/

 

 

これを受け、2021年8月17日に実施した関係機関での協議の結果、幌別川河口周辺での釣りを2021年8月23日(月)午前0時より全面自粛とすることが決定しました。解除の時期については現段階で未定です。

 

2021年8月19日追加

 

なお、9月上旬頃に関係機関で、今後の方針などについて再度協議を行う予定です。

 

自粛開始までの期間においても、ホロベツルールを遵守するようにお願いします。

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幌別川河口のサケマス釣り ~2021年の状況~ Ver.2

 2021年7月21日に更新したブログ「幌別川河口のサケマス釣り~2021年の状況~」については、説明不足な部分があり、誤解を招くような表現となってしまったことをお詫びいたします。あらためて本ブログにて上記ブログを補足し、再度幌別川河口の状況を説明させていただきます。

 

<幌別川とその周辺について>

 世界自然遺産地域にも指定されている知床国立公園の、斜里町側入口に位置するこの幌別川には、8月以降、カラフトマスやシロザケが遡上し、ヒグマは採食のため河川周辺に頻繁に現れます。同様に釣り人もマスやサケを狙って毎年大勢が訪れます。そのため、これまで釣り人とヒグマとの間には様々なトラブルが少なからずありました。しかし、この場所は地元漁業者の漁業活動の場であり、地域住民が生活しているウトロ地区と接している場所でもあります。少し歩けば住宅や飲食店があり、宿泊施設もあります。そのため幌別川で起こるヒグマに関するトラブルは、地域住民を危険にさらすことにも直結し、トラブルの原因となった特定のヒグマを捕殺せざるを得ない状況になることもありました。

(過去の経緯はこちらのリンク先にまとめています↓)

幌別川河口のサケ釣りの現状と経緯(2020年9月25日発信)

 

<クマ対策について>

 上記のリンク先でも記していますが、事故やトラブルを防止するためには、釣り人が皆ヒグマのことを理解し、ルールを守ることが必要であるとの考え方に基づいて、釣り人有志による「幌別の釣りを守る会」が2016年に発足しました。その後は会の活動もあり、大きな問題が起こることなく、多くの釣り人が幌別で釣りを楽しむことが出来ました。

(幌別のクマ対策や幌別の釣りを守る会について掲載しています↓)

「クマ対策~幌別川の現場から~」(SEEDS:2017年冬発行)

 

 しかし2020年には、ルールを守らなかった一部の釣り人により、1頭のヒグマが人から魚を奪うことを学習してしまいました。当該ヒグマはその後危険な行動を繰り返したため捕殺されましたが、問題個体の捕殺はその場しのぎの対症療法でしかなく、問題の根本的な解決には至りません。幌別の釣りを守る会が発足する2016年以前も、釣り人の釣魚を奪ったり、捨てられた魚の内臓に餌付いたり、置いていた荷物を漁っておにぎりやパンを食べるなどの問題を起こしたヒグマが何頭も捕殺されてきました。しかし、人から食べ物を得ることを学習した危険なヒグマを実際に捕殺するのは、釣り人ではなく、私たちヒグマ対策員です。ヒグマを捕殺する作業は、かなりの危険を伴います。私たちも、出来ればこのような危険なヒグマを相手にしたくはありません。

(2020年に幌別川で捕殺したヒグマについて記しています↓)

【スタッフのつぶやき】幌別川でのヒグマの捕殺を受けて(2020年8月26日発信)

 

<2021年について>

 2021年の幌別川周辺では、昨年に引き続き、人為的なごみに餌付いてしまったヒグマを含む多数のヒグマが活動しており、非常にリスクの高い場所となっています。釣りをする場合は、以下のルールを必ず守ってください。

 

1.ヒグマ出現時は、全ての荷物と魚を持って避難する

2.速やかな避難のために・・・

 ・釣った魚はすぐにネット等に入れる

 ・荷物は少なくし、魚と共に常に手の届く距離で管理する

 ・釣魚は一度に運べる本数に自制する

3.釣った魚は解体せず、全て持ち帰る

この画像は2021年8月10日に追加しました。

この画像は2021年8月12日に追加しました。

 

 昨年に引き続き2021年も、ゴミに餌付いた特定の要注意ヒグマの幌別周辺での活動が確認されています。特に国立公園側(右岸側)での釣りは、背後から急にヒグマが出てきて更に危険なため、2021年については、幌別の釣りを守る会と関係機関(環境省、北海道森林管理局、北海道、斜里町、知床財団)が協議した結果、幌別川河口よりも国立公園側(右岸側)の海岸での釣りは自粛という判断になりました。

<知床でのサケ・マス釣りについて>

 知床国立公園には知床半島の中でも特に多くのヒグマが生息しています。その高密度生息域内でマスやサケが遡上する数少ない河川のひとつが幌別川です。今年その幌別川を利用すると予想されるヒグマは、我々が個体識別できている分だけでも計26頭います。毎年必ず複数頭のヒグマが幌別川を餌場として利用しているという事実を、どうかご理解ください。また、サケやマスはヒグマにとって非常に魅力的な食物のひとつです。ヒグマが高密度に生息する地域で、ヒグマがサケやマスを求めて河口に集まる時期に、サケやマスを手にするという事は、登山や散策といった他のレジャーアクティビティとは圧倒的にリスクが異なります。釣った魚の管理や、すぐに避難できる体制を維持するなど、前述のルールを守らなければならない理由はそのためです。

<知床に関わる方たちへ>

 今回は釣りについて取り上げましたが、他のレジャー等についても、利用者(来訪者)や地域住民の方に起因するヒグマとの軋轢や危険事例が多数確認されています。野外にゴミを投棄しないことや、運転中にヒグマを見かけても車から降りない、近づかない、渋滞を起こさない配慮など、守っていただきたいマナーがあります。このようなことについても日々、ビジターセンターや私たちのブログ、SNS等を通じて、時には関係機関と協力して課題の発信と利用マナーの普及啓発に努めているところです。皆様どうかご協力をお願い致します。

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(知床のひぐまホームページ↓)

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知床自然愛護少年団「夏のデイキャンプ」

斜里町ウトロの子どもたちが参加する知床自然愛護少年団の活動が7月25日(日)に行われました。

愛護少年団は、地元の大人や学校の先生が主体となって、子どもたちに自然の中で安全に楽しく遊ぶ知識や技術を伝える活動をしています。私たち知床財団は、地域の自然環境教育に貢献するため、愛護少年団の活動をサポートしています。

今回の活動は、近隣の海岸でデイキャンプを行いました。新型コロナウィルスの感染防止対策のため日帰りイベントになりましが、知床の短い夏を満喫するため、総勢22名の子どもが参加しました。

連日夏日が続く知床ですが、海岸には多くの危険が潜むため、子どもたちが海で遊べる機会は多くありません。そのため、地元の大人たちに見守られながら海岸で遊ぶことは、知床で生活する子どもたちにとって貴重な機会になります。
活動内容は、シュノーケリングとシーカヤックです。どちらも知床の豊かな海を体験できるアクティビティです。子どもたちは、経験豊富な指導員の下、海の生物を観察したり、自らの手で船をこぎ夏のオホーツク海を航行しました。また海岸では、火おこしやスイカ割りにチャレンジして、夏ならではの遊びを日が暮れるまで楽しみました。

ベテランダイバーによるシュノーケリングの指導

穏やかなオホーツク海。絶好のシーカヤック日和でした。

大盛り上がりのスイカ割り!みんなで旬のスイカをいただきました

 

今回の活動を通して、子どもたちは海で安全に遊ぶ知識や技術を身につけました。私たち知床財団は、地元の子どもたちと知床の自然を結ぶ活動をこれからも応援していきます!

 

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