R5年度 ふるさと体験教室『知床Kids』
ふるさと体験教室『知床Kids』(以下、知床Kids)は羅臼町事業として1991年からスタートし、現在は羅臼町教育委員会が主体で、環境省と知床財団が協力して実施しています。羅臼町の子どもたち(小学4~6年生)を対象に、郷土の自然を楽しみながら学習し、郷土・自然を愛する心を育てることを目的にしています。
2023年度の知床Kidsは、羅臼の自然や歴史・文化を知ることを学習目標に、8回の学習プログラムで構成し実施されました(下記参照)。知床財団はスタッフとして子どもたちの学習を見守り手伝い、講師として「シャチ・バードウォッチング」の解説を努めました。
知床では縄文時代の遺跡が見つかっており、人と自然が長らく共存してきた地域です。知床Kidsでは、その身近にある自然や紡いできた歴史に触れ、その知見を次世代に繋いでいくことができる教育の場であり、思い出を作る場でもあります。
8回目の「冬の生き物観察」で今年度の知床Kidsは閉級式を迎えましたが、今後も知床財団は羅臼町・環境省と協力し、『知床Kids』に携わっていきたいと思っています。
<2023年度 知床Kids学習プログラム>
① 5月「開級式」「シャチ・バードウォッチング」
② 7月「チャシコツ海岸観察会」知床自然愛護少年団(ウトロ)との交流プログラム
③ 8月「キャンププログラム」←中止
④ 9月「漁港の町、羅臼を知りつくそう」
⑤ 11月「アイヌ民族のむかしの遊び」
⑥ 12月「こまぐさ学級の異世代交流餅つき体験」
⑦ 1月「鹿肉料理教室」
⑧ 2月「冬の生き物観察」「閉級式」
※「冬の生き物観察」では、ダイキン寄贈品スノーシューを使用。