カテゴリー  普及

知床ウトロ学校で毎年恒例、「クマ授業」を実施しました。

 今回は私たち知床財団スタッフだけでなく、今まで同校でクマ授業を受けてきた8年生も先生役になり授業を行いました。

 まずは1、2年生に8年生がクイズも交えて優しく教えます。

8年生が丁寧にヒグマの知識を説明。

元気いっぱいに答える1,2年生達。

 

 

  ヒグマと遭遇した時、どうしたらよいか実際に演じてみるロールプレイングも行いました。

  1、2年生たちは8年生の授業を熱心に聞いていました。

  大事なことはきちんと伝えつつも、みんな楽しく学んでもらえたと思います。

 

  次は知床財団スタッフによる3、4年生と5、6年生の授業です。

8年生の見事な授業を見て、私たちもプレッシャーを感じてスタート。

 

  私たちもスライドにクイズを交えながら実践しました。

  しかし、3年生以上となると何度もクマ授業を受けてきたベテランぞろい。

  どうやらクイズは簡単すぎたようです。

 

全員クイズの答えを即答!

 

 「もし、下校途中にヒグマと出会ったら?」、というシチュエーションを想定し、走らない・騒がない・近づかない、学校の先生に伝える等々、一連の行動をロールプレイングで復習しました。そして「間違えた行動をしている人がいたらどうする?」といった難しい課題も実践してもらいました。

 

「ヒグマへ不用意に近づいてはいけません!」着ぐるみアニエスも登場してロールプレイングを実施しました。

 

 知床で生活するヒグマの動画を見てもらったり、トランクキットにある頭骨標本にも触れてもらったりもしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 様々な動物が生活する知床に暮らす一人として、知床ウトロ学校の子どもたちが将来、人間とヒグマとの共存の道を導き出してくれると良いなと、未来の知床への期待が一層膨らんだ時間でした。

 

(担当:荒木)

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クマ端会議を開催しました。

開催日:2019年2月1日(金)@ウトロ、2019年2月2日(土)@斜里市街地


地元住民の方々とヒグマについてざっくばらんに語り合う井戸端会議、その名も「クマ端会議」を開催しました。
ウトロ地区では今年で6年目、斜里市街地では2年目となる「クマ端会議」は、昨年のヒグマの動向をお伝えしながら、クマに関する素朴な疑問や意見を地元の皆さんと共有し、一緒に知床のヒグマを考えていくことを目指して行っています。

会議といっても、雰囲気はとてものんびりです。皆でお茶とお菓子を味わいながら話し合います。

 

ヒグマの頭蓋骨はこっち。

この骨は何でしょう? ヒントは今年の干支です

ヒグマには開けられない仕組みを備えたゴミステーション

2月1日でウトロでおこなった回では、クラウドファウンディングで呼びかけていた「ヒグマと共存するためのゴミステーション」の実物をご紹介しました。(詳しくはこちら

2月2日の斜里市街地の回では、電気柵を使用してクマ対策をおこなっている農家さんから実情や問題点をお聞きしたり、山菜採りでクマに遭遇した方のエピソードなども飛び出しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2018年に知床財団に寄せられたヒグマの目撃数は1617件。過去2番目に多い件数となりました。ヒグマはどんなところで多く目撃されたのか、知床財団はどんな対応をしていたのか。私たち人間側にできることはなにか。「クマ端会議」は、そんな実情を地元の方に直接お伝えできる大切な機会です。また、地元の方々の率直な意見を聞き、疑問や不安を共有する中で、ヒグマと人が共に暮らしていけるよう、これからも「クマ端会議」を続けていきたいと考えています。

 

(担当:川村)

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きたネット北海道環境活動フォーラム2018「都市のクマとヒト」に参加しました

NPO法人北海道市民環境ネットワークが主催する、きたネット北海道環境活動フォーラム2018「都市のクマとヒト」が札幌市のエルプラザで12/8に開催されました。そこで私たち知床財団もパネルディスカッションと分科会にて知床での取り組みについて発表してきました。

https://blog.goo.ne.jp/kitanet-staff

パネルディスカッションでは、ヒグマが高密度に生息している知床で40年近く前から子供たちとキャンプを行っている「知床自然教室」について発表しました。高密度にヒグマが生息する場所で私たちが子供たちと実際どのようにヒグマ対策を実践しているのかを具体的に紹介し、今までヒグマとの至近距離での遭遇や事故はゼロである現状を伝えました。

知床自然教室では、ヒグマが出没した際には迅速に対応できる体制が整っていること、そして子供たち一人一人がルールをしっかり守ることの二段構えがあってこそヒグマとの至近距離での遭遇を防げていると私は思っています。

 

 

 

 

 

 

 

また、分科会Bの森林保全のパートでは、知床の森づくりの活動報告も行いました。しれとこ100平方メートル運動地での森づくりのこれまでの取り組みと、未来へ繋げる森づくりのこれからについての思いを語りました。

今回のフォーラムではヒグマの専門家だけでなく、札幌近郊のビジターセンターや環境教育施設のスタッフ、多くの学生も参加しており、分科会および全体交流会でも活発な意見を交わすことが出来ました。全プログラムを通じ、登壇者含め200名という過去最大の来場者数であったことからも、多くの人たちがヒグマやそれを取り巻く環境について高い意識を持っていると感じました。

フォーラムの様子は、TVニュースや新聞にも大きく取り上げていただきました。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/261639

知床と札幌は遠く離れていますが、同じ北海道。自然豊かな知床も、北海道を代表する大都市札幌も、その周辺にヒグマが生活している事実は一緒です。私たち一人一人がどの様な「ヒグマ観」を持ち、行政がどの様な具体的対策をしていくか、今一度共に考えたいテーマです。

(担当:片山)

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東京農業大学でヒグマトランクキット授業を行いました。

実施日:2018年11月28日(水)
東京農業大学のオホーツクキャンパスにて、ヒグマ学習貸貸出教材「ヒグマトランクキット」についての授業を行いました。
私たちが年に数回地元の学校で実施している「クマ授業」はヒグマの生態や対処法を教える授業ですが、今回はそれとは違い、学芸員を目指す学生さん達に向けてヒグマトランクキットの内容や活用方法を紹介する授業です。
学生さん達にはトランクキットに入っている本物の頭骨や毛皮、糞の内容物を実際に触れて見てもらうとともに、ヒグマの生態や人とヒグマとの共存についての見識も深めてもらいました。

将来、自然や文化を研究し、人々に伝える側になる彼らに「伝える仕事」や「伝えるツール」の大切さが伝わっていれば嬉しいです。

(担当:田中)

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エゾシカ料理教室を開催しました

開催日:2018年11月13日(火)

環境省主催の住民講座第2回として、今回は釧路のフレンチレストラン「イオマンテ」のシェフである舟﨑氏を講師にお迎えし、「エゾシカ料理教室」を開催しました。
メインメニューは斜里産エゾシカ肉のメンチカツバーガと、斜里産の人参を使った人参ケーキ。
17名と多くの方にご参加いただき、皆様、プロの技に聞き入りながら、エゾシカ肉と人参に舌鼓を打っていました。

エゾシカは知床の生態系の大事な一部である一方で、増えすぎて森の生態系に影響を及ぼしているため、現在捕獲事業も行われています。今回は、そのエゾシカをただ取るだけではなく有効活用のひとつとして料理教室を開催しました。
昨今はジビエとしても流通しているエゾシカ肉ですが、私たちの食卓に乗るにはまだまだ馴染みのないものです。これを機にシカ肉の美味しさを再認識していただき、普段の料理にも気軽に使っていただければいいなと思います。

(担当:田中)

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