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知床ウトロ学校で「環境と観光」の授業を行いました

4月16日(金)、知床ウトロ学校で「環境と観光」について考えるための授業を行ってきました。

知床が世界自然遺産としてすばらしい自然を有する一方で、観光地として抱える課題があることを伝える内容です。

対象の5年生は男子が大半を占めるクラスとあって、元気いっぱいに盛り上がる授業となりました。

 

まずは世界自然遺産知床の環境をおさらいすることから始め、

多くの人が訪れる観光地だからこそ自然と人との間で問題が起きていること、

生活の身近なところでも野生動物被害があること、

そういった問題を防ぐための取り組みがあること、などについて順番に話をしていきました。

 

最後は、知床財団が制作したヒグマに関する普及啓発動画「~B☆Bが教える~ヒグマに出会ったときのスリーアウト」を見てもらいました。

(B☆Bの「アウトー!」の声が気に入ったようで、「もう一度見たい!」というリクエストの声まで!)

 

知床に住む児童たちらしく、ここに生息・生育している動植物や、ヒグマと人の間で起きる問題についての理解度は高く、さすがウトロっ子!と感心しました。

私たちが行っているヒグマ授業の内容もしっかり頭に入っているようで、嬉しく思います。

また、知床の有する自然環境が世界的にも珍しいものであることを伝えると、一部の児童は驚いていたようです。

知床が抱える問題についても理解しつつ、自分たちの住む地域をより大事に思ってくれるようになれば、それ以上に嬉しいことはありません。

今後もこのような場で、知床の魅力や課題、それに対応するための取り組みを伝えていきたいと思います。

(担当:近藤)

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B☆Bとクマ授業

2月20日、北海道日本ハムファイターズのマスコットB☆Bと一緒にモエレ沼公園ガラスのピラミッドの中でクマ授業を行いました。

なぜB☆Bと? と思った皆さん、思い出してください。B☆Bが行う地域貢献プロジェクト「The HOME~B☆Bみらい大志プロジェクト~」の初年度(2019年度)に斜里町が選ばれたことを!

そして知床財団が制作したヒグマに関する普及啓発動画「~B☆Bが教える~ヒグマに出会ったときのスリーアウト」にご協力いただいたことを!!

今回はそのご縁で、北海道日本ハムファイターズが新たに取り組むプロジェクト「EZOlogical」のキックオフイベントにお声掛けいただきました。光栄ですね。

たくさんのご応募の中から当選した50名の皆様に対し、ヒグマの生態や、ヒグマと出会わないようにするにはどうしたらいいのか、ヒグマとうまく付き合っていくにはどうしたらいいのか、などなどについてB☆Bにお手伝いいただきながらお話しし、楽しく授業が進みました。

B☆B、(話せないのに)アドリブでいろいろ無茶振りしてすいません。

ヒグマやその他の野生動物と上手に暮らしていくためには、私たち人間がまずは彼らのことを知り、適切な行動をとることが大事だと思います。今後もより多くの道民の方たちと一緒にそのことを考えていく機会として「EZOlogical」に貢献できれば幸いです。

因みに、B☆Bの好物は「チョコ」、イベント前夜のお食事は「カレーライス」だったそうです。

そう、ヒグマはなんでも食べる雑食ですよね。

(担当:岡本)

■日本ハムファイターズ球団ニュースリリース
https://www.fighters.co.jp/news/detail/00003061.html

■B☆Bブログ
https://www.bbthehome.com/sc/20210220213955/

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知床ディスタンス!キャンペーン~ニンゲンもクマも距離感が大切~

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い「ソーシャルディスタンス(social distance)」という言葉をニュースなどで目にする機会が多い昨今ですが、知床ではある「ディスタンス」が課題となっていることをご存知でしょうか?

 

それは、人と野生動物の距離(ディスタンス)です。

 

ヒグマなどの野生動物が生息する知床では、観光客が野生動物をより間近で観察・撮影するため、動物との距離を気にせず不用意に近づいてしまう、車から降りてしまう、といった危険な事例が絶えません。

https://www.shiretoko.or.jp/report/2020/07/5228.html

これらは人身事故の危険性だけではなく、野生動物の人慣れを助長してしまうことで、野生動物の生態をかく乱してしまうことに繋がります。

 

こういった人と野生動物とのディスタンスの課題を解決するため、7月より「知床ディスタンス!キャンペーン」を開始しました。

https://brownbear.shiretoko.or.jp/

キャンペーンでは、野生動物との正しい距離感「知床ディスタンス(ヒグマは50m以上、エゾシカは30m以上距離をおく)」をご理解いただくため、知床の各ビジターセンターにてディスタンスカードを配布しています。

 

野生動物との距離感を測ることができる知床ディスタンスカード。デザインはカナダの国立公園を管理する政府機関Parks Canadaで発行している対策カードから着想を得ている(Parks Canada公認)

腕を伸ばしてカード右面の窓枠を通して対象動物を見ると、ヒグマは50m以上(左窓)、エゾシカは30m以上(右窓)離れているかを確認できる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9/19~9/22の連休期間中は、道の駅うとろ・シリエトクにてキャンペーンイベントを開催しました。

キャンペーンを共同で運営する関係団体と協力してキャンペーングッズの配布を行ったほか、会場へお越しいただいた方にディスタンスカードを体験していただきました。

 

 

 

ディスタンスカードを使ってヒグマ(奥の赤いパネル)との距離を測る様子。

残暑を感じさせる暑さの中、会場にはヒグマの「アニエス」が登場。

警察の1日署長キャンペーンとのコラボレーション。イベントでは警察の方々にもご協力いただき、運転中に野生動物を見かけても「車から降りない」ことを広く呼びかけました。1日署長は斜里町出身のタレント多田萌加さん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビジターセンターでは引き続きディスタンスカードの配布を行っていますので、知床にお越しになる際は是非お立ち寄りいただき、カードを手に取って観光にお出かけください。

 

ニンゲンもクマも距離感が大切

 

知床の野生動物が野生であり続けるために、

野生動物とニンゲンが知床で在り続けるために、

ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。

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不法投棄が絶えぬ世界遺産Part2

2020年5月に「不法投棄が絶えぬ世界遺産」というタイトルでブログを書きましたが、今回はその続編です。

相変わらずゴミの不法投棄(ポイ捨て)が無くなりません、それどころか増えている印象です。

はっきり言うと、めちゃくちゃです。

全てを紹介すると、キリがないため、ピックアップしたものを時系列で紹介します。

 

(1)2020年7月26日

   場所:岩尾別温泉道路

   投棄物:茹でたエビの殻


茹でたエビの殻。


 

(2)2020年8月11日

   場所:フンベ川周辺

   投棄物:中身の入った納豆、釣り餌・ペットボトル、たばこの吸い殻

 

釣り餌。

中身の入った納豆。


 

(3)2020年8月22日

   場所:知床横断道路

   投棄物:チャーハン、バナナの皮、ジュース、タバコなど


チャーハン、バナナの皮など。


 

(4)2020年8月25日

   場所:金山川周辺

   投棄物:カップめんの容器、ペットボトル、缶

カップ麺の容器。

回収したゴミ(45Lゴミ袋4つ分あった)。


 

(5)2020年8月26日

   場所:岩尾別温泉道路

   投棄物:食品包装紙やペットボトルなど

食品包装紙やペットボトルが散乱。


 

(6)2020年8月28日

   場所:オチカバケ川周辺

   投棄物:腐った釣り餌、中身の入ったジュース、ビール缶、タバコなど

腐った釣り餌、中身の入ったジュース

ビール、タバコなど。

回収したゴミ(45Lのゴミ袋4つ分あった)。


(7)2020年8月30日

   場所:知床国立公園内、自然センターから五湖へ向かう道路上

   投棄物:おにぎり

投棄されたおにぎり。


 

(8)2020年9月3日

   場所:フンベ川、三段の滝、遠音別川

   投棄物:中身の入った納豆、釣り餌・ペットボトル、たばこの吸い殻、マスの内臓(※釣った人に注意をして回収してもらった)

マスの内臓。川の中に捨てられていたため一カ所に集めた様子。

45Lゴミ袋5つ分。


ゴミの投棄は、ヒグマをはじめとした野生動物への餌付けです。

そもそも野生動物がいるいないに関わらず、犯罪です。

ヒグマが餌付けば、人身事故につながり、最悪命を落とす人が出てきてしまいます。

その場合、ヒグマは駆除されるでしょう。

そして、利用者のモラルが改善されなければ、今後もこの繰り返しです。

これが世界自然遺産なのでしょうか。

(知床財団 村上)

 

 

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8月18日硫黄山登山道において、ヒグマが荷物を物色する事例が発生しました。

2020年8月18日、硫黄山登山道において、利用者が一時的に残置した荷物(ザック)をヒグマに物色される事例が発生しました。

 

知床は高密度にヒグマが生息する場所です。

このような場所で荷物を残置してしまうと、ヒグマやキタキツネを誘引してしまいます。

そして、ヒグマが荷物の食料に餌付いてしまうと、全ての人が危険にさらされます。

登山をされる方は必ず以下を守ってください。

〇休憩の間も荷物からは目を離さずに行動すること

〇ゴミは必ず持ち帰ること

 

 

 

また、フードロッカーに荷物のデポや生ゴミを放置するのはやめてください。

フードロッカーは、利用者の食べ物をヒグマやキツネなどの野生動物から守るために設置されたものです。

フードロッカー


頂上を目指す際にザックをデポ、生ゴミを入れて放置、携帯トイレを入れるなどの迷惑行為はしないでください。

本来の正しい目的で使用したい人達が利用できなくなってしまいます。

ルールを守ってご利用ください。

 

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