大阪・関西万博に出展
6月5日、大阪・関西万博のEXPOホール(シャインハット)にて開催されたイベント「千の自然 千の時間 ー私たちと世界自然遺産5地域ー」に出展しました。
本イベントは、白神山地、知床、小笠原諸島、屋久島、奄美大島・徳之島・沖縄島北部および西表島の5つの世界自然遺産地域が一堂に会し、自然と共に生きる文化や未来について語り合う、1日限りの特別な催しとなりました。
子どもたちによる作文の朗読、大型スクリーンでの自然映像の上映、アーティストによるパフォーマンス、さらには専門家を招いた国際シンポジウムなど、多彩なプログラムを通じて、「世界自然遺産の価値」を改めて見つめ直す機会となりました。
当財団は知床地域を代表して登壇し、知床の自然の魅力とともに、地域が直面している課題について紹介しました。発表では、ヒグマとの適切な距離感を視覚的に学べる「知床ディスタンスカード」を来場者に配布し、等身大のヒグマ横断幕を使って実際に距離を体感していただきました。対話を交えた参加型の講演となり、会場全体が一体感に包まれるひとときとなりました。
当日の登壇の様子は、以下のYouTubeリンクよりアーカイブ映像でご覧いただけます。
(知床の登壇時間:1:50:30~2:16:46)。
🔗 https://www.youtube.com/live/mR4VRR3yf4E
同会場内には、本イベントのために特別制作した知床の動植物や産業を紹介するパネルも展示もされました。5地域それぞれが各地域の特徴を反映した、個性あふれる展示空間となりました。
展示パネル前では国内外の多くの来場者と直接交流することができ、知床の自然の魅力を広く発信する貴重な機会となりました。特にヒグマに関する展示には高い関心が寄せられ、「ヒグマの生息頭数」や「地域とヒグマとの共生に向けた取り組み」などについて、多くのご質問や励ましのお言葉をいただきました。
このような国際的な場で出展の機会をいただけたことに、関係各位の皆様へ心より感謝申し上げます。今後もさまざまなイベントを通じて、知床の魅力と保全の重要性を広く伝えてまいります。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。