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31年ぶりのヒグマによる人身事故について

2017年10月9日に、知床半島(斜里町・羅臼町)では1986年以来31年ぶりとなる、ヒグマによる人身事故が発生しました。
事故現場は斜里町の朱円東地区。半島つけ根寄りの広大な畑作地帯の端の方で、最近観光地として有名になってきた「天に続く道」のすぐ近くです。

当初の一部報道では、「ハンター(地元の猟友会員男性)が親子グマの子グマの方を先に撃ってしまった結果、怒った母グマに逆襲されて負傷した」というような内容が流されていました。
しかし、関係する行政・研究機関・猟友会斜里分会・知床財団などで、現場も含めて詳しく調査した結果、まったく異なる状況であったことが判明しました。

DSC08116_事故現場cs


 

詳しくは、斜里町が事故直後に立ち上げた「ヒグマ人身事故対策本部」による下記の報告書をご覧ください。

171127WG資料_斜里町ヒグマ人身事故報告書

 

(担当:石名坂)

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平成29年度 北海道大学獣医学部の野外実習を行いました

今年度も、9月26~30日の期間、北海道大学獣医学部の野外実習を受け入れました。今回は獣医学部4年生14名の参加となりました。

昨年も書きましたが、この実習の目的は学生の皆さんに保全生態学と野生動物医学に関する知識と技術を習得してもらうことにあります。知識や技術の情報を一方的に教えるのではなく、学生の皆さんが自分達でテーマを決め、事前に調査の内容や対象の動植物について調べてきてもらっています。私達の役割は調査のフィールドを案内したりアドバイスをすることです。

学生の皆さんには3班に分かれてもらい、知床自然センター周辺のフィールドでそれぞれのテーマに沿った調査やサンプル収集をしてもらい、その後、実験室でサンプルの分析等を実施してもらいました。各班のテーマは次の通りです。

1班:ヒグマの糞と食性について

2班:キツネとネズミと寄生虫の関係

3班:エゾシカとダニと植生の関係

実際に学生の皆さんにブログ用のレポートを書いていただきましたので、続きをご覧ください。

注)マダニなど一部グロテスクな写真が含まれています。

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ウトロでオオハンゴンソウを除去しました

知床世界自然遺産地域の玄関口であるウトロ地区で、特定外来生物であるオオハンゴンソウの生育が確認されました。

オオハンゴンソウは繁殖力と生命力が強く、一度繁茂すれば根絶は困難であると言われています。

オオハンゴンソウが繁茂すれば他の植物の生育を阻害恐れがあり、世界遺産エリアに侵入しないよう食い止めねばなりません。

幸い、今回見つけたオオハンゴンソウの分布は局所的であり、2時間程度で目に付くすべての花を除去することができました。抜いた花は種を散布しないようビニール袋に入れて焼却処分にします。

オオハンゴンソウ除去02

ただ一回の除去作業では根や種が残ってしまい来年も復活する可能性があります。根絶するには何年もかけて除去を続けていく必要があります。一度侵入した外来生物を除去するのは、本当に大変なことなのです。

あなたの家の庭にも生えていませんか?

(担当:能勢)

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五湖にネコ?

昨日、知床五湖に向かう道路沿いで怪我をした生後2ヶ月程度の子猫を保護しました。

子猫は車とぶつかったのか、口と鼻から出血がありましたが、今は少し回復しています。

現在、自力では立てず意識もしっかりしていない状態ですが、生きようと頑張ってます。

ネコ02

しかし、なぜ五湖の近くに子猫がいたのでしょう。

近くに人家はなく、ノラネコがいるとは考えられません。

ということは誰かが逃がしたか、捨てた可能性が考えられます。

周りにヒグマ・キツネ・オジロワシがウヨウヨいる山に子猫を放せばどうなるか、放した人は想像しなかったのでしょうか。

猫や犬などの愛護動物を捨てる行為は動物愛護法によって禁止されており、100万円以下の罰金が科せられます。

動物を捨てるという行為を軽く考えないでください。決して許される行為ではありません。

(担当:能勢)

 

 

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北海道科学大学公開講座講師を務めました

 7月20日、北海道科学大学(札幌市)において、公開講座「外来種の侵入と生態系のバランス」の講師を務めました。アライグマやミンク、ウチダザリガニ、グッピー、カブトムシなど、知床周辺に既に侵入している外来種を紹介、その問題点などについてお話しました(担当増田)。

20170720_公開講座02_02

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