カテゴリー  ボランティア

第24回しれとこ森の集い(植樹祭)開催報告

全国各地から107名の参加者が集いました。

10月11日(日)秋晴れの下、毎年恒例の「森の集い(植樹祭)」を開催しました。
今年はコロナ禍の影響により、開催が危ぶまれましたが、社会情勢に適した形で感染予防対策を行い、無事に開催することができました。当日は107名もの参加者が集い、トドマツの苗木155本を植えることができました。そして植樹後は、森の散策や知床自然センターのイベントを通して、参加者の皆様と交流を深めることができました。

 

トドマツの苗木155本を植えることができました。

全国各地から駆けつけてくれた運動参加者の皆様、また運動の活動を支える各支部の皆様、そして日頃より篤い支援をいただいている各企業様、今年も知床にご参集いただき誠にありがとうございました。

100平方メートル運動の森づくりは、皆様に支えられながら着実に歩みを進めています!

 

 

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子どもたちが100平方メートル運動地に木を植えました!

実施日:9月25日(金)

事前にヒグマについて学び、植樹活動に臨みました。

斜里町の朝日小学校6年生が、100平方メートル運動地にトドマツの苗木を植えました。
朝日小学校では、知床の自然や斜里町の取り組みについて理解を深めるため、世界自然遺産と100平方メートル運動(以下運動)について学習してきました。今回の植樹活動もその学習の一環です。運動の森づくりに参加することで地元の子どもたちは、郷土の歴史を学び知床の自然を体験します。

朝日小学校の児童にとって知床世界自然遺産地域は、同じ町内とは言え、生活圏ではないため身近な場所ではありません。植樹活動を行う前に、森の中でヒグマに遭わないための歩き方や万が一遭遇してしまった時の対処法

植樹方法を学ぶ子どもたち。

などを事前に学習します。また、子どもたちの多くが初めての植樹体験です。土の感触や作業の難しさを味わいながら、小さなトドマツを植えました。

今回子どもたちが植えたトドマツの苗木は、2017年の秋に苗畑に移植して育てたものです。その時もボランティアさんの協力を得て移植作業を行いました。その苗木が今回、子どもたちの手によって植えられました。100平方メートル運動の森づくりは、苗木に託された人々の想いをバトンのように繋いで、森づくりを進めています。

 

みんなで協力してトドマツの苗木を植樹しました。

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100平方メートル運動の森と子どもたち

地元の知床ウトロ学校4年生が、地域の歴史と100平方メートル運動の取り組みを学ぶため、初夏の「森づくりの道・開拓小屋コース」を散策しました。

このコースは、開拓の歴史と100平方メートル運動の取り組みを伝える散策路として2017年にオープンしました。以来、環境学習や知床の自然を肌で感じられる自然体験の場として、多くの方に親しまれています。また近年、子どもたちの体験的な活動の場に最適であることから、ESD(持続可能な開発のための教育)を実践する教育機関が利用する機会も増えています。

このコースを歩くことで、40年前は畑だった地が人の手で守られ、再び豊かな森に戻っていく姿を見ることができます。子どもたちは、その自然の営みを見ることで、自然の脆さと力強さを学びます。また、知床の厳しい自然と肩を突き合わせて暮らした開拓当時の人々を知ることで、自然との共生について考え、社会と自然の繋がりを実感することができます。
このように、自然を大切に思う人々の寄付で守り育まれている運動地の森は、次世代の子どもたちにも大きな感動を与えています。

私たちは、多様な生命と不思議に満ちた自然が、子どもたちの柔軟な感性を刺激し、環境や人への思いやりを育むと信じています。それは、木を植え野生動物を守ることと同様に、社会や地球環境に好影響を及ぼすはずです。しかし今、地球規模の環境問題を解決するために変容が求められているのは、子どもたちだけではありません。私たち大人が、自然と子どもたちをつなげる架け橋になり、共に学び共に歩み、変化につながる行動を示すことが求められています。

100平方メートル運動地の森は、世代を超えて、人と自然のかかわり方を問いかけています。

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100平方メートル運動地 春の森づくり!

実施日:5/15(金),16(土),17(日)

100平方メートル運動の森づくりでは、毎年春に広葉樹を植樹しています。今年は、昨年間伐をしたアカエゾマツ造林地の中に広葉樹を植樹しました。運動地にあるアカエゾマツ造林地を知床本来の森に近づけるため、昨年から大規模な間伐を行っています。

間伐後のアカエゾマツ造林地。広葉樹林の近くに自然かく乱を模した四角いギャップをつくりました。ギャップ内の植生回復は種子散布により進行し、造林地内は徐々に樹種多様な環境へ変化します。

間伐後は徐々に植生が回復しますが、そこに広葉樹を植樹することで、植生の回復をさらに促進させることができます。しかし、エゾシカの生息地に広葉樹を植樹することは簡単ではありません。

エゾシカは広葉樹の枝葉や樹皮を食べるため、食べられないように工夫する必要があります。

まず、植樹に用いる苗木の樹冠はエゾシカが届かない高さにあることが重要です。また、エゾシカが好む樹種を植える場合は、樹皮を守るネットを巻くことで被食対策を万全にします。反面、エゾシカがあまり興味を示さない樹種もあるので、それらを取り入れることも一つの方法です。

このように広葉樹の植樹は手間がかかりますが、開拓跡地に自然を回復させる有効な手段として実践しています。

ミズナラに樹皮保護ネットを巻きました。ミズナラの樹皮は、エゾシカが積極的に食べるものではありませんが、稀に食べられてしまうため、念のため巻きます。確実に苗木を育てるためには、現在もエゾシカ対策は欠かせません。

例年は、森づくりを応援してくださる皆さまと一緒に植樹作業を行っています。しかし今年は、新型コロナウィルス拡大防止対策に伴い、少数の職員で植樹を実施しました。

100平方メートル運動の森づくりは、知床の自然を回復させると共に、自然を大切に想う人々が集い語らう場です。森づくりを通して感じたことをきっかけに、各々が地球環境に貢献するためにアクションを起こしています。そんなすてきな繋がりを増やすためにも、私たちはこれからも100平方メートル運動の取り組みや森づくりの魅力を広く共有したいと考えています。そして、知床の森で皆さんとお会いできる日を心から楽しみにしております!

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春の100平方メートル運動地

知床にもようやく春が訪れ、日に日に緑の濃さが目に見えて増していくような毎日です。

ただ、今年は、新型ウイルス感染拡大に伴い、森づくりワークキャンプやボランティアなど100平方メートル運動のイベントも開催できない状況となっており、昨日は、夏の知床自然教室も中止とする判断をさせていただきました。

そんな中でも季節は進んでいきます。

いつもお手伝いをしていただくボランティアの皆さんの
お力添えや何十年かぶりに自然教室の子どもたちの声の
ない夏がくることになってしまいましたが、これからも
たくさんの皆さんからのご支援をいただける場所であり
続けられるよう、今年も日々務めていきたと思います。

(担当:松林)

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