カテゴリー  ボランティア

「たまには山へ恩返しin知床」開催しました。

10月28、29日と11月5、6日の4日間をつかって
「たまには山へ恩返しin知床」プロジェクトを実施しました。
講師は、大雪山で日々登山道整備を行っている「山守隊」の3名。
山守隊の代表・岡崎様から「近自然工法」を教えていただきながらフレぺの滝遊歩道を整備しました。

ところで近自然工法とは…、
●自然に近い工法:自然界の構造物を理解し、その形を再現すること
●自然に近づける工法:施工後、生態系が復元し、自然が再生していくこと
ということだそうで、初めて聞く言葉や説明に初めは「???」となっていた私の頭でしたが、
「『生態系の底辺が住める環境を復元させれば、おのずと生態系のピラミッドが出来上がる』
という発想に基づいて考えます」
という岡崎さんの言葉を聞いた瞬間、なんだかとても面白そうな予感がして、早く現場へ出かけたくなりました。

 

作業を始める前にまずはレクチャーを聞く参加者の皆さん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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知床ウトロ学校4年生が森づくり作業を体験しました

実施日10月21日(水)

子どもたちと古い森を散策。

しれとこ100平方メートル運動の学習をしている知床ウトロ学校4年生は、6月の開拓小屋コースの散策に続き、この秋森づくり作業を体験しました。

先ずは、私たちが目指す森の姿を見るため、運動地に隣接する国有林の森を散策しました。その森は、針葉樹と広葉樹が程よく混ざる古い森です。開拓跡地にできた運動地の若い森も、かつてはこのような森だったと考えられています。子どもたちはミズナラやハリギリの大木に触れ、苔むしたトドマツの倒木を乗り越え、人の手が及んでいない森を体験しました。

 

森の中で出会った大きなミズナラ。

実りの秋を迎えた運動地の森では、ミズナラのドングリやナナカマドの赤い果実、シラカンバの果穂やケヤマハンノキの球果など、様々な広葉樹の種子を拾うことができます。その中でも子どもたちの人気を集めたのが、オオバボダイジュの実です。プロペラつきの実は、子どもたちの興味を引くのに抜群の効果があるようです。運動地の森の種子は、風や動物、そして子どもによって運ばれます。集めた種子はシカ柵コース内の森づくり作業地に蒔きました。そして、柵外ではトドマツの苗木を植えました。

子どもたちはいつの日か、木の生長を見に来ると約束してくれました。心のどこかで自然を思うその優しさは、地球規模の環境問題と向き合うこれからの時代の中で、きっと大きな力になるはずです。100平方メートル運動の森づくりは、子どもと自然を結ぶ架け橋になっています。

防鹿柵内の森づくり作業地に種を蒔きました。

オオバボダイジュの実。

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第24回しれとこ森の集い(植樹祭)開催報告

全国各地から107名の参加者が集いました。

10月11日(日)秋晴れの下、毎年恒例の「森の集い(植樹祭)」を開催しました。
今年はコロナ禍の影響により、開催が危ぶまれましたが、社会情勢に適した形で感染予防対策を行い、無事に開催することができました。当日は107名もの参加者が集い、トドマツの苗木155本を植えることができました。そして植樹後は、森の散策や知床自然センターのイベントを通して、参加者の皆様と交流を深めることができました。

 

トドマツの苗木155本を植えることができました。

全国各地から駆けつけてくれた運動参加者の皆様、また運動の活動を支える各支部の皆様、そして日頃より篤い支援をいただいている各企業様、今年も知床にご参集いただき誠にありがとうございました。

100平方メートル運動の森づくりは、皆様に支えられながら着実に歩みを進めています!

 

 

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子どもたちが100平方メートル運動地に木を植えました!

実施日:9月25日(金)

事前にヒグマについて学び、植樹活動に臨みました。

斜里町の朝日小学校6年生が、100平方メートル運動地にトドマツの苗木を植えました。
朝日小学校では、知床の自然や斜里町の取り組みについて理解を深めるため、世界自然遺産と100平方メートル運動(以下運動)について学習してきました。今回の植樹活動もその学習の一環です。運動の森づくりに参加することで地元の子どもたちは、郷土の歴史を学び知床の自然を体験します。

朝日小学校の児童にとって知床世界自然遺産地域は、同じ町内とは言え、生活圏ではないため身近な場所ではありません。植樹活動を行う前に、森の中でヒグマに遭わないための歩き方や万が一遭遇してしまった時の対処法

植樹方法を学ぶ子どもたち。

などを事前に学習します。また、子どもたちの多くが初めての植樹体験です。土の感触や作業の難しさを味わいながら、小さなトドマツを植えました。

今回子どもたちが植えたトドマツの苗木は、2017年の秋に苗畑に移植して育てたものです。その時もボランティアさんの協力を得て移植作業を行いました。その苗木が今回、子どもたちの手によって植えられました。100平方メートル運動の森づくりは、苗木に託された人々の想いをバトンのように繋いで、森づくりを進めています。

 

みんなで協力してトドマツの苗木を植樹しました。

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100平方メートル運動の森と子どもたち

地元の知床ウトロ学校4年生が、地域の歴史と100平方メートル運動の取り組みを学ぶため、初夏の「森づくりの道・開拓小屋コース」を散策しました。

このコースは、開拓の歴史と100平方メートル運動の取り組みを伝える散策路として2017年にオープンしました。以来、環境学習や知床の自然を肌で感じられる自然体験の場として、多くの方に親しまれています。また近年、子どもたちの体験的な活動の場に最適であることから、ESD(持続可能な開発のための教育)を実践する教育機関が利用する機会も増えています。

このコースを歩くことで、40年前は畑だった地が人の手で守られ、再び豊かな森に戻っていく姿を見ることができます。子どもたちは、その自然の営みを見ることで、自然の脆さと力強さを学びます。また、知床の厳しい自然と肩を突き合わせて暮らした開拓当時の人々を知ることで、自然との共生について考え、社会と自然の繋がりを実感することができます。
このように、自然を大切に思う人々の寄付で守り育まれている運動地の森は、次世代の子どもたちにも大きな感動を与えています。

私たちは、多様な生命と不思議に満ちた自然が、子どもたちの柔軟な感性を刺激し、環境や人への思いやりを育むと信じています。それは、木を植え野生動物を守ることと同様に、社会や地球環境に好影響を及ぼすはずです。しかし今、地球規模の環境問題を解決するために変容が求められているのは、子どもたちだけではありません。私たち大人が、自然と子どもたちをつなげる架け橋になり、共に学び共に歩み、変化につながる行動を示すことが求められています。

100平方メートル運動地の森は、世代を超えて、人と自然のかかわり方を問いかけています。

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