カテゴリー  野生動物の調査対策

冬眠から明けたヒグマの姿を初確認

知床(斜里町・国立公園外)でヒグマの姿を確認しました。知床で冬眠明けしたヒグマを確認したのは、今シーズン初です。

ヒグマの姿が確認されたのは斜里町の真鯉地区(斜里~ウトロの区間)です。鹿を捕獲するためのわなに仕掛けた自動撮影カメラに映りました。撮影されたのは単独のヒグマ、撮影日時は3月10日12時40分頃です。

年によって前後しますが、知床でヒグマが活動を開始するのは例年3~4月です。2018年の初ヒグマ情報は4月2日、2017年は3月17日、2016年は3月5日、2015年は3月12日でした。今年の初ヒグマ情報は、やや早いですが”平年並み”と言えます。

冬眠明けの順番は、単独個体→子連れメスと言われています。

これからの時期、野外で活動する際は、冬眠から明けているヒグマがいることを頭に入れておく必要があります。

ヒグマ対処法については、こちらを参照ください。

知床のヒグマに関する情報は、「知床情報玉手箱」「知床のひぐま」サイトで随時発信しています。


コメント (0)

北海道斜里町でヒグマと共存するためのゴミステーション設置を!

知床財団では、「北海道斜里町でヒグマと共存するためのゴミステーション設置を!」
というタイトルで、はじめての試みであるクラウドファンディング(寄付プロジェクト)を実施中です。

2019年1月末までの期間で、目標金額160万円、ウトロにヒグマ対策ゴミステーション3基を設置する資金を獲得することを目指しています。

詳細は下記プロジェクトURLを参照ください。
(ご寄付いただく方も下記からアクセスください)
———————————–
「北海道斜里町でヒグマと共存するためのゴミステーション設置を!」
https://readyfor.jp/projects/bearsafety
———————————–

斜里町ウトロには、すでに6基のクマ対策ゴミステーションが設置されていますが、まだまだ不足しています。そこで今回、クラウドファンディングを活用して、地域へのクマ対策ゴミステーションの拡充を図ろうというのがプロジェクトの狙いです。

クマ対策ゴミステーションが普及して、ゴミに餌付いて捕殺されるクマがいなくなる、そんなコミュニティーを作りたいと考えています。

 

 

 

コメント (0)

保護したエゾリスを放獣しました

先日、住宅地で動かないエゾリスがいると連絡を受け現場に向かいました。

住宅の駐車場の車の下でうずくまっているエゾリスを見つけましたが、たしかに動かないので網を使って保護しました。

どうやら低体温症のようだったので、とりあえず湯たんぽで加温。

しばらくすると・・・

箱の中で暴れ出すくらい元気になりました!

 

 

 

 

 

 

 

 

これくらい元気なら大丈夫だろうと思い、林の中で放獣。初めは警戒したり混乱したりしていましたが、すぐに林の奥に走っていきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

若そうな個体だったのでひょっとしたら今年生まれで、初めて迎える冬だったのかもしれません。

長い長い冬なので、無事に乗り越えられることを祈ってます。

(担当:能勢)

コメント (0)

野生生物と社会学会@九州大学でヒグマの話をしました

今年の第24回「野生生物と社会」学会大会は九州大学伊都キャンパスで開催されました。

そこで私達知床財団スタッフもテーマセッションとして、敷田教授(北陸先端科学技術大学院)と共同発表してきました。

 

今回のテーマは「知床国立公園における野生動物観光に対するICTの影響と課題」ということですが、簡単に言うと近年はスマートフォンの普及で野生動物の写真や情報がSNSで簡単に拡散されるようになり、それが人の動きに影響を与え、ひいては野生動物にも影響を与えている可能性がある、ということです。さらにざっくり言うと「インスタ映え」が野生動物に影響を与えているかもしれない、ということです。今回はSNSに投稿され拡散されている知床のヒグマの情報について現状を説明し、会場の皆様と議論しました。

続きを読む →

, , コメント (2)

【知床ヒグマ対策連絡会議より発信】知床世界自然遺産地域内におけるヒグマの捕獲について

 本日11月8日(木)午前9:30分頃、斜里町岩尾別地区(遺産地域内)においてヒグマ1頭(子グマ1頭を連れた親グマ)を捕殺しました。

 このヒグマについては人に対する警戒心が希薄で、遺産地域内の道路沿線で度々目撃されていました。5月27日に生ゴミを採食しているところを目撃されたことから、捕獲を検討しましたが、その後人に対する攻撃的な行動等は確認されなかったため、一旦経過観察としていました。

 しかし11月1日ウトロ市街地内への侵入徘徊があり、一旦遺産地域内に追い払いを行なった後も、その2日後には観光利用者が多く利用する道路上に滞留、通過しようとした車両2台に突進しました。車両の破損や人身被害は確認されませんでしたが、目撃者の聴き取り情報なども加味して、今後行動の改善は期待できないと判断し、捕獲やむなしとの判断に至り、本日捕殺しました。

 なお捕獲個体が連れていた子グマ1頭については、生ゴミの採食や人や車両に突進するといった行動は確認されていません(捕獲していません)。

 

○捕獲日時:11月8日 午前9:30頃

○捕獲場所:斜里町岩尾別(知床世界自然遺産地域内)

 

○捕獲に至るまでの経過:

5月27日:遺産地域内の岩尾別地区内で生ゴミを採食。一旦、追い払いを実施。生ゴミを片付けて事業者を指導。(、②)

(この間、周辺道路沿線で頻繁に目撃情報、その都度追い払い)

10月4日:学術目的で標識(首輪・耳タグ)を装着。

11月1日:ウトロ市街地へ侵入徘徊。追い払いで遺産地域内に誘導。

11月3日:遺産地域内の道路上に滞留、車両2台に突進、車両1台に接触。

11月8日:岩尾別で捕殺。

 

知床ヒグマ対策連絡会議

コメント (9)

ブログ