「知床インタープリテーション全体計画」進捗報告! ストーリーブック完成に向けたワークショップを開催しました!
昨年度に続き、「知床インタープリテーション(IP)全体計画」の作成が進んでいます。
今年度は、2025年11月16日、そして2026年2月5日の2回、斜里の「ゆめホール知床」にて
昨年度のワークショップにご参加いただいた羅臼町、斜里町の方を中心に
ワークショップを開催しました。
▪ 昨年度生まれた「たまご」を、一冊の形に
2024年度から始まった知床IP全体計画の作成、
昨年度は斜里・ウトロ・羅臼の3会場で、高校生から漁師さん、農家さん、行政関係の方や
ガイドの皆さん、と多様な方々にお集まりいただきました。
立場を超えて語り合い、お茶菓子を囲みながら書き出した、知床の「大切にしたい特別なもの」。
そこから誕生した「4つのテーマ」と「9つのストーリーのたまご」。

今年度はこの「たまご」を一冊の「ストーリーブック」へと作り上げていく一年です。
現在、ストーリーブックの完成に向けて、まさにラストスパートの真っ只中!
地域の想いが詰まった一冊として形になるまで、あと一歩です。
そんな中、制作プロセスのまさに肝ともいえる、2月のワークショップの様子をお届けします。
▪ 自由で活気に満ちた「屋台形式」のワークショップ
2月5日に行われた今年度最後(第2回)のワークショップ。
今回は、ストーリーの全体構成や普及・活用のアイデア、ストーリーの中身、掲載する写真など、
より具体的な内容について皆さんの意見を伺いました。
進行、ファシリテーターは第1回に続き、川嶋直様をお迎えしました。
川嶋様は全国各地の「IP全体計画」の作成に携わっている、まさにIP全体計画のプロフェッショナル!

まずはグループに分かれて自己紹介。
所属も経歴も異なるメンバーが混ざり合い、いよいよワークショップのスタートです。
今回採用したのは、川嶋さん流の「屋台形式」!4つのテーマごとに設置された各「屋台」を自由に回遊し、自分の意見をA5用紙に書いて貼っていくスタイルです。

「グループで話し合う」

「事務局と意見交換する」

「アイデアに詰まったら他の人の意見を見に行く」

「他地域のIP計画を参考に考える」
「一人で抱え込まず、みんなで一緒に作っていく」というこのスタイル。
最初は少し緊張気味だった皆さんも、誰かの一言に『そうそう!』と頷くうちに、いつの間にかペンを走らせる手が止まらなくなっていました。
会場のあちこちで対話が生まれ、所属や仕事の垣根を越えた熱気あふれる空間が広がります。
「ストーリーブックをもっと良くしたい!」という熱い想いから、会場では具体的なアイデアや意見が飛び交いました。
「もっと自然の厳しさが伝わる“荒天”の景色の写真を入れたらどうか」
「観光客への注意喚起の要素も盛り込んで、知床を守る視点も伝えたい」
「完成したらホテルの客室に置いて、ゆっくり読んでほしい」
構成案へのフィードバックから、具体的な内容への提案、そして完成後の活用への期待まで、様々な視点の意見が出てきました。
なかには「写真を提供できます!」といった心強い申し出や、「納期まで頑張ってください!」という事務局への温かい応援メッセージまでいただき、知床を愛する皆さんのパワーを再確認する貴重な時間となりました。
ワークショップで出た意見はこちら↓




▪ 知床の物語を、みんなの手で
最後は、屋台に集まったたくさんの意見を全員で共有しました。


皆さまからいただいたこれら一つひとつの大切なフィードバックをもとに、ストーリーブックの完成へと近づけていきます。知床の魅力を次世代へ、そして暮らす人と訪れる人を繋ぐ一冊へ。ブックの完成をどうぞ楽しみにお待ちください。
ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました!
※本業務は環境省からの委託事業として知床財団が運営、実施しております。
(担当:原口)





