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REPORT
活動ブログ

北海道大学獣医学部の野外実習を行いました【2025年】

2025年9月24日~9月26日の3日間、北海道大学獣医学部の学生実習を行いました。

北海道大学獣医学部の学生実習では、毎年学生が班ごとに自らテーマを設定しそのテーマに沿って調査研究を行います。

今年のテーマは

1班:『ヒグマの食性と行動調査』

2班:『動物の感染症』

3班:『昆虫の多様性』

となりました。

限られた時間の中で調査から解析、報告までを熱心に取り組んでいる姿が非常に印象的でした。

大学に戻った後はさらに解析を加え、知見を深めたようです。

その結果を含めブログという形で報告させていただきます。

ブログへの投稿は2013年から毎年行っていますので、よろしければ過去の記事もご覧ください。

20242023年2022年①,2022年②2021年2020年2019年2018年2017年2016年2015年2014年2013年

 

 

以下が、今年の学生の皆さんのレポートです。

 

 

~1班『ヒグマの食性と行動調査』~

私たちは、GPSを用いた野生哺乳類の痕跡探索とマッピング、ポイントフレーム法を用いたクマ糞の内容分析、双眼鏡を用いたミズナラのカウントを行いました。

GPSマッピングを行った痕跡から関係のある動物種や周辺の地形との相関を考えたほか、およそ3か月分の糞内容物の違いから季節ごとの食性の変化を調べたり、ミズナラの堅果の豊作凶作を調べたりすることで、動物の痕跡から得られる情報を元に動物の食性や分布を知る調査方法を学ぶことを目的として調査・分析を行いました。

 

1日目は歩いてヒグマやエゾシカなどの痕跡を探しました。シカの侵入を防ぐ柵で囲われた敷地と海寄りの斜面でヒグマの痕跡がみ られた一方で、エゾシカの糞などの痕跡は歩いたルートで全体的にみられました。

 

 

 

 

 

 

 

<ヒグマの痕跡>

こちらは見つけたヒグマの糞で、ヤマブドウが中心のものと、アリを巣ごと食していたものがありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらはヒグマが地面を掘り返した跡で、おそらくアリの巣を探して地面を掘ったのではないかと考えられます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらはヒグマの爪あとです。自然にできた樹皮の割れ目は連続的かつ規則的に生じやすいこと、エゾシカの角研ぎの跡は木の表面に溝ができること、などが区別するポイントとなるようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<エゾシカの痕跡>

こちらはエゾシカの親子で、私たちが見つけても動じずに草を食んでいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらはエゾシカの糞で、自然センター敷地内の芝生から森林内まで幅広い場所でみつけられました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<その他の痕跡>

森林内ではネズミの巣と考えられる穴が見つかったほか、食べかけのようなネズミの死骸が落ちており、その近くでキツネの可能性がある糞が見つかりました。その糞には鳥類の羽毛のようなものが含まれていました。

海を見ると、マッコウクジラやネズミイルカと思われる鯨類の背中を双眼鏡で観察することができました。

 2日目は車に乗って少し遠くの川の近くと森林の中を移動し、道路脇でタヌキのため糞を観察できました。

 

 

 

 

 

 

 

<ポイントフレーム法>

ポイントフレーム法では7月に採取された3つ、8月に採取された1つ、今回の実習で採取した2つと直前に捕殺された個体の直腸便1つの7つの糞便サンプルで内容物の観察を行いました。

7月に採取された糞は、サクラや草本中心のもの、アリとアリの巣中心のもの、ハイマツ中心のものであったことが分かりました。8月に採取された糞は草本を中心にヤマブドウとアリが含まれていました。実習中に採取した糞はヤマブドウ中心のものとアリ中心のものがあり、捕殺された個体からは草本を中心にハイマツやイクラが含まれていました。

7月に採取された糞の内容物は、過去のデータから推定された採食量の割合と概ね似たものになりましたが、8月~9月に採取された糞からは、予想よりもミズナラやサケ・マス類が見つからず、代わりに草本類、ヤマブドウ、アリなどの昆虫が見つかりました。これに関して、今年はミズナラが凶作であったこととサケ・マス類の遡上数が少なかったことで今まで主食にしていたものが減少し、採食量の割合が変化して生きているのではないかと考えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

<ミズナラカウント>

ミズナラの堅果数は双眼鏡を用いてカウントし、過去のレポートのデータから今年の出来ぐあいを考察しました。今回は1地点に対して5本の標本木を決め、1本の標本木に対して2人が別角度から30秒間堅果数をカウントし、角度を変えて3回連続行うことで計6つのカウント数データを得ました。このカウントを自然センター近くと少し離れた林の2地点で行い、その平均値を出すと次の表のようになりました。過去のデータと比べると、2025年はここ4年間で最も値が小さい年となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~2班『動物の感染症』~

 2班では知床における人獣共通感染症の実情を調査するために、①キツネ・シカの糞からの虫卵検査、②エゾヤチネズミをはじめとする野鼠の捕獲・解剖によるエキノコックス感染状況、③ロードキル個体であるシカの剖検、④マダニの採集・同定、の4つをテーマに行いました。

①キツネ・シカの糞を用いた糞便検査

 寄生虫感染の状況を知るため、野生動物の糞から寄生虫卵の検出を試みました。特に人獣共通感染症として重要なエキノコックスに注目し、主にキツネ糞を探しました。

 糞を探した場所は、知床自然センター周辺および道の駅うとろ・シリエトク周辺の2か所です。採集した糞はキツネ2つ、シカ3つでした。例年は道の駅周辺でキツネ糞が見つかるのですが、今年は見つかりませんでした。

採集した糞便から虫卵を検出する方法として、ショ糖浮遊法を選択しました。比重1.20の飽和ショ糖液を用いて、それより比重の軽い虫卵を浮遊させ、顕微鏡で虫卵を探しました。

 鏡検した結果、虫卵は見つからず、寄生虫の感染を確認することはできませんでした。しかし、この結果は寄生虫の感染がないことの証明にはならないと考えます。その理由としてサンプル数が不十分であった、実験手順の不備があった可能性などが考えられます。寄生虫感染があったとしても虫卵を排出する期間は限られるため、実際の感染率より虫卵検査の陽性率が低くなる可能性も考えられます。実験手順については、静置時間が短く浮遊しなかった、顕微鏡の操作により見逃しがあったことが考えられます。

 例年と比較して道の駅周辺のキツネ糞の数が少なかったことについては、調査直前の暴風雨により糞が流されてしまったこと、人による餌付けやごみのポイ捨てが減り、市街地へキツネが出てこなくなったことなどが考えられます。

 

②野鼠の捕獲・解剖によるエキノコックス感染状況の調査

 研修所近くの林に30個のシャーマントラップを一晩設置し、16匹の野鼠を捕獲しました。種同定を行った結果、エゾヤチネズミ8匹、エゾアカネズミ4匹、ヒメネズミ4匹でした。エキノコックスへの感染状況を調べるためエゾヤチネズミを中心に全個体の肝臓を調べましたが、異常は見つかりませんでした。しかし、エゾヤチネズミ・エゾアカネズミ各1匹ずつの計2匹の小腸内から条虫と思われる寄生虫を発見しました。

 結果としてエキノコックスに感染した野鼠の発見には至りませんでしたが、これは調査地域がエキノコックスフリーだという事を示す訳ではないと考えます。野鼠の感染率は低いかもしれませんが過去には周辺地域でエキノコックス患者の発生も確認されているので、野生動物、特にキツネとの接触については注意が必要でしょう。

 

③シカの剖検

 9月19日に発見されたロードキルによって死亡したシカを剖検しました。今回の剖検では主に知床における肝蛭のシカへの寄生状況を知るために行ったので、主に肝臓、消化管について検索を行いました。シカは体長約72 cm、推定年齢3ヶ月齢の雌で、左後肢脛骨は骨折、腹腔内には血液が多量に貯留しており、これは交通事故によるものと考えられます。また肝臓、気管には異常がありませんでしたが、消化管を検索すると盲腸から羊鞭虫が10匹で検出されました。羊鞭虫は日本の小反芻獣ではごく普通に見られる寄生虫で重度感染により急性の腸炎などを引き起こします。今回の剖検では肝蛭が検出されませんでしたが、これは剖検したシカが幼弱であったことが要因であり、知床の肝蛭の感染状況を調査するにはより多くのサンプルが必要であることを実感しました。また、肝蛭の感染状況を調べるためには剖検だけではなく、肝蛭の虫卵を検出することも有用であるため、ショ糖浮遊法ではない糞便検査による調査も実施してみたいと思いました。

 

④マダニの採集・同定

 マダニ媒介性の感染症のリスクを調べるため、マダニを捕獲し、捕獲数と種同定を行いました。

 まず、白い布を振って飛びついてくるダニを捕獲するフランネル法を用いて、ダニの捕獲を行いました。捕獲場所は、知床自然センター付近の広場と、広場に隣接するフレペの滝遊歩道としました。捕獲できたダニは、ヤマトチマダニ(雄2匹)、キチマダニ(雄2匹)、マダニ(若ダニ8匹)、チマダニ(若ダニ12匹、幼ダニ50匹)、オオトゲチマダニの成ダニ(雌54匹、雄100匹)の計235匹となりました。

今回注目していたのは、2025年8月に北海道では初めての人感染が確認されたSFTSを媒介する、フタトゲチマダニやキチマダニでした。結果として、235匹中2匹(共に雄)しか確認されませんでしたが、多くの幼ダニ、若ダニの存在や、捕獲条件による採取率の性差などから、雌の存在も推測され、観光客が頻繁に利用する場所でマダニによるSFTS感染が起こるリスクが懸念される結果となりました。

野生動物の暮らしを身近に観察できるのは、知床において得られる貴重な体験です。しかし、動物そのものはもちろんその生息域に近づくときには、人獣共通感染症への感染を避けるためにも、必要な接近の程度を吟味するとともに、感染対策を十分行うよう注意しましょう。

 

 

~3班『昆虫の多様性』~

私たち3班は、ヒトの介入による虫の多様性の違いについて調査しました。

 

方法

ピットフォールトラップおよびライトトラップを用い、人の介入が多いと予想される国立公園外宿泊所の脇、介入が比較的少ないと予想される国立公園内知床自然センターの付近で虫を捕獲し、調査を行いました。

 

  • ピットフォールトラップ

直径9cm、高さ12cmのカップを約1.5m間隔で各地点30個埋め、翌朝に回収して虫の種類を同定しました。国立公園内では植生の変化がみられたため直線状にカップを配置し、国立公園外では場所の制限があったため、L字状に設置しました。虫の種類に関しては先行調査「昆虫相調査とエゾシカによる影響の評価」の「地表性昆虫調査」を参考に、2012年に全調査区の合計捕獲数が100以上となったオサムシ科7種、シデムシ科1種、​センチコガネ科1種​をピックアップして同定し、それ以外の種は同定せず別種として区別するのみとしました。それ以外の科は「その他」としてまとめました。

 

設置したカップ

設置した環境

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結果

オサムシ科は両調査地でいくつかの種が同定されましたが、種数は同じ、総個体数は国立公園内の方が多いという結果になりました。シデムシ科は国立公園外で1種見つかったのみでした。センチコガネ科は両調査地でセンチコガネのみ捕獲されましたが、その個体数は国立公園内で6個体、国立公園外で1個体と差が生じました。

その他は両調査地でクモが最も多く、続いてワラジムシ、アリ、ムカデなどが捕獲されました。

確認された昆虫を表にまとめたものは以下の通りです。

ピットフォールの結果

 

  <国立公園内で捕獲できた虫>

 

(※写真中の黄線は約1㎝の目安)

 

  <国立公園外で捕獲できた虫>

 

(※写真中の黄線は約1㎝の目安)

 

考察

 得られたデータをもとにシンプソンの多様度指数を算出しました。これは「調査で得られたすべての個体の中から、ランダムに選んだ2つの個体が違う種である確率」を意味し、以下の式で表されます。

ここで、Sは種数、Piは相対優占度を意味します。

この式に当てはめると各調査地の多様度指数は

国立公園内:0.77

国立公園外:0.82

であり、「人の介入が少ない国立公園内の方が多様度指数は高い」という予想に反する結果となりました。この理由について考察します。

この式は、一部の種の個体数が多いと低下する性質を持ちます。同定に至らなかった「その他」の科を除くと国立公園内外で種数がほぼ等しかったこと、同定した種の中でセンチコガネの個体数が国立公園内で特に多かったことから考えると、国立公園内ではセンチコガネの数が多かったために多様度指数が低下してしまった可能性が考えられます。また、今回同定に至らなかった「その他」の科に関しては国立公園内の方が個体数が多かったため、「その他」の種まで分類できていれば国立公園内の多様度指数の方が高くなっていた可能性もあります。

 もう一つの理由として考察できるのは、人による攪乱の正の影響です。私たちは市街地と国立公園の対比をイメージしており、市街化された地域では虫の居住できる環境が限られているため多様性は減少するだろうと予想していました。しかし、今回国立公園外で調査を行うことができた宿泊所付近は比較的自然が豊かであり、里山のような環境になることで生態系の適度な攪乱が生じて多様性が増大していた可能性があります。したがって、より市街化が進行した都心部でも調査を行うことができていれば、予想通りの結果が得られたかもしれません。

センチコガネの個体数が国立公園内で特に多かった理由について、その食性の観点から考察します。センチコガネは動物の糞や死体を主食とする虫です。国立公園内ではエゾシカの個体数が非常に多く、その分糞も多く落ちているため、国立公園内で個体数が多かったのではないかと考えられます。このことから、センチコガネはエゾシカによる食害の評価をするための指標として優れていることが示唆されます。

オサムシに関しては、国立公園内の方が国立公園外よりも個体数が多かったこと、国立公園外では道路などにより生息域である森林が分断されていたことから、人の介入による生息域の分断が飛翔能力を持たないオサムシにとって個体数減少の一因となっているのではないかと考えられます。

また、今回のピットフォールトラップでは国立公園内外で予想したほどの大きな結果の差は見られませんでした。その理由について、今回の国立公園内の調査地であった自然センター近くは特別な規制のされている地域との境界に位置しており、マイカーの乗り入れ規制もなく観光客も多いことから、予想よりも人の介入があり、逆に宿泊所付近は人の出入りがあまり多くなかったため、大きな差が出にくかったのかもしれません。

知床国立公園の区域図

(https://www.env.go.jp/park/common/data/02_shiretoko_map_j.pdf)より転載

 

  • ライトトラップ

 知床財団から紫外線ライトをお借りし、洗面器、ハンガー、クリアファイルを用いて自作しました。中に30%エタノールを入れ、一晩放置して翌朝回収し、種同定を行いました。

 ただし、紫外線ライトは一台しかなかったため、24日に国立公園内、25日に国立公園外にトラップを設置しました。

ライトトラップ設置状況

この洗面器に虫が落ちる仕組み

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結果

<国立公園内で捕獲できた虫>

 国立公園内に設置したライトトラップには、チョウ目やクモ目、ハチ目、ハエ目などの虫が確認できました。特にチョウ目の昆虫が多くかかっていたので、翅の模様や体長などから、種まで同定することを目指しました。結果、シャクガ科、ヤガ科、メイガ科、ヒトリガ科、ハマキガ科、マルハキバガ科のチョウ目が捕獲できたことが分かりました。他には、トビケラ目やカワゲラ目の昆虫が捕獲されていました。コウチュウ目やハエ目については科までは同定できないものもあり、外見上の特徴が異なるものを区別する、という方式により分類しました。種同定の結果は以下の表のようになりました。

公園内のライトラップ結果表

 

国立公園内で捕獲できた虫を、バットに並べた結果は下の写真のようになりました。

公園内のライトトラップ結果写真

 

<国立公園外で捕獲できた虫>

 国立公園外に設置したライトトラップには、実に181個体ものカメムシがかかっていました。

公園外ライトトラップの様子

 

カメムシ以外には、国立公園内と同様にチョウ目が多数確認でき、これらの種同定を行いました。ヤガ科とメイガ科、ハマキガ科に分類される種が集まっていたことが分かりました。また、国立公園内で確認されたトビケラ目やカワゲラ目、ハチ目のヒメバチ科の昆虫を、国立公園外でも確認することが出来ました。その他、カメムシ目アワフキムシ科の昆虫も多数見られました。すべての収集と分類が困難なほど非常に小さな昆虫も多くかかっており、同定が叶わなかったものもありましたが、採集された昆虫を可能な範囲で同定した結果、下表のようになりました。

 

公園外ライトトラップの結果表

 

また、捕獲できた虫をバットに並べた結果は以下のようになりました。今回はカメムシとそれ以外で分けています。1、2枚目がカメムシ、3枚目がその他の昆虫です。虫が苦手な方はご注意ください。

捕獲されたカメムシ類1

捕獲されたカメムシ類2

捕獲されたガなど

 

 

考察

 この実習を行ったのは9月の末ですが、札幌では7月~8月の夏に見られる虫が多く確認できました。この理由として、昆虫の孵化には積算温度が関係しているためであると考えました。積算温度とはある一定期間の気温を足し合わせたものです。

ここで、積算日度(ADD)という指標について説明します。これは、植物や昆虫が特定の発育段階を完了するために必要な熱量の合計を日数で表したものです。昆虫によって固有の値を示し、以下の式によって表されます。

 

積算日度=(環境温度−発育零点)×発育期間

 

この積算日度が、昆虫ごとに決められた値を超えると孵化が完了します。そして、これには積算温度との高い相関関係があります。

そこで、札幌と知床の過去一か月の最高気温を足し合わせて、積算最高温度を算出してみました。すると、札幌では804℃、知床では746.4℃となり、知床の方が60℃ほど低くなりました。そのため、札幌よりも虫の生育速度が遅く、少し遅れた時期に昆虫が出現すると考えられます。

 

 

次に、国立公園外である研修所裏で非常に多く見られたカメムシについて記します。カメムシは落ち葉や石の下などの安定した温度で風雨をしのげる場所で越冬をしますが、同じ条件がそろっている家屋や建物の隙間が越冬場所として選ばれることもあります。そのため、気温が低くなってきたこの時期に、越冬場所を求めて研修所の建物に集まってきたと考えられます。

 

 

 今回は「昆虫」という普段の獣医学部での学習ではあまり触れないテーマについて調査しました。ライトトラップの自作から昆虫の同定まで難しい部分はありましたが、国立公園内外での違いを調査する、という目的を達成できて良かったです。楽しい実習になりました。知床財団の皆さん、特に3班を担当してくださった新庄さん、ありがとうございました!

 

北海道大学知床野生動物学演習3班

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