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活動ブログ

夏の森づくりボランティア 活動報告

2024年8月23日~24日の2日間で、植樹と防鹿柵の補修を行いました。

 

今回の活動では、2日間で延べ19名、地元北海道の方だけではなく、東京からもボランティアさんが駆けつけてくれました。

 

初日は、ポンホロの森の中からトドマツの苗木を掘り取って、アカエゾマツ造林地で列間にササが繁茂しているところを掻き起しをして、知床本来の樹木であるトドマツを計50本植樹しました
このトドマツが大きく育ち、林床のササが弱ってきたら、間伐でギャップを空けて広葉樹を植樹していきます。
何年も何十年もかかる森林再生ですが、ボランティアの皆さんに手伝って頂き、着々と進めています。

 

 

2日目は、河畔林の防鹿柵を補修しました。
河畔林の防鹿柵とは、魚の生息環境を守るために豊かな河畔林を作り、エゾシカの食害から苗木を守るため建てられた柵で、設置から20年以上が経過した柵は支柱が朽ちて補修が必要となっていました。

まずはじめに腐った支柱を取り外すために釘を抜き、新しい支柱を立てて、支柱と金属柵を釘で固定します。森の中に金づちの音が響きます。
イワウベツ川の川沿いは石や岩がゴロゴロしていて、支柱を埋めるために穴を掘るのが一苦労です。

今回交換したのは、支柱2個所と添木3個所でしたが、支柱が腐り冬の間にシカが入ってしまったとみられる柵の補修が出来て、河畔林を守ることが出来ました。

 

 

 

 

参加してくださった皆さん、ありがとうございました!
これでこの防鹿柵は、この先20年以上はしっかりとシカの侵入を防いてくれると思います。

 

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