活動報告BLOG

しれとこゼミ「デナリに学ぶ 国立公園の楽しみ方・楽しませ方」を開催しました

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実施日 11月8日(月)、17日(水)
開催場所 ウトロ 知床世界遺産センター
知床財団では今年も視察研修のためスタッフ2名を8月下旬から9月上旬にかけて、アラスカのデナリ国立公園へ派遣しました。今回のゼミではスタッフがデナリで体験したことや学習したことを2回に分けて報告しました。昨年はヒグマなど野生動物対策について報告しましたが(昨年の内容はこちら)、今回はマイカー規制&シャトルバスシステムやバックカントリー利用に関するシステムなど、デナリ国立公園が取り組んでいる利用適正の方法について紹介しました。

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2010年度しれとこ100平方メートル運動地森林再生専門委員会議

101115 unndouti.jpg実施日:2010年11月15日(月)~16日(火)
知床の開拓跡地を原生の森に戻す取り組み、『100平方メートル運動の森・トラスト』。この運動での森林再生(森づくり)の方針や計画は、動植物の専門家5名と地元の有識者2名からなる森林再生専門委員会議で議論され、決まっていきます。知床連山が白くなった11月中旬に、今年度の会議が開催されました。

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第14回森づくりワークキャンプ実施報告

DSC_0922.JPG実施日:2010年10月30日(土)~11月4日(木)
知床の開拓跡地に原生の森と自然を取り戻すための取り組み、『100平方メートル運動の森・トラスト』。この運動の参加者の皆さんが実際に現場スタッフと共に森づくり作業に汗を流す「森づくりワークキャンプ」を10月30日~11月4日の日程で実施しました。
今年で14回目を迎えたワークキャンプ。今回は15名の皆さんにご参加いただき、合宿形式で寝食を共にしながら森づくり作業に打ち込む6日間を過ごしました。

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ワークキャンプの準備

101029youjouboku.jpg2010年10月29日(金) 曇り
森づくりワークキャンプの準備で、作業現場の下見と資材搬入を行いました。
写真の苗畑にあるたくさんの養生木は、今回のワークキャンプで掘りだされます。毎年恒例の大人数での5泊6日の森づくり、大きな作業がどんどん消化されていきます。
(担当:馬谷)

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知床のお騒がせグマ第2弾

斜里市街へのクマ侵入に続き、10月26日朝、半島中部の国立公園に接した観光拠点、ウトロの市街地にヒグマが侵入しました。 今朝、6:30頃から7:00過ぎにかけて、ホテル従業員や通行人からヒグマ目撃の通報が相次ぎ、当財団のヒグマ当番職員が持たされている通称「クマ携帯」(24時間受付のクマ通報専用電話)に連絡が入りました。 私を含む財団職員5名ほどが緊急出動。

捜索したところ、クマは海岸段丘上のホテル街付近から、海岸の国道に降りており、さらに国道を渡って道路脇の海岸を歩いているところを発見。 クマは満1才の子を1頭連れた親子連れでした。 海岸沿いに国立公園内に追い戻すことができると判断。 海岸の国道、及び、国道山側に並ぶ住宅地の方に行かれると危険なため、徒歩の者と車輌2台で国道に上がってこないようにプレッシャーをかけながら、追い立てていきました。

いつもの「ホイ!、ホ~~イ!」というかけ声をかけながら、興奮させぬよう注意しながら、ゆっくりと誘導。 国道から丸見えのため、観光バスなどが止まって渋滞が発生しようとしていましたが、そこはいつも連携協力して動いてくれる地元駐在所の警察官が、赤色灯を回したパトカーで「停車せずに、行きなさ~~い!」と、うまくさばいてくれます。 日頃からいっしょにクマ対応をやってもらっているので、そのあたりは慣れたモン。 追い払いの邪魔にならないように、うまく一般車輌を誘導してくれるのです。 約1kmあまり誘導していったところで、国立公園境界の幌別川に到達。 ここで、轟音玉投下、及び、ライフル弾の至近距離への威嚇射撃で、一気に追い立てて8:05対応終了。 今日はたまたまライフル銃しか持ってなくて、ショットガンを用いたゴム弾・花火弾でのより強烈な威嚇追い払い・忌避学習付けができなかったことが残念ですが、淡々と仕事は終了しました。 これがいつもの普通の我々の対応です。市街地中心部へ侵入済みの時には、どちらの方向に追い立てても危険なので、我々自身の手で即射殺することもあります。 しかし、市街の周辺や外縁部に近くて追い払いが可能であれば、学習効果がなく危険性が高い死刑判決済みのクマでない限りは、この様な対応が行われます。 その時々の状況に応じて、柔軟に対策のオプションを繰り出し、住民の安全の確保とクマの無用な捕殺を避けていきます。 ウトロ市街へのヒグマ侵入は今年4回目。 ウトロ市街地をぐるりと取り囲むシカ・クマ侵入防止柵が2006年に完成してから、こんな市街戦は激減しました。 だけど、閉鎖しきれない道路や海岸からの侵入は完全にはなくせません。 これは知床では毎年くり返される日常風景なのです。 今年も「クマの異常出没」が叫ばれ、全国津々浦々で相も変わらずクマと見れば即射殺という「駆除一辺倒」の対策が行われています。 そこには、殺さなくても良い状況も多々あるはずです。 しかし、ゴム弾などの威嚇弾や轟音玉・クマ対策犬による追い払い、クマの行動を熟知した上での誘導技術、電気柵などによる防衛等々、多様な手法を駆使した総合対策は、技術と経験、そして、手間暇を要します。 片手間のボランティアによる猟友会員の対応では無理です。 結局は最も簡単な殺すという選択肢しか出てこないのが現状でしょう。 しかも、そのボランティア頼みの体制さえも、ハンターの減少・高齢化で後10年以内には崩壊するのが火を見るより明らかです。 さまざまな手法による総合対策、地域住民への安全と防衛に関する普及啓発、そして、緊急の際には「射殺」という究極の手段の断行、それらを一体的に実行可能な人材・組織の地域への配置が必ず必要です。 さもなければ、必ず巡り来る「クマの大出没」に対して大量殺戮するのみという先進国として恥ずかしい対応を繰り返すことしかできないのです。 そして、それさえもできなくなる日が、今刻々と近付いてきています。 クマばかりではありません、全国で爆発しているイノシシ、シカ、サル等々の問題についても、各県こぞって「特定鳥獣保護管理計画」等を作って対応しようとしています。 しかし、地方財政が困窮を極める中、機能不全に陥っているもの、そもそも「能書き」に過ぎないものが目立ちます。 「計画」はあっても、そこに「動ける人」がいなければ、打つ手はありません。 この「獣たちの逆襲」に対して、今、日本はどう立ち向かおうとしているのでしょうか? (知床財団事務局長 山中正実) 写真説明:国道脇の海岸を誘導されていく親子グマ。 ©知床財団 能勢 峰

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