第30回しれとこ森の集い(植樹祭)ご報告
2026年10月11日、サステナブルフェスティバルのイベントの一つでもある「第30回しれとこ森の集い(植樹祭)」が開催されました。
紅葉が映える秋空の下、全国から100名を大きく超える参加者が集い、135本のトドマツの苗木を植樹しました。
このトドマツは知床本来の樹種であり、山採りしてきたものを苗畑で育てていたものです。
子供から大人まで幅広い世代の方々がトドマツの苗を大切に手に取り、一本一本丁寧に植えてくださいました。
大人でもササの根がびっしりの地面にスコップを突き刺すのは難しく、子供は全体重をかけても刺さらなかったりします。中には子供をスコップの肩に乗せて一緒に持ち上げて掘っている方もいました!
全員に苗を渡した後もまだかなり残っていて、「全部植えられるかな」と不安になりましたが、先に植え終えた方たちが2本目3本目と次々に植えてくださったおかげで、無事すべての苗を植えることができました!
植樹後は、トドマツの苗の周りに下草を抑制するためのウッドチップを敷設しました。
普段は静かな森が皆さんの話し声や笑い声でとても賑やかになりました。


森づくりの作業は数年で終わるものではなく、何百年と続くものだからこそ、人との繋がりがなければ続くことはできません。
自然を大切に思い、木を植樹しにきてくださる皆様一人一人のおかげで、知床の自然は守られ、復元されています。
今年植樹した小さな苗がいずれは大きくなり、知床本来の豊かな森林になってくれるはずです。



突然ですが、皆さんは「インクルーシブ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
インクルーシブとは、人間としてのあらゆる違いに関わらず、すべての人が社会に参加し活躍できる「包括的」な考え方や取り組みのことです。
今年の植樹祭では、車いすユーザーや聴覚障害のある方も植樹体験できる取り組みを試行しました。
岡山大学の池谷先生の協力のもと、「須磨ユニバーサルビーチプロジェクト」、「NPO法人ゆに」の皆さんのご協力のもと、実現することが出来ました。
また、別会場では東京大学森章研究室のブースからはVR体験が出展していました。
運動の支援者の中には簡単に知床を訪れることができない方もいます。そんな方達に、疑似的に森づくりの現場や知床の森を見てもらえるようなVRを試行してくださいました!

車いすユーザーの方による植樹体験

聴覚障害に対応する文字通訳
(画面にしゃべってる内容が文字起こしされます)

VR体験
今回は、植樹場所に向かう途中で奥の方の作業道をヒグマが横断するなど、植樹以外にも知床ならではの体験ができたと思います。
植樹祭の様子はInstagramからみることができますので、気になった方はぜひご覧になってください!
植樹祭に参加してくださった皆様、本当にありがとうございました!
またぜひ知床に足を運んでください!





