イワウベツ川にて魚類調査(春)を行いました!
6月10日~12日の2日間で魚類調査を行いました。
しれとこ100平方メートル運動地のほぼ中央を流れるイワウベツ川には治山ダムがあり、サケ科魚類の遡上の障害となっていました。これらのダムは、遡上が出来るように順次改修されていき、最後の一基の改修工事が今年の9月に完了する予定です。
その改良効果を見るために、ダムの上流と下流で魚類生息状況を調査しています。
調査は東京農業大学オホーツクキャンパス、知床博物館による全面的な協力により行いました。

その治山ダムは3年計画で改良が進んでいるため、昨年秋にはスリットと呼ばれる切れ込み加工が行われ、ダム下の水面との落差が1メートルになっていました。
私たちの調査ではダム下で、魚を捕獲してICタグを装着しています。
電気ショッカーでの捕獲は、電気ショッカーで魚を感電させ麻酔でおとなしくさせてから体サイズや胃内容(食べ物)を調べ、DNA採取の為に油びれの一部をサンプリングします。目では見えない川の中の現状を、調査によって明らかにし、今後の取り組みに活かす重要なプロセスです。
また、ダムの上流と下流で魚の餌資源に違いはないかを調べるために「ベントス調査」も行いました。

そしてなんと!昨年ICタグを装着したオショロコマ1匹がスリット化したダムを泳ぎ超えていることが、今回の調査で確認されました‼
昨年のICタグ装着の効果が見える結果に、調査者からは歓喜の声が上がりました。他にも0
歳クラスのオショロコマの稚魚が見つかるなど、去年より捕獲できた魚の数は少ないものの、
非常に有意義な結果を得られたと思います。


今年の秋には、このダムの落差が0メートルまで掘り下げられる予定です。
さらにオショロコマやサクラマスがスリットを超えるだろうと、期待が膨らみます!
来年の調査もより一層楽しみになりました。
調査に参加してくださった東京農業大学オホーツクキャンパス・知床博物館の皆さん、ありがとうございました。秋の調査もよろしくお願いします!






