カテゴリー  森林再生

3日目(8月1日):ポンホロへ ~第38回知床自然教室~

P8010313-001朝、雨も小降りになりいよいよ野外生活のキャンプ地へと向かいます。

通称ポンホロ、ここが自然教室の舞台です。電気もガスも水道もなにもない知床の森の中、これから4日間、生きていくための準備を進めます。

テントを立て、かまどを作り、トイレの穴を掘り、水をくみ、やらなければならないことは盛りだくさん。
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覆っていた雲もしだいに遠ざかり、夏の日差しも見えてきました。そして、仲間と力を合わせ、終わった頃には、もう夕食の支度です。

自然教室では、班ごとに生活を送ります。班の構成は、子ども6~7人とスタッフ数名を合わせた約10名です。毎回の食事も10人分を

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1日遅れの野外生活の始まりです。

 

 

 

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4日目(8月2日):森づくりの日 ~第38回知床自然教室~

2017 (409)-001今日は「森づくりの日」。全員で知床自然センターの隣にある「森づくりの道」に向かいました。

この日の仕事は、道沿いにあるシカ柵の中のワラビ刈りです。ワラビ刈りと言っても食べるために刈り取りわけではありません。

知床では、シカの食べないワラビばかりが茂り、その陰に隠れて他の植物がなかなか育たない状況が続いていまIMG_0310-001す。そこで、5年前からまずは柵で囲ったこの場所でワラビを刈り取って他の木や草花が育つ環境を取り戻そうという作業を進めています。

それから5年間、ようやくワラビの勢いが弱くなり始め、今ではこれまで隠れていた小さな木々がその姿を見せるようになっています。今年も43人の力でワラビをたくさん刈り取ることができました。さらに数年後には、今はまだ小さな木々ももっとその背を伸ばしていることでしょう。CIMG7313

この日の締めくくりは、五右衛門風呂。もうひとつの木枠の薪風呂のどちらも開拓当時に使われていたものです。知床の空の下、シャワーもせっけんもないお風呂ですが、全員が4日間の汗を流しました。

 

 

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5日目(8月3日):探検の日 ~第38回知床自然教室~

2017 (495)-001今日は「探検の日」。

ポンホロを離れ、100平方メートル運動地の東側にある岩尾別台地を目指します。

6時半、朝食を済ませ、必要なものをザックにつめ込み、探検へと出発です。斜面をよじ登り、背丈よりもあるササやぶをくぐり抜け、森の奥へと分け入ります。

IMG_0409-001途中、羽化したてのセミと抜けがら、シカのフンや足跡、木の幹に残るクマの爪痕など、そんな知床の生き物の気配を感じながら歩みを進めていきました。

同時にここは開拓跡地、かつて人が暮らしていた場所でもあります。今も残る道の跡や家の土台のブロック塀がほんとうに知床にも開拓の歴史があったことを教えてくれます。

IMG_0422-001森や海、空や山、そんな知床の自然の中にも人が関わってきた歴史を感じる一日になりました。

午後、ポンホロに戻り、野外生活最後の夕食です。
そして、夕食の後は、月明かりの下、みんなで歌をうたい、最後の夜を過ごしました。

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6日目(8月4日):さよならポンホロ ~第38回知床自然教室~

Untitled3-0015日間の野外生活の最終日。

テントをたたみ、トイレの穴を埋め、かまどを元に戻して、片付けは完了です。最後にポンホロにありがとうのあいさつを言ってから、ウトロの街へと向かいます。

漁村センターに戻ってからもすることは盛りだくさん。鍋や食器を洗い、テントやタープを干して、また1年後の自然教室にはしっかり使えるようにしておきます。
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それから、あらかた片付けを終えた頃、念願のちゃんとしたお風呂へ行きました。

知床最後の夕食は、バーベキュー。すでに準備がされている食事は何日かぶりです。

自然教室に来る前は「あたりまえ」だったことが、いまは「特別」なことになっています。

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この43人で過ごす時間もあと少し。最後は、キャンプファイアーを囲み、歌って踊って、夜は更けていきました。

 

 

 

 

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7日目(8月5日):またいつか、知床で ~第38回知床自然教室~

IMG_0530-001知床自然教室、最終日。

斜里町役場での閉会式。笑っている顔、泣いている顔、それぞれの思い出を胸に空港へとバスは出発します。

最初は見ず知らずだった子どもたちは、知床の森で同じ時間と経験を共にした仲間になっています。

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ここで今年の自然教室はおしまいですが、これからの日常の中で、ふとした時にでも、ぜひ知床の森や空、そして仲間のことを思い出してみてください。

 

 

またいつか、知床で。

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