カテゴリー  知床自然教室

2日目(7月31日):野外生活の始まり ~第37回知床自然教室~ 

2016sns_-2016-07-31-8-13-19電気も水道もガスもトイレもない5日間が始まります。

そしてそこは自然のなか、普段の生活とはまったく違う毎日が待っています。

とくにここ知床は、たくさんの野生動物が住んでいる場所です。その中に「おじゃまする」という心構えを、出発する前にもう一度おさらいします。

そして、いよいよポンホロへと出発です。
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ポンホロとは、かつての開拓地跡、いまは草原となっている自然教室の野外生活(キャンプ)の舞台です。

ウトロの街からポンホロまで歩いて向かう途中、道路や建物、電線、車、どんどん人工的なものはなくなっていき、最後に見えるのは、空、山、海そして森だけです。

ポンホロについてからは大忙しです。テントを建て、かまどを作り、トイレの穴を掘り、水をくんできて、わか2016sns_-2016-07-31-17-53-30します。どれもこれから生きていくためにやらなければなりません。

この日の気温は30度。休み休み生活の準備を整え、夕方には食事作りができるようになりました。

かまどに薪(まき)をくべ、それぞれ班ごとに夕食を作ります。初めての野外での食事。こんな生活があと4日間続きます。

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ご飯を食べたら、あとは寝るだけ。まっくらな知床の夜。頼りはヘッドランプの明かりだけ。

野外生活の始まりです。

 

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3日目(8月1日):森ンピックからの大雨 ~第37回知床自然教室~

toukotu-002ポンホロでの初めての朝。

朝食を作って食べた後は、「第10回森ンピック~指導員の時間」の始まりです。

班ごとにポンホロ各地のチェックポイントを巡ります。そこには、それぞれ待ち受ける知床の自然を知りつくした4人の指導員が、動物や植物、昆虫、開拓の歴史などそれぞれの得意分野について参加者に伝授していきました。
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例えば、右上写真は、2種類の動物の頭の骨。いったい何と何の動物か、指導員の説明を聞きながら考えます。

ヒントはもちろん知床にいる動物。両方ともするどい犬歯?陸の動物?それとも海?その答えは自然教室の参加者だけが知っています。

そして、解説の最後には、難問奇問のクイズが出され、良くできた班には、シカ角で作ったオリジナルの首飾りが授与されました。
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森んぴっくの後は、薪(まき)拾い。これからの野外生活ではなくてはならない大切なもの。ただ、薪になる枯れた木はもともとは知床の森にある自然の一部。そして、ほんとうはまた自然の中にかえっていくものです。

それを人間が使うということ、自分たちがその自然の一部を使いながら生活していることなど、そんなことも考えながら、薪を集めました。

2016sns_-2016-08-01-21-07-48夕食を作り始める頃から、だんだんとあやしい雲行きに。食べ終わるころには、なかなかの激しい雨が降ってきました。片付けの終わった班からテントにかけ込み、あとは寝るだけ。

レーダーで見てみると、どうやら局地的な大雨の模様です。こんなどしゃ降りの中、テントのうすい布切れの中で寝ることなど普段の生活ではまずないことですが、これも自然の中で暮らす自然教室の一コマです。

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4日目(8月2日):森づくりの日 ~第37回知床自然教室~

2016sns_-2016-08-02-4-04-05雨は夜更け過ぎにはおさまり、まだ雲は残るものの遠目には何事もなかったかのような朝を迎えました。それでもやはりいくかのテントは雨漏りをしたり、あたりの草むらやかまども水浸しになっています。

もともと今日は、森の奥の滝を目指す「探検」を予定していましたが、川の水かさも増していると思われることから、予定を変更して「森づくり」を行うことにしました。

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朝食を済ませ、さっそく森づくりの現場へと向かいます。そこは、知床自然センターのすぐ隣でこの何年か自然教室でワラビを取り除く作業をしている「森づくりの道」です。

森を抜けると道路や車、そしてたくさんの人たちがいたりします。まだ3日目の野外生活ですが、久しぶりに人間の世界に足を踏み入れました。

2016sns_-2016-08-02-11-37-04今日は、「森づくりの道」にあるシカ柵の中のワラビを取り除く仕事をします。シカが入らないように囲った柵の中には、たくさんの小さな木を育てていますが、それ以上にワラビが大きく茂っています。そこで毎年自然教室では、木々が育ちやすくなるようにこのワラビをむしったり鎌で刈ったりしています。

そして、毎年毎年取り除かれるワラビは、だんだんと小さくなり、一方、木々は大きくなってきています。

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一年に一回の森づくりのお手伝いでも、しっかりとその成果があらわれてきています。

ポンホロに戻ってからは、恒例の五右衛門風呂。今年は鉄製の風呂釜だけではなく、木製の風呂も登場しました。もちろんどちらも開拓当時に使われていたものです。

そんな開拓の歴史も感じながら、知床の青空のもと、全員がこのお風呂で汗を流しました。

 

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5日目(8月3日):探検の日 ~第37回知床自然教室~  

朝5時起床。天気は晴れ。2016sns_-2016-08-03-10-51-26  

今日は、森の奥にある滝を目指す探検へと出かけます。

朝食を終え、配られたお昼のパンや果物をザックに詰め込んで出発です。

ササをかきわけ、森を抜け、滝を目指します。歩くルートは、今は誰も歩かないところばかりですが、途中には開拓当時の家の跡もありました。昔の人が使っていた道の跡もたどりました。
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知床の自然の中に残る、人の歴史も感じながらの探検です。そして、最後の斜面を下ると目的の滝のある川につきました。

どうやらおとといの雨でも水かさは増していない模様。長ぐつで渡れるか渡れないかというところ、川を飛び越えると目指す滝はすぐそこです。

2016sns_-2016-08-03-11-32-38何段にも流れ落ちる滝。その落差は相当なものですが、特に名前もありません。自然教室の子どもたちだけが知っている滝かもしれません。

 

滝を見て、しばらく川で遊んだ後は、来た道を戻ります。そして、夕方前にはポンホロに帰り着きました。

2016sns_-2016-08-03-19-47-02今晩がポンホロでの最後の夜。

夕食を終え、全員で遊んだり、歌ったり、最後の夜を過ごしました。

 

 

 

 

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6日目(8月4日):さよならポンホロ ~第37回知床自然教室~

2016sns_-2016-08-04-5-15-48 野外生活最終日。

今日も晴れ。やっと野外での生活になれたころ、やっとお風呂に入らなくても気にならなくなったころ、でも今日が最後の日です。

ポンホロで食べる食事もこれで最後です。

テントをたたみ、使った道具を確認し、かまどを元通り2016sns_-2016-08-04-7-20-42に直して、トイレの穴も埋めました。

帰り道も漁村センターまで歩きです。車、道路、電柱、建物、だんだんと人の世界へと戻っていきます。

漁村センターで鍋やテントの片付けをした後に、数日ぶりのちゃんとしたお風呂へも行きました。

 

2016sns_-2016-08-04-20-00-58普段ではあたりまえのことでも、この一週間のあいだに、あたりまえではなくなっていることがたくさんありました。

夜はみんなでバーベキュー、自分たちで野菜を切らず、火も起こさず、何もしなくても料理が出てきます。これも久しぶりなことでした。

今回の57人で過ごす、ほんとうの最後の夜。キャンプファイアーを囲みながら、最後の歌を歌いました。

 

 

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