活動報告BLOG

ヒグマ被害を未然に防ぐために

5月28日に羅臼町八木浜町内会が草刈りを行いました。
今年はこういった草刈りが羅臼町内の10町内会で行われる予定でいます。
羅臼町は海岸沿いに住宅が建ち並び、そのすぐ裏手はヒグマの棲む森となっています。
そのため、元々住宅地にヒグマが出やすい環境だということは否めません。
せめてヒグマがなるべく近寄らない環境にしようということでこの活動が始まりました。
知床財団は、ダイキン工業株式会社様からの支援を受け、これらの草刈り行事に協力しています。

この日は、今シーズン初の本格的な草刈りとなりました。
例年だと草刈を行うには少し早い時期ではありますが、今年は残雪が少なく草は大いに育っています。

草刈は、ヒグマの食べ物でもあるフキやイラクサをメインに刈っていきます。
それに加え、ヒグマが身を潜めることができる背丈の高いササの籔などを刈り払うのも効果的です。
藪が濃い場所は草刈機、足場の悪い場所などは手鎌で地道に作業を行いました。

 

八木浜町には小学校、幼稚園があります。
今回は町内会をはじめ、学校職員、PTAの方々が主体となりましたが、町内に営業所を構える山洋建設さんにもご協力いただきました。
山洋建設さんは、地域貢献ボランティアとして、今後も各所の草刈りにご協力いただけるそうです。
本当にありがとうございます。

 

これから草の生育とともにヒグマの出没が多くなる季節を迎えます。
まずは住宅地に近寄りにくい環境作りを目指します。
野生動物の被害は、我々対策スタッフだけでは防ぎきれません。
みなさんの第一歩から始まり、みなさんの日々の心がけで解決に近づくのだと思っています。

私たちは、これらの活動を全面的に支援します。
これからもよろしくお願いいたします。

コメント (3)

コメント 3件

  1. said: 金澤裕司 on
    おつかれ様でした。
    暑くなった日の作業は大変だったことでしょう。
    感謝と尊敬を申し上げます。

    しかし、一点だけ疑問に感じたのは「ヒグマに負けない」というタイトルです。
    どちらかと言えば知床の先住者であるし、問題行動個体を作り出す過程で人間の側の責任は大きいわけで、勝つとか負けるとか表現する事には僕は違和感を覚えます。

    住民参加によって意識啓発の目的もあると思われますから町の中に、ヒグマには「勝つものだ」という気分が広がっていく心配があります。
    また、今まで積み上げてきたヒグマとの共存という概念が失われ偏向した自然観が広がる事も懸念されます。
    是非、ご一考下さい。
    • コメントありがとうございます。
      確かに、勝ち負けではないですね。
      言葉の綾でした。
      「共存」というとやや抽象的なイメージがあったので、少し強い雰囲気を持たせたタイトルにしたのですが、誤解を招きかねません。
      ダイレクトなタイトルに変更させていただきました。

      今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします。
      • said: 金澤裕司 on
        お忙しいところを素早くご対応下さりありがとうございます。

        財団スタッフの皆様が日頃から仰っている通り、熊対策は住民も一致して行動しないと上手くいかないことですよね。
        今回は草刈りに参加できませんでしたが、今後も微力ながら協力させて頂ければと思っております。
        何卒よろしくご指導をお願い申し上げます。

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