知床財団の活動報告 >> 2009年4月

2009年4月29日

●ミニレクチャー「しれとこの森の守り方」

090429.jpg2009年4月29日(水)

現在知床自然センターで開催中のミニレクチャー『いわおべつ先生の知床のお話』のひとコマで森づくり作業についてお話する機会がありました。

今回は森づくり作業のひとつ「樹皮保護ネット巻き」をご参加の皆さんに模擬体験していただきました。実際のところ、このネットの巻き方を覚えてもあまり日常生活で役に立つことはないかと思いますが、今知床でこのような取り組みが行われているということを知っていただければうれしい限りです。

100平方メートル運動の森・トラスト」では、現場での森づくり作業だけではなく、この森とこの活動をたくさんの方に知っていただくための取り組みも行っています。          (担当:松林)


ミニレクチャー『いわおべつ先生の知床のお話』
■2009年4月29日~5月5日
■知床自然センター 12:40~13:00(20分程度)

*この連休中に自然センターへお越しの際はぜひご参加ください(無料)。

2009年4月27日

●旭山動物園にて 大型パネル「しれとこシカ絵巻」展示作業

sikaemaki.jpg実施日:4月25日~26日

旭山動物園に今春オープンする「エゾシカの森」の施設の一角に、知床のシカについて展示をさせていただけることになり、パネル制作・展示作業に行ってきました。

今回作ったのは、たて約1メートル、よこ3メートルの大型パネル「しれとこシカ絵巻」です。知床で暮らしていると、シカを見ない日はほとんどありません。シカが常にそばにいる生活はどんなものなのか、野生のシカが私たちの暮らしの中を普段どんな風に闊歩しているのかを知ってほしくて、このパネルを作りました。

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2009年4月25日

●春の森づくり作業まであと少し

090425.jpg2009年4月25日(土)

知床自然センター周辺の舗装道路にはもう雪はありませんが、森の中の作業道にはところどころまだ雪が残っています。

吹き溜まりや日陰部分などは特に雪が深く残っていて、周りのちょっとした環境の違いによって、雪の積もり方や残り方が変わるのだとよく分かる春先の森の道です。

090425akaezomatu-syokujuti.jpg作業のため車で作業道に入るにはもう少し日にちがかかりそうです。本格的な春の森づくり作業開始まであと少しです。

5~6月にはこの森づくりをお手伝いしていただけるボランティアの方を募集しています。ご参加お待ちしています。    

(担当:馬谷)

2009年4月24日

●森の様子

090424.jpg2009年4月24日(金)

この冬は強い風が何度も吹き、例年以上に多くの木が倒れました。一本の木が倒れるとドミノ倒しのように周りの木々を押し倒してしまうこともあります。

木が倒れた場所は、森に穴が開いたようになり、また風が当たりやすい場所となってしまいます。そしてまた木が倒れ、また風が当たり、その繰り返しはどんどん周りへと広がっていき
090424karamatu-juhihagi.jpgます。

さらに今知床では、シカの樹皮剥ぎによっても多くの木が枯れ、森に穴が開いてきています。

森づくり作業では、木の苗を育て植えるということだけではなく、もともと自然にある木々や森を風やシカの影響から守るための取り組みも行っています。

(担当:松林)

2009年4月23日

●森づくりの実働部隊 知床財団

090423.jpg●「森づくり日誌」スタート

「100平方メートル運動の森・トラスト」(斜里町主催)では、たくさんの方々からの寄付によって保全された知床の開拓跡地を、原生の自然に戻す取り組みを行っています。

知床の森を守り育てるこの取り組みの中で、私たち知床財団は、森づくり作業だけでなく、知床自然教室・森づくりワークキャンプの運営など、現場の業務を担っています。

この「森づくり日誌」では、森づくりの現場から
日々の作業の様子や知床の森の風景をお伝
えしていきます。

2009年4月23日
知床財団 森づくり担当 松林良太、馬谷佳幸

2009年4月15日

●森づくり作業の紹介

tokogae.jpg苗木の床替え(とこがえ)

苗畑で育てている苗木の根をある程度の深さで切って、苗畑の別の苗床へ植え替える作業のことです。

種から芽生えた木の根は、ふつう根元近くでは細かく分かれないで、太い根を深く張っていきます。床替えされた苗木の根は、いちど切られたことにより、根元近くで細かく分かれます。このように根元近くに細い根が多くなった苗木は、移植しても根付きやすくなります。

床替えされた苗木は、半年~2年ほど苗畑で育
てられたあと、100平方メートル運動地の荒野へ
移植されていきます。

2009年4月11日

●森づくり作業の紹介

monitoring.jpgモニタリング調査

森づくり作業の結果を評価するために、毎年様々な調査を行っています。例えば、防鹿柵の効果を調べるために、柵の内外で自然に生えてくる木の種類や数を記録しています。

調査を行うことで、常に森づくりの方向性を確認し、知床の森づくり作業を進めています。

2009年4月10日

●森づくり作業の紹介

kaeru-ike.jpgカエル池

シマフクロウなどの生き物のエサを増やすことを目的にエゾアカガエルなどが産卵するための池をつくりました。

その後毎年、その池では、エゾアカガエルやアマガエル、そしてエゾサンショウウオの産卵や成育が確認されています。

2009年4月 9日

●森づくり作業の紹介

kaitakugoya.jpg開拓小屋(かいたくごや)

開拓小屋は、開拓当時の馬小屋を建て直した建物です。現在は、森づくり作業の拠点としてだけではなく、知床自然教室や森づくりワークキャンプの憩(いこ)いの場として利用されています。

また、この開拓小屋は、開拓当時の面影(おもかげ)を残す歴史的にも貴重な建物となっています。

2009年4月 8日

●森づくり作業の紹介

bouhuusaku-kouka.jpg防風柵(ぼうふうさく)

強い風が吹き付ける場所では、なかなか木は大きくなることができません。そのため、風が強く苗が育ちにくい場所には防風柵を建てています。

冬、防風柵の前後には雪の吹きだまりができます。この吹きだまりが雪の「布団(ふとん)」となって、厳しい風雪から苗を守ってくれます。