活動報告BLOG

ドングリの豊凶調査

9月上旬にミズナラのドングリの豊凶調査を行いました。

 

 

 

 

 

 

 

ヒグマにとって、ミズナラのドングリは脂肪を蓄えるための重要な餌資源ですが、その生産量には年変動があります。つまり、豊作の年もあれば、並作の年もあり、ドングリが極端に成らない凶作の年もあるということです。そこで、ドングリの成り具合を調べるために行うのが豊凶調査です。

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雑誌「モーリー」50号に記事が載りました

(公財) 北海道新聞野生生物基金が発行している自然系の雑誌「モーリー」の50号に、私たちが書いたヒグマに関する記事が掲載されました。

「知床半島のヒグマの現状 ~国立公園内で進む人なれと分散先で死んでいくクマたち~」、「クマと人を守るためのルール ~デナリ国立公園に学ぶ~」というタイトルで、合計6ページにわたって写真入りで掲載されています。

知床国立公園内やその周辺では、車から降りてヒグマに自ら接近して撮影する人々が、近年多数見受けられます。それがどういう結末につながるのか?遺伝子分析の結果、明らかになってきた知床の残酷な現実を書かせていただきました。

ヒグマの写真を撮りたい皆さんには、接近撮影が被写体となったヒグマの寿命を縮めることを是非とも理解していただきたい。ヒグマを見ても車から降りない、徒歩の状態でヒグマに出会っても自分から近づかない、最低でも50m以上の距離をとる、といった点を「ヒグマのために」守っていただきたいと思います。

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ゴミの投棄は餌付けと同じです

知床も観光シーズンになり人が増えました。そして残念ながらゴミの投棄も増えました。

本日は知床横断道でオニギリやサラダなど食品の入ったゴミが投棄されていました。オニギリの賞味期限が6月28日だったから、ごく最近捨てられたものでしょう。

知床横断道は知床世界自然遺産エリア内にあり、ヒグマやキツネなど多くの野生動物が生息しています。

そしてヒグマやキツネは鼻がいいため、人の捨てた生ゴミをすぐに見つけて食べてしまいます。

人間の食べ物はスパイシーで栄養満点であり、野生動物にとって非常に魅惑的です。

一度食べればその虜になって、何度も道路に出て来るようになるかもしれません。

しかし野生動物が道路に出れば車に轢かれたり、ぶつかったりして死亡する危険性が高くなります。

最近、知床横断道ではヒグマの出没情報が多くなっています。もしヒグマが生ゴミに餌付いて道路に居ついてしまったら、自転車や徒歩で横断道を移動する人に危険がおよぶかもしれません。

だからゴミの投棄はやめてください。人間のゴミで他の生き物が犠牲になっていいはずがありません。

(担当:能勢)

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子ジカにご注意ください

本日、知床横断道で交通事故で死んだ子ジカを回収しました。

6月はちょうどエゾシカの出産期で、あちこちで産まれたばかりの子ジカが確認されています。

子ジカは母親について行くのに一生懸命で、道路や車の危険性など理解できません。そのため交通事故に遭うことが多いのです。

シカを轢かないようにする方法は、まずゆっくり走ることです。

そして辺りに注意すること。シカは群で行動するので1頭見えたら他にもいると思ったほうが良いでしょう。

1頭が道路を横断したら、後続で他のシカや子ジカが飛び出してくるかもしれません。

大人のシカにぶつかれば車が大破する恐れがあり、バイクや自転車でぶつかったら放り出されて怪我をしてしまいます。

野生動物に注意して運転することは、動物だけでなく自分や他の人の安全を守ることにもつながります。

※万が一、シカを轢いた場合は知床自然センターに連絡をお願いします。怪我をしたシカや死体を放置しておくとヒグマが食べにくる可能性があります。

(担当:能勢)

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地元の学校で「クマ授業」を開催しました。

知床国立公園の最寄町、ウトロ。

たくさんのヒグマが生息し、毎年多くの旅行者が訪れる知床ですが、ここには地元の方々の生活があり、子供たちが通う学校があります。

知床ウトロ学校で、毎年恒例の「クマ授業」を開催しました。

先生役の8年生とヒグマクイズに元気に答える1.2年生。

 

「ヒグマってどんな生き物?」

「クマに会ったらどうする?」

まずは8年生が先生になって、1,2年生に授業をしてくれました。

近くに母ぐまがいるから、近寄ったらいけないよ。

あっ、こぐまがいるよ!どうする?



さすがは8年生。毎年授業を受けてきたおかげで、しっかりと下級生に伝えることができました。

「こんなクイズ簡単だよ!」「去年もやったもんね!」

お次は知床財団スタッフによる2,3年生、3,4年生へのレクチャー。

8年生があまりにも立派だったので、プレッシャーを感じるスタッフですが・・・

みんな楽しく真剣に聞いてくれました!

「ヒグマは積極的に人を襲う生き物ではないよ。ヒグマに出会ったら、あわてずさわがず、ゆっくりと離れて学校やお家に連絡しよう。」



ヒグマの学習キットを使って、クマの生態も学びました。

ヒグマとトド頭蓋骨。歯の違いがわかるかな?

ヒグマの糞の標本。何を食べていたかがわかるよ。


この季節、0歳の子ぐまを連れたヒグマをよく見かけます。

クマにとっても、ウトロの子供たちやお父さんお母さんにとっても、ここはかけがえのない生活の場です。それぞれの日常を守っていくことの大切さを、この授業を通して私が教わったように感じます。

(担当:川村)

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