活動報告BLOG

地元の学校で「クマ授業」を開催しました。

知床国立公園の最寄町、ウトロ。

たくさんのヒグマが生息し、毎年多くの旅行者が訪れる知床ですが、ここには地元の方々の生活があり、子供たちが通う学校があります。

知床ウトロ学校で、毎年恒例の「クマ授業」を開催しました。

先生役の8年生とヒグマクイズに元気に答える1.2年生。

 

「ヒグマってどんな生き物?」

「クマに会ったらどうする?」

まずは8年生が先生になって、1,2年生に授業をしてくれました。

近くに母ぐまがいるから、近寄ったらいけないよ。

あっ、こぐまがいるよ!どうする?



さすがは8年生。毎年授業を受けてきたおかげで、しっかりと下級生に伝えることができました。

「こんなクイズ簡単だよ!」「去年もやったもんね!」

お次は知床財団スタッフによる2,3年生、3,4年生へのレクチャー。

8年生があまりにも立派だったので、プレッシャーを感じるスタッフですが・・・

みんな楽しく真剣に聞いてくれました!

「ヒグマは積極的に人を襲う生き物ではないよ。ヒグマに出会ったら、あわてずさわがず、ゆっくりと離れて学校やお家に連絡しよう。」



ヒグマの学習キットを使って、クマの生態も学びました。

ヒグマとトド頭蓋骨。歯の違いがわかるかな?

ヒグマの糞の標本。何を食べていたかがわかるよ。


この季節、0歳の子ぐまを連れたヒグマをよく見かけます。

クマにとっても、ウトロの子供たちやお父さんお母さんにとっても、ここはかけがえのない生活の場です。それぞれの日常を守っていくことの大切さを、この授業を通して私が教わったように感じます。

(担当:川村)

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雪が解けてみると。

実施日:2018年5月1日(火)

100平方メートル運動地の見回りを行いました。各地の作業道の雪もほぼなくなり、いよいよ本格的な森づくりの季節が巡ってきました。

そんな中、いつもの年より多く目に付くのが、皮をはがされた小さな木々です。その歯形や状況などからネズミの類が、冬の間に雪の下でかじったものと思われます。

苗畑で育てているトドマツの苗木の一部もかじられていました。

数年前の雪解け後にも同じような状況があり、その年は例年になくネズミを見る頻度が高く、キツネが何匹もネズミをくわえている姿を見かけることもあるなど、ネズミの多い1年になりました。

今年はいったいどんな年になるのでしょうか。自然を前に人のできることはわずかかもしれません。それでも、できることのひとつが、これまでの知見や経験を振り返り活かしていくことです。

雪がなくなった森を見て、そんな事を改めて考えた一日
でした。

(担当:松林)

 

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エゾシカのライトセンサスを実施しています

毎年、4月と10月にエゾシカのライトセンサス調査を実施しています。今年も4月26日からスタートしました。

ライトセンサス調査とは、車からスポットライトで林内を照らし、エゾシカを探して数える調査です。光で照らすと動物の目は光るので夜間に行います。

 

 

 

この調査、実は1988年頃からずっと継続的に実施しており、今年で30年になりました。継続的に調査することによって、エゾシカが増えているのか、減っているのか傾向を知ることができます。

エゾシカの多さは1kmあたり何頭発見したか、という数値で表すことができます。

例えば、1989年の幌別コース(知床国立公園内)における平均発見数は1kmあたり0.8頭でしたが、その後急増し2005年が最も多い19.2頭となりました。その後、知床国立公園内ではエゾシカの密度調整が実施されているので、現在は徐々に減少しています。昨年の2017年は6.7頭という結果だったので、密度調整の成果があがっているものの、まだ30年前のエゾシカの少なかった状態には至っていないと考えられます。

この調査、エゾシカ以外にも色々な動物を見ることができます。

キタキツネやエゾタヌキはわりとよく見られますが、稀にエゾフクロウ、エゾモモンガなど夜行性の鳥獣も確認されます。

今回はヤマシギを複数羽確認しました。今の時期、オオジシギの声も聞こえます。こういうエゾシカ以外の動物についても、きちんと記録に残しておきます。

自然は常に一定ではなく、緩やかにですが変化し続けています。その目に見えにくい変化を把握するためにも、このような継続的な調査が大切なのです。

(担当:能勢)

 

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4/28(土)「しれとこ森づくりの道」オープン

実施日:2018年4月26日(木)~27 日(金)

明日4月28日(土)より100平方メートル運動地を歩く「しれとこ森づくりの道」の二つのコースがオープンします。

この2日間は、案内標識の設置など最後の開設準備を行いました。コースの一部にはまだ雪が残っているものの、この連休には本格的な春が始まる知床の森の中を皆さんに歩いていただく準備が整いました。

 

知床の過去、現在、未来を歩く2時間半。

知床にお越しの際は、ぜひこのコースも歩いてみてください。お待ちしています。

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知床自然センターでは、コースマップの配布や長靴のレンタルのほか、ヒグマの出没状況のご案内をしております。

コースマップなどはこちら。
知床自然センター「しれとこ森づくりの道」

(担当:松林)

 

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苗木も顔を出しました。

実施日:2018年4月19日(木)~20日(金)

本日より知床五湖もオープンし、知床自然センターの開館時間も夏時間(8:00~17:30)に変わるなど、いよいよ春到来といった知床です。

そんな中、この二日間も100平方メートル運動地の巡視を行いました。

ここ数日は、暖かい日が続いており、辺りの雪は目に見えて少なくなってきています。先週はまだ雪の下だった苗畑のトドマツの苗木も顔出し、しっかりと冬を越した姿を見ることができました。

一方、4月28日(土)からのオープンを予定している夏の「しれとこ森づくりの道」には、まだまだ雪は残っていましたが、この天気が続けば一週間後にはあらかたの雪は融けているだろうと見込んでいます。

所々の雪の上にはクマの足跡などもあり、知床の人も動物も新しい季節を迎えようとしています。

(担当:松林)

 

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