活動報告BLOG

アメリカオニアザミを刈り取ってます。

DSC04734_1 国立公園内の道脇で鎌を片手にアメリカオニアザミを刈っています。

 ヨーロッパ原産のアメリカオニアザミは全体に凶悪な棘を有しており、きれいな紫色の花を咲かせる1~2年草の植物です。繁殖力が強く、大きく成長するためにもともと生息していた在来植物の分布場所を占領する可能性があります。

 知床国立公園にもアメリカオニアザミが入り込んできています。そのため刈り取って駆除をしているのです。これから1か月程度で花が咲き、種を作りタンポポの綿毛のように種子を飛ばします。それまでに1本でも多く刈り取ることが重要です。毎年同じ場所を集中的に刈り取っているのですが、なかなか防除しきれません。一度入り込むとなかなか完全防除とはいかないようです。

 今日も国立公園内からアメリカオニアザミがなくなることを目指して針に刺さりながらも鎌を振っています。

 

 

土屋

 

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今年もクマ学習、実施しました。

   6月18日(木)と6月24日(水)の2日間にわたり、羅臼町にある二つの中学校で1年
生と3年生を対象にクマ学習を実施しました。
   羅臼地区のクマ学習は、2007年から中高一貫(中1・中3・高2)教育で始まったも ので、
昨年度からは幼稚園も、今年度からは小学校5年生も含めて行なうことになりました。

 まず、中学1年生の授業の様子からご紹介します。
 中学1年生のテーマは“ヒグマを知ろう”です。「ヒグマは普段何を食べているのか」などの
基本的な生態の学習から始まり、本物のヒグマの毛皮や頭骨を直接触りながら学ぶ
ハンズオンコーナーを設置したほか、羅臼町でのヒグマと人のお話しやヒグマの対処法を勉強しました。
締めくくりは、生徒たちにヒグマ対処法を実践してもらい、実際にヒグマに出会ってしまったらどうするか、体を使って学んでもらいました。

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   中学3年生は、1年生の時に学んだ内容を発展させ、“ヒグマの行動から学ぶ”をテーマに
学習してもらいました。
   最初はヒグマの生態や調査手法、対策方法、実際に羅臼町で起こったヒグマと人との軋轢等を動画や
クイズで説明しました。その後、外に出てヒグマやシカなど野生動物対策用の電気柵を実際に
設置してみたり、電気柵に触れてどれくらいビリビリくる代物なのか自ら体験してもらったりしました。

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   どちらの学年でも真剣に授業に臨んでいる生徒たちの姿勢を見ることができ、講
師をしている私たちとしては、とても嬉しくなった一日でした。
   生徒たちに教えたクマ学習での話が、羅臼町の家族団らんの中でも出てきたら、
これ以上の喜びはありません。

 これからも、羅臼のクマ学習は続いていきます。
   (担当:茂木)

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JA斜里町に展示を作りました。

DSCN3676斜里町市街地にあるJA斜里町1階のJAバンクの入口にスペースをご提供いただき、知床財団展示を作りました。
ヒグマと身近に暮らす地元住民の皆さんだからこそ知っていただきたい「ヒグマと人の間で起こっている問題」「その問題を防ぐために私たち知床財団がおこなっていること」をわかりやすく紹介しております。実際のヒグマの大きさを体感していただくために、実物大のオスのヒグマの模型も展示してます。
また、展示場所がJAということで「ヒグマが食べる農作物は何?」のクイズも作りました。

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ヒグマが食べる農作物クイズ。意外な答えもあります!

展示期間は8月末までとなっております。
お近くにお住まいの方はぜひご覧ください!

(担当:田中)

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遺産10周年記念式典会場にブース出展しました

 斜里町公民館ゆめホール知床ににおいて、7月4日世界遺産10周年の記念式典・講演会が、また翌日5日には関連行事として世界遺産セミナーが開催されました。
 知床財団ではこの2日間会場ロビーにブースを出展、活動紹介パネルの展示の他、トランクキットや、賛助会員向け情報誌SEEDSの紹介などを行いました。

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斜里高校で授業を行いました

エゾシカ、ホンシュウジカ、ヤクシカの頭骨。大きさや重さなど実際に触れて体験してもらいました。

エゾシカ、ホンシュウジカ、ヤクシカの頭骨。大きさや重さなど実際に触れて体験してもらいました。

日時:2015年6月24日(水)

 地元斜里町にある、北海道斜里高等学校(以下、斜里高校)は、2011年に創立70周年を迎えた伝統校です。2004年度には、道内8校目となる総合学科に学科転換し、生徒の多彩な学びに対応する教育活動を展開しており、生徒一人一人の適性や興味、今後の進路希望などによって学ぶ科目を選択することができます。

 

 

 

いろいろな植物の写真をパウチシートを使って、説明。エゾシカの好きな植物、あまり好きではない植物をOXカードで答えてもらいました。

いろいろな植物の写真をパウチシートを使って、説明。エゾシカの好きな植物、あまり好きではない植物をまるバツカードで答えてもらいました。

 私たちが斜里高校と関わらせて頂くようになって、もう10年以上にもなります。今回受け持った「知床自然概論」という科目は、地域の自然への理解と環境保全の意識を高めることなどを目的として始まりました。この授業は、様々な分野の専門家が外部講師として年間の講義を分担しています。今回、私たちは50分×2コマの授業を担当し、3年生15名の生徒が受講しました。
 前半の50分は、シカの生態と食べ物、そしてどんな1年を過ごすのか、シカと森の関係について、本物の頭骨やパウチシート、そして映像を交えて説明しました。生徒の皆さんには、まるバツカードを持ってもらい、参加型で進めていきました。

 

パウチシートを使って、増えすぎてしまったエゾシカへの対策について説明。

パウチシートを使って、増えすぎてしまったエゾシカへの対策について説明。

 後半の50分は、知床が世界遺産になるまでとなってから、開拓の歴史と100平方メートル運動の歩みやシカと森づくりの関係について、パウチシートや映像を交えて説明しました。
 知っているようで知らない、知床では身近な動物であるエゾシカ。今回の授業が、生徒の皆さんにとって興味を持ってもらえるきっかけになればうれしいです。

 「地元のこと」を「地元のいろいろな人」が「地元の子どもたち」に伝えるこの授業、ずっと続いてほしいと思いました。

(担当:喜内)

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