第31回 知床自然教室終了報告。今年のテーマは「再」!
期間: 2010年7月30日~8月5日
1977年に開拓跡地を乱開発から守り、そこに原生の自然を取り戻そうと始まった「しれとこ100平方メートル運動」。守り育てられているこの森を子どもたちに体感させたいと、運動参加者の子どもたち向けに31年前から毎年行われている「知床自然教室」が今年も終了しました。
雨あり、風あり、暑さあり、参加した37人の子どもたちは、知床の森での5日間の野外キャンプを通じて、知床の自然だけではなく、かつての
開拓の風景や今進められている森づくりの取り
組みを知り、体験していきました。
知床自然教室の野外キャンプは、自分たちでテントを建て、かまどを作り、トイレの穴を掘るところから始まります。もちろん食事も仲間と協力して自分たちの力で作ります。電気も水道もガスもない5日間の野外生活です。
今年の自然教室は雨と暑さとの戦いでした。雨模様の日は、断続的に降る雨をかわしながら、薪を集め食事を作り、本格的に降りだす前にテントに飛び込みました。一転、北海道とは思えない暑さの日には、沢の水を汲んで沸かして水確保に奔走し、一休みした森の中での涼しさは、木のありがたさを実感させてくれました。
そんな5日間の野外生活の中で、通称「森ンピック」と呼んでいる知床の自然やアウトドアの知識を学ぶオリエンテーリング、川の源流をさかのぼる探検や木のツルを使った「ドリームキャッチャー」工作、木の苗を育てている畑での草むしりなど、知床の自然と森づくりを37人の子どもたちは体験していきました。
「時がたち知床 われら再び」
これは自然教室の最後に子どもたちが考えた今年の自然教室の言葉です。また来年、再来年、そして10年、20年、またもっと先にこの子どもたちが知床に帰ってくる、そんなことを夢に描きつつ、その時までこの知床を残していかなければと改め感じさせてくれた7日間でした。
第31回知床自然教室終了です。
また知床で。ありがとう。
