●第30回知床自然教室が開催されました。
2009年7月30日~8月5日、今年で30回目となる知床自然教室が開催されました。
今年の自然教室のテーマは「時」。
1980年の第1回の自然教室から30年、その間のべ約1500人の子どもたちがこの知床の森で夏の1週間を過ごしてきました。
知床の森、海、空、川、動物、そして仲間と力を合わせて暮らす野外生活、その全てが知床自然教室です。
知床の森で過ごす1週間、この時間の中で子どもたちは何かを感じ、学び、経験していきまます。
過去から引き継がれてきた知床の森は、そんな子どもたちとともに未来へと続いていきます。
今年も自然教室の始まりです。
今年は地元斜里町から13人、その他の道内から2人、道外から28人、小学4年生から高校3年生まで全部で43人の子どもたちがこの知床に集まりました。今年は香港・アメリカ・イタリア在住の子どもたち4人の参加もありました。
斜里町役場、ここで地元参加者と道外からの参加者の顔合わせ、もう何回も来ている子どもたちは一年ぶりの再会と、初めて参加の子
どもたちは「何が始まるんだろう」という期待と不安が入り混じった瞬間です。

その後、斜里の町から知床国立公園の玄関口、ウトロへ向かいます。この日は、ここまで。ウトロ漁村センター(公民館)で、明日から始まる4泊5日の野外生活に備えます。この夜は、みんなでごはんを食べた後、この自然教室、野外生活での心構えを学んだり、みんなの緊張を解きほぐすレクを繰り広げました。
電気も水道もガスもトイレもない5日間が始まります。
ポンホロについてからは大忙しです。テントを建て、かまどを作り、トイレの穴を掘り、水をくんできて、わかします。どれもこれから生きていくためにやらなければなりません。班の仲間と協力して終わった後に、やっと今日の夜の夕食作りが始まります。
野外生活の初めての朝です。今日は晴れ。一日の始まりは朝食作りです。水を汲み、焚き木を探し、火を起こし、ごはんを作る、これが自然教室の基本です。
知床の自然を知るクイズ、目隠しをして木を探すゲーム、木々の葉っぱを見分け伝えるゲームなど、盛りだくさんの内容です。
小学生も高校生もみんなの活躍が必要で、班の団結はどんどん強まっていきます。最後に一番の班には木のメダルが手渡されました。世界でひとつだけのメダルです。
今日は、知床の森の奥へと探検に出かけます。
一方の水源チームは、急な獣道を登ったところに水がごうごうと湧き出す水源を見つけました。貴重な水がここでは飲み放題、自然教室中は火を起こしわかさなければいけないことを考えると夢のような場所です。
夕方、歩きつかれ、遊びつかれた子どもたちはポンホロにたどり着きました。
今日は森づくり作業です。ポンホロの近くにある、木の苗を育ている畑に行ってみんなで草むしりをしました。
終わった班は、お風呂(昔住んでいた人が使っていた五右衛門風呂)に入ったり、ポンホロを探検したり、最後のポンホロの1日を過ごしました。
野外生活最終日。
テントをたたみ、使った道具を確認し、かまどを元通りに直して、トイレの穴も埋めました。
普段ではあたりまえのことでも、この一週間のあいだに、あたりまえではなくなっていることがたくさんありました。
最後のキャンプファイアー、みんな火のまわりに集まります。
自然教室も今日で終わりです。
自然教室で過ごした一週間、みんな感じたことがたくさんあると思います。変わったこともたくさんあると思います。
知床でできた仲間と友だちともお別れです。
また来年、知床で。