- 全 1 ページ
2007年10月30日
2007年10月29日
●初日(7月30日):集合、知床へ。
今年は地元斜里町から15人、その他の道内から2人、そして道外から16人、小学4年生から高校3年生まで全部で33人の子どもたちがこの知床に集まりました。遠くは四国や九州からの参加もありました。
斜里町役場、ここで地元参加者と道外からの参加者の顔合わせ、もう何回も来ている子どもたちは一年ぶりの再会と、初めて参加の子どもたちは「何が始まるんだろう」という期待と不安が入り混じった瞬間です。
役場の前での開校式の中、班分けと班を率いる大人のリーダーが発表されました。5つに分けられた各班には、小学生も中学生も高校生もそれぞれいます。この班の仲間でこの一週間をともに過ごします。
参加者33人、リーダーとスタッフ17人、総勢50名の第28回知床自然教室の始まりです。
その後、斜里の町から知床国立公園の玄関口、ウトロへ向かいます。この日は、ここまで。ウトロ漁村センター(公民館)で、明日から始まる4泊5日の野外生活に備えます。この夜は、この自然教室、野外生活での心構えを学んだり、みんなの緊張を解きほぐすレクを繰り広げました。
明日、いよいよポンホロです。
2007年10月28日
●2日目(7月31日):ポンホロ入り、野外生活。
電気も水道もガスもトイレもない5日間が始まります。
そしてそこは自然のなか、普段の生活とはまったく違う毎日が待っています。とくにここ知床は、たくさんの野生動物が住んでいる場所です。その中に「おじゃまする」という心構えを、出発する前にもう一度おさらいします。
最後に、ひとりひとりに今年の自然教室のテーマ「流」が染められた手ぬぐいを手渡され、いよいよポンホロへと出発です。
ポンホロとは、かつての開拓地跡、いまは草原となっています。ここが自然教室の野外生活の舞台です。
漁村センターからポンホロまで歩いて向かう途中、道路や建物、電線、車、どんどん人工的なものはなくなっていき、最後に見えるのは、空、山、海そして森だけです。
ポンホロについてからは大忙しです。テントを建て、かまどを作り、トイレの穴を掘り、水をくんできて、わかします。どれもこれから生きていくためにやらなければなりません。班の仲間と協力して終わった後に、やっと今日の夜の夕食作りが始まります。
野外生活が始まりました。
2007年10月27日
●3日目(8月1日):森ンピック、森づくり。
野外生活の2日目は、班対抗の第1回「森ンピック」が開かれました。知床の自然を知るクイズ、もしものときの応急処置、班の仲間の協力が必要な情報戦ゲームなど、盛りだくさんの内容でした。小学生も高校生もみんなの活躍が必要で、班の団結はどんどん強まっていきました。
午後からは森づくり作業です。ポンホロの近くにある、木の苗を育ている畑に行ってみんなで草むしりをしました。ここで育った木々たちは、数年後にはこの知床の大地へと植えられていきます。
いつか自然教室のみんなが大人になったとき、それよりもっと先にまで、この知床に豊かな森があるように、今日はそのお手伝いをしてもらいました。
今年で28回目の自然教室、リーダーやスタッフの中には、昔自然教室に参加した元参加者が何人もいます。そして昔の元参加者はもう親になる世代となっています。今、その子どもたちが、再び知床に帰ってくるようになっています。

知床の森も自然も、そして自然教室も次の世代へと受け継がれていっています。
2007年10月26日
●4日目(8月2日):探検の日。森、川、開拓小屋。
朝4時起床。天気は晴れ。
今日は、知床の森の奥へと探検に出かけます。
まず、全員が目指すは開拓小屋。ポンホロから1キロぐらい離れた森の中にあります。ここは、昔馬小屋として使われていた建物です。ここを拠点に、2つのコースに分かれて探検に向かいます。

ひとつのチームは近くを流れる川の源流をめざし、もうひとつのチームは川でのんびりする予定です。
源流チームは、ヘルメットを装着し、森の奥へと道を進んでいきます。その道は昔開拓されていたときに使われていたものです。ただもう何十年も人が歩いていないので、ところどころには小学生くらいの背丈のササやトドマツがしっかりと伸びてきています。そこをかきわけ進んでいきます。森を歩き、草原をこえ、
さらに川をさかのぼって源流をめざしました。
のんびりコースは、川についたらのんびりします、するはずでした。ただそこには大きな岩や大きな木や、ブドウのつるがブランコにちょうどよくたれさがっていたりと、あんまりのんびりもしていられずに遊びまわることになりました。それでもしっかり大きな岩の上で昼寝もしました。
一方の源流チームは、最後の難関です。川の幅はせまくなり、川に落ちそうになりながらガケを横歩きしていきます。そしてたどりついたところは、この道を歩いたみんなだけしか知らない秘密の場所になりました。
夕方、歩きつかれ、遊びつかれた子どもたちが、開拓小屋に帰ってきました。
今日は開拓小屋に泊まります。知床の森と川を感じた一日になりました。
2007年10月25日
●5日目(8月3日):再びポンホロへ。
今朝は少し遅めで6時起き。外は霧が掛かっています。
今日は、ポンホロに帰る一日です。ただし、子どもたちの力だけで。
他に予定はありません。
きのう来るときに、「しっかりこの道を覚えておくように」とは言われてはいたけれど、リーダーについて来ただけなのでいまいち不安な帰り道です。

班の仲間と話し合い、チームワークの見せ所です。今度はリーダーやスタッフは後ろからついていくだけです。それでもしっかり者はいるようで、ちゃんと来た道を帰った班もあれば、少し違う道を通って帰ってきた班もありました。迷ったすえに一直線でササをかきわけてきた班もありました。
なんとか無事にみんなポンホロに帰ってくることができました。後はお風呂(昔使われていた五右衛門風呂)に入ったり、マシュマロを焼いてみたりとのんびりすごしました。
思えば今夜が、ポンホロ最後の夜です。
自然教室も後2日です。
夜、ギターの音に寄せられて、だんだんと子どもたちが集まり出しました。
歌うのは、自然教室参加者だけが知っている「しれとこの歌」です。
2007年10月24日
●6日目(8月4日):さよならポンホロ。
野外生活最終日。
やっと焚き火の扱いになれたころ、やっとテントで寝ることになれたころ、やっとちゃんとお風呂に入らなくても気にならなくなったころ、でも今日が最後の日です。
朝、ポンホロ最後の食事を作ります。10人分の食事を作るのもこれが最後です。テントをたたみ、使った道具を確認し、
かまどを元通りに直して、トイレの穴も埋めました。
最後に、ポンホロにありがとうを言いました。
また、漁村センターまで歩きです。車、道路、電柱、建物、どれも久し振りに目にするものばかりです。

漁村センターで鍋やテントの片付けをした後に、数日ぶりのお風呂へ行きました。普段ではあたりまえのことでも、この一週間のあいだに、あたりまえではなくなっていることがたくさんありました。
夜はみんなでバーベキュー、自分たちで野菜を切らず、火も起こさず、何もしなくても料理が出てきます。これも久しぶりなことでした。

最後はキャンプファイアー、みんな火のまわりに集まります。
高校3年生は最後の自然教室、みんなこの自然教室で出会った仲間は一生の仲間です。
2007年10月23日
●7日目(8月5日):また来年、知床で。
自然教室も今日で終わりです。
自然教室で過ごした一週間、みんな感じたことがたくさんあ
ると思います。変わったこともたくさんあると思います。
それぞれみんなそれを自分の家に持って帰ります。

知床でできた仲間と友だちともお別れです。
知床もみんなのふるさとになったかもしれません。

「風の流れ 水の流れ 時の流れ」
第28回知床自然教室、終了です。
また来年、知床で。
- 全 1 ページ
2007年7月30日~8月5日、今年で28回目となる知床自然教室が開催されました。