カテゴリー  知床自然教室

第37回知床自然教室を開催しました。 

00_2016sns_opening_17月30日~8月5日、今年で37回目となる知床自然教室を開催しました。

今年の自然教室のテーマは「感」。

地元の斜里町や全国各地から集った子どもたちは、見るもの、聞くも2016sns_-2016-08-03-13-45-40の、触るもの、全てが日常の生活とはかけ離れた1週間を過ごしながら、知床の自然を感じていきました。

 

, コメント (0)

初日(7月30日):集合、知床へ。 ~第37回知床自然教室~

2016sns_-2016-07-30-15-18-17   今年は地元斜里町から10人、その他の北海道内から6人、関西や関東など道外から24人、小学4年生から高校2年生まで全部で40人の子どもたちがこの知床に集まりました。

斜里町役場、ここで地元参加者と道外からの参加者の顔合わせ、もう何回も来ている子どもたちは1年ぶりの再会と、初めて参加の子どもたちは「何が始まるんだろう」という期待と不安が入り混じった瞬間です。

2016sns_-2016-07-30-18-32-30

役場の前での開校式の中、班分けと班を率いる大人のリーダーが発表されました。5つに分けられた各班には、小学生も中学生も高校生もそれぞれいます。この班の仲間で知床の一週間を過ごします。参加者40人、リーダーとスタッフ17人、総勢57名の第37回知床自然教室の始まりです。

 

その後、斜里の町から知床国立公園の玄関口、ウトロへ2016sns_-2016-07-30-19-44-31向かいます。この日は、ここまで。ウトロ漁村センター(公民館)で、明日から始まる4泊5日の野外生活 に備えます。

この夜は、みんなでごはんを食べた後、この自然教室、野外生活での心構えを学んだり、みんなの緊張を解きほぐすレクを繰り広げました。

 

2016sns_-2016-07-30-16-53-18
そして、全員が今年の自然教室の手ぬぐいを受け取りました。明日、いよいよポンホロです。

, コメント (0)

2日目(7月31日):野外生活の始まり ~第37回知床自然教室~ 

2016sns_-2016-07-31-8-13-19電気も水道もガスもトイレもない5日間が始まります。

そしてそこは自然のなか、普段の生活とはまったく違う毎日が待っています。

とくにここ知床は、たくさんの野生動物が住んでいる場所です。その中に「おじゃまする」という心構えを、出発する前にもう一度おさらいします。

そして、いよいよポンホロへと出発です。
2016sns_-2016-07-31-10-08-47
ポンホロとは、かつての開拓地跡、いまは草原となっている自然教室の野外生活(キャンプ)の舞台です。

ウトロの街からポンホロまで歩いて向かう途中、道路や建物、電線、車、どんどん人工的なものはなくなっていき、最後に見えるのは、空、山、海そして森だけです。

ポンホロについてからは大忙しです。テントを建て、かまどを作り、トイレの穴を掘り、水をくんできて、わか2016sns_-2016-07-31-17-53-30します。どれもこれから生きていくためにやらなければなりません。

この日の気温は30度。休み休み生活の準備を整え、夕方には食事作りができるようになりました。

かまどに薪(まき)をくべ、それぞれ班ごとに夕食を作ります。初めての野外での食事。こんな生活があと4日間続きます。

2016sns_-2016-07-31-18-40-11

 

ご飯を食べたら、あとは寝るだけ。まっくらな知床の夜。頼りはヘッドランプの明かりだけ。

野外生活の始まりです。

 

, コメント (0)

3日目(8月1日):森ンピックからの大雨 ~第37回知床自然教室~

toukotu-002ポンホロでの初めての朝。

朝食を作って食べた後は、「第10回森ンピック~指導員の時間」の始まりです。

班ごとにポンホロ各地のチェックポイントを巡ります。そこには、それぞれ待ち受ける知床の自然を知りつくした4人の指導員が、動物や植物、昆虫、開拓の歴史などそれぞれの得意分野について参加者に伝授していきました。
2016sns_-2016-08-01-14-04-21
例えば、右上写真は、2種類の動物の頭の骨。いったい何と何の動物か、指導員の説明を聞きながら考えます。

ヒントはもちろん知床にいる動物。両方ともするどい犬歯?陸の動物?それとも海?その答えは自然教室の参加者だけが知っています。

そして、解説の最後には、難問奇問のクイズが出され、良くできた班には、シカ角で作ったオリジナルの首飾りが授与されました。
2016sns_-2016-08-01-14-41-41
森んぴっくの後は、薪(まき)拾い。これからの野外生活ではなくてはならない大切なもの。ただ、薪になる枯れた木はもともとは知床の森にある自然の一部。そして、ほんとうはまた自然の中にかえっていくものです。

それを人間が使うということ、自分たちがその自然の一部を使いながら生活していることなど、そんなことも考えながら、薪を集めました。

2016sns_-2016-08-01-21-07-48夕食を作り始める頃から、だんだんとあやしい雲行きに。食べ終わるころには、なかなかの激しい雨が降ってきました。片付けの終わった班からテントにかけ込み、あとは寝るだけ。

レーダーで見てみると、どうやら局地的な大雨の模様です。こんなどしゃ降りの中、テントのうすい布切れの中で寝ることなど普段の生活ではまずないことですが、これも自然の中で暮らす自然教室の一コマです。

, コメント (0)

4日目(8月2日):森づくりの日 ~第37回知床自然教室~

2016sns_-2016-08-02-4-04-05雨は夜更け過ぎにはおさまり、まだ雲は残るものの遠目には何事もなかったかのような朝を迎えました。それでもやはりいくかのテントは雨漏りをしたり、あたりの草むらやかまども水浸しになっています。

もともと今日は、森の奥の滝を目指す「探検」を予定していましたが、川の水かさも増していると思われることから、予定を変更して「森づくり」を行うことにしました。

2016sns_-2016-08-02-9-08-16

朝食を済ませ、さっそく森づくりの現場へと向かいます。そこは、知床自然センターのすぐ隣でこの何年か自然教室でワラビを取り除く作業をしている「森づくりの道」です。

森を抜けると道路や車、そしてたくさんの人たちがいたりします。まだ3日目の野外生活ですが、久しぶりに人間の世界に足を踏み入れました。


2016sns_-2016-08-02-11-37-04今日は、「森づくりの道」にあるシカ柵の中のワラビを取り除く仕事をします。シカが入らないように囲った柵の中には、たくさんの小さな木を育てていますが、それ以上にワラビが大きく茂っています。そこで毎年自然教室では、木々が育ちやすくなるようにこのワラビをむしったり鎌で刈ったりしています。

そして、毎年毎年取り除かれるワラビは、だんだんと小さくなり、一方、木々は大きくなってきています。

img_0486

一年に一回の森づくりのお手伝いでも、しっかりとその成果があらわれてきています。

ポンホロに戻ってからは、恒例の五右衛門風呂。今年は鉄製の風呂釜だけではなく、木製の風呂も登場しました。もちろんどちらも開拓当時に使われていたものです。

そんな開拓の歴史も感じながら、知床の青空のもと、全員がこのお風呂で汗を流しました。

 

, コメント (0)

ブログ

旬の自然情報BLOG