カテゴリー  野生動物の調査対策

知床半島赤岩地区へ電気柵を設置

2012年7月6日(金)~7日(土)

羅臼町では昆布漁が真っ盛りで、昆布漁を営む家では自宅とは別に「昆布番屋」と呼ばれる建物に移り住み、家族総出(+アルバイト)で昆布の収穫から加工作業を行います。
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知床半島の先端部に位置する赤岩地区でも昆布番屋が3軒あり、秋口まで作業を行っていますが、この赤岩地区は、毎年番屋周辺へヒグマが出没し作業が滞るなど、人とヒグマとの間に軋轢が生じていました。

ヒグマの高密度生息域である以上、起こりえる事ではありますが、自然環境だけを守るばかりでなく、昔からそこの自然を大事に活用し生活している人を守ることも重要な事だと考えます。(担当:遠嶋)
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町民の方と一緒に駆除してきました!「知床岬で外来種根絶作戦!」

120728misakigairai.jpg2012年7月28日(土)

知床半島では、外来種であるアメリカオニアザミやセイヨウオオマルハナバチなどの駆除活動を行なっています。

今回は、斜里町と羅臼町にお住まいの方16名と一緒に知床岬まで行き、外来種駆除活動を実施してきました。

当日、セイヨウオオマルハナバチは確認できませんでしたが、斜面上などいたるところに根を生やすアメリカオニアザミを発見し、参加者の皆さんが一生懸命刈り取ってくれました。

アメリカオニアザミのような外来種は、もともとそこにあった植物や植物を利用する生き物に様々な影響を与えることがあります。
大変な作業ですが、地道に駆除し続けて行くことが大切です。

今後も引き続き、斜里町、羅臼町内で町民の方と協力しながら駆除活動を続けていきたいと思います。(担当:山本)
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徒然電気柵シリーズその2 ウトロ高原に電気柵を設置しました


知床国立公園に隣接する町、utorokougen.bmp
斜里町ウトロ地区。
あまり知られてはいませんが、
実はウトロ地区にも農地が存在します。
その農地があるのがウトロ高原です。

農地における野生動物被害は日本中で問題になっていますが、ここは日本有数のヒグマ高密度地域である知床。お察しの通りウトロ高原の農地には、ヒグマが出没します。

ヒグマは農家さんが丹精込めて育てている作物を虎視眈々と狙い、その目を盗んでは畑を荒らします。今回狙われたのはテンサイ。
砂糖の原料になるダイコンに似た作物です。

大事な作物を守るにはどうしたらよいのか。
野生動物の侵入を防ぐには・・・そう電気柵です。

今回は被害にあった農家さんと協力して、畑の周りに電気柵を設置しました。
また電気柵の効果を確かめるために監視カメラも設置しました。

翌日、監視カメラを確認したところ作物ドロボウの犯人(ヒグマ)がばっちりと映っていました。
性懲りもなく再度出没したヒグマは電気柵に阻まれ畑に入れず、すごすごと帰って行ったのです。

今回はうまくいきましたが、電気柵は万能ではありません。
地形によってはうまく設置できないこともありますし、ヒグマが地面を掘って侵入してくる場合もあります。
また電気柵の効果を保つためには漏電箇所がないか日々見回りをする必要があり、管理コストもばかになりません。豊かな自然と人間の生活を両立させていくためにはどうしたら良いのか、農家さんと共に日々頭を悩ませています。
















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帰化植物調査

kikachousa1.JPG現在、羅臼地区では帰化植物調査の真っ最中です。

各地で問題となっている外来種問題は、秘境知床でも例外ではありません。
5月下旬から調査を行っていますが、始めてみると帰化植物の多さにビックリです。

今はセイヨウノコギリソウとフランスギクが咲き誇っていて、キレイだなとも思いますが、調査をしている身としては複雑な心境でもあります。

外来種の分布状況などを把握するためのデータ収集は、貴重な生態系を守る手段の大切な一手となります。
少しでも多くのデータを集め、今後の対策に生かせればと思います。(担当:稲村)
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ウトロ東に電気柵を設置しました

ウトロ東電柵.jpg

知床国立公園に隣接する町、
斜里町ウトロ地区。
その中でもウトロ東は最も国立公園側に位置する地域です。

ウトロ東では、昨年度に家屋裏の林内からヒグマが出没する事例が相次いだため、今回試験的に電気柵を設置しました。

電気柵は触れると電流が流れる仕組みになっていて、野生動物の侵入を防ぐ効果があります。ウトロの町の大部分は全長約5kmの電気柵に囲まれおり、ヒグマやエゾシカといった野生動物の侵入防止に効果をあげています。

野生動物と人間の間には、適切な距離が必要です。
ウトロは国立公園のすぐ隣に民家がある地域です。
どのように適切な距離をとっていけばよいのか、
今後も試行錯誤が必要です。


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