カテゴリー  野生動物の調査対策

世界で初めての抱卵イカとして知床沖で発見された謎のイカの種名が判明しました。


2010年より北海道大学、知床ダイビング企画、国立博物館と当財団で進めてきました調査によって、水中写真撮影された1991年以降、羅臼沖の「抱卵する謎のイカ」となっていたイカ類の1種の種名が判明し、世界で2例目となる抱卵するイカとして、このたび米国の学術誌「The Biological Bulletin」へ掲載されました。地元と研究機関、そして両者を繋ぐ知床財団あっての素晴らしい成果としてこの度の発見となりました。

●今回の発見、抱卵する知床半島羅臼沖のササキテカギイカ(Gonatus madokai)について

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国後島と択捉島で調査を行いました。

国後から見た知床.JPG 日露隣接地域生態系保全協力プログラムの国後島・択捉島外来生物種・絶滅危惧種専門家交流に参加しました。
8月17日から9月10日までの約3週間、北方四島専門家交流の日本側調査団の一員として、知床財団職員の野別が国後島と択捉島で調査へ参加しました。
四島側のクリリスキー自然保護区などのスタッフとともに、陸上植物や磯の魚類、海藻類の採集をしました。
知床から天気の良い日に遠くに見ていた国後島から見た知床は格別でした(写真)。
私は、魚類の担当でタモ網1つで魚を採集です。国後島では知床と同じ魚ばかりでしたが、択捉島では知床にはいない魚がいました。
陸でも国後の森や草地は知床を思い出す風景なのですが、択捉島では知床には無い木があったり、島の北部には森がなく草原ばかりといった感じでとても興味深く刺激的でした。
(担当:野別)
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知床半島赤岩地区へ電気柵を設置

2012年7月6日(金)~7日(土)

羅臼町では昆布漁が真っ盛りで、昆布漁を営む家では自宅とは別に「昆布番屋」と呼ばれる建物に移り住み、家族総出(+アルバイト)で昆布の収穫から加工作業を行います。
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知床半島の先端部に位置する赤岩地区でも昆布番屋が3軒あり、秋口まで作業を行っていますが、この赤岩地区は、毎年番屋周辺へヒグマが出没し作業が滞るなど、人とヒグマとの間に軋轢が生じていました。

ヒグマの高密度生息域である以上、起こりえる事ではありますが、自然環境だけを守るばかりでなく、昔からそこの自然を大事に活用し生活している人を守ることも重要な事だと考えます。(担当:遠嶋)
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町民の方と一緒に駆除してきました!「知床岬で外来種根絶作戦!」

120728misakigairai.jpg2012年7月28日(土)

知床半島では、外来種であるアメリカオニアザミやセイヨウオオマルハナバチなどの駆除活動を行なっています。

今回は、斜里町と羅臼町にお住まいの方16名と一緒に知床岬まで行き、外来種駆除活動を実施してきました。

当日、セイヨウオオマルハナバチは確認できませんでしたが、斜面上などいたるところに根を生やすアメリカオニアザミを発見し、参加者の皆さんが一生懸命刈り取ってくれました。

アメリカオニアザミのような外来種は、もともとそこにあった植物や植物を利用する生き物に様々な影響を与えることがあります。
大変な作業ですが、地道に駆除し続けて行くことが大切です。

今後も引き続き、斜里町、羅臼町内で町民の方と協力しながら駆除活動を続けていきたいと思います。(担当:山本)
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徒然電気柵シリーズその2 ウトロ高原に電気柵を設置しました


知床国立公園に隣接する町、utorokougen.bmp
斜里町ウトロ地区。
あまり知られてはいませんが、
実はウトロ地区にも農地が存在します。
その農地があるのがウトロ高原です。

農地における野生動物被害は日本中で問題になっていますが、ここは日本有数のヒグマ高密度地域である知床。お察しの通りウトロ高原の農地には、ヒグマが出没します。

ヒグマは農家さんが丹精込めて育てている作物を虎視眈々と狙い、その目を盗んでは畑を荒らします。今回狙われたのはテンサイ。
砂糖の原料になるダイコンに似た作物です。

大事な作物を守るにはどうしたらよいのか。
野生動物の侵入を防ぐには・・・そう電気柵です。

今回は被害にあった農家さんと協力して、畑の周りに電気柵を設置しました。
また電気柵の効果を確かめるために監視カメラも設置しました。

翌日、監視カメラを確認したところ作物ドロボウの犯人(ヒグマ)がばっちりと映っていました。
性懲りもなく再度出没したヒグマは電気柵に阻まれ畑に入れず、すごすごと帰って行ったのです。

今回はうまくいきましたが、電気柵は万能ではありません。
地形によってはうまく設置できないこともありますし、ヒグマが地面を掘って侵入してくる場合もあります。
また電気柵の効果を保つためには漏電箇所がないか日々見回りをする必要があり、管理コストもばかになりません。豊かな自然と人間の生活を両立させていくためにはどうしたら良いのか、農家さんと共に日々頭を悩ませています。
















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