カテゴリー  野生動物の調査対策

ヒグマ侵入防止用の電気柵

 北海道では、短い夏休みが終わり、子供たちが学校に戻ってくる時期になりました。学校が再開するこの時期に、ウトロの小中学校の周囲に設置している電気柵の草刈りを丸2日かけて行いました。

 電気柵は、柵に触れた野生動物に電気ショックを与えて侵入を防ぐための道具です(接触すると強いショックを受けますが、流れる電気は基準に沿った安全なものです)。機能をしっかり維持するためには、漏電の原因となる草や落枝を除去するという日常的なメンテナンスが欠かせません。

 市街地へのクマとシカの侵入を防ぐため、ウトロ地区では、13個のパワーユニットを使い、約7.5㎞の電気柵に通電しています。植物がものすごいスピードで成長するこの時期は、電気柵の電圧を維持するだけでも一苦労です。

電気柵沿いを草刈り中

電気柵沿いを草刈り中

草刈り前の様子

草刈り前の様子

草刈り後の様子、電圧が正常に戻りました

草刈り後の様子、電圧が正常に戻りました

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幌別川河口で釣りをする方へ

幌別川河口で釣りを安全に楽しんでもらうために「魚内臓回収ステーション」と「事故防止のルール看板」を設置しました。設置作業は、行政関係者や有志の釣り人の方々に手伝ってもらいました。この場所で釣りを楽しむ際には、以下のルールを守ってください。

①さばいた魚の内臓は投棄せず、町指定の生ゴミ袋に入れて「魚内臓回収ステーション」に入れてください。身は持ち帰ってください。

②荷物と釣った魚は肌身離さずに持ち歩いてください。ヒグマ出現時には、すぐに全てを持って避難してください。

2016年に下記のトラブルが連続して発生したため、上記のようなルールができました。

・釣った魚をヒグマに奪われる
・荷物がヒグマに荒らされる
・投棄した魚の内臓や釣り餌をヒグマに食べられる

 

幌別川河口で楽しく釣りを続けられるかどうかは、皆様のマナーにかかっています。
ご協力よろしくお願いいたします。

(担当:土屋)

現地に設置された、事故防止のルールの看板の内容

現地に設置された、事故防止ルール看板の内容

設置作業風景

設置作業風景

設置完了

設置完了

幌別川河口風景

幌別川河口風景

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野生動物の交通事故注意!

交通事故タヌキ2

最近、エゾタヌキの交通事故が増えています。

4月にはいってから交通事故で収容したタヌキは3頭。いずれも死亡していました。

仮にシカやヒグマと衝突すれば車も無事ではすまないでしょう。

野生動物は交通ルールなど理解できませんから、いきなり飛び出すこともあります。

特にタヌキやキツネ、シカは夜に道路に出て来ることが多いです。

ドライバーの皆様、野生動物にもやさしい運転をお願いします。

(保護管理研究係:能勢)

 

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平成28年度 北海道大学獣医学部の野外実習を行いました

今年度も、9月12日~16日の期間、北海道大学獣医学部の野外実習を受け入れました。

この実習の目的は、学生の皆さんに保全生態学と野生動物医学に関する知識と技術を習得してもらうことにあります。単に情報を伝えるだけの一方通行の学習ではなく、学生の皆さんが自主的にテーマを決め、事前に調査の内容や対象の動植物について調べてきてもらっています。

今回は知床自然センター周辺から岩尾別にかけてのフィールドで、3班に分かれて調査し、それぞれ結果をまとめてもらいました。各班のテーマは次の通りです。

1班:知床の植生とヒグマの食性について

2班:キツネ・タヌキの寄生虫(エキノコックスなど)について

3班:知床のシカと植生と寄生虫(ダニ類)について

野生動物の多い知床ならではのテーマですね。実際に学生の皆さんにブログ用のレポートを書いていただきましたので、続きをご覧ください。

注)寄生虫など一部グロテスクな写真が含まれています。

続きを読む →

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不法投棄。許せません。

9月17日、フレペの滝遊歩道にもほど近い道道知床公園線の道路沿いに投げ捨てられた塩鮭。通りがかった観光客の方から通報いただき、幸いヒグマが気づく前に回収することができましたが、本当に許せません。

世界自然遺産、国立公園内でも、毎年のように繰り返される不法投棄。我々はヒグマと人のトラブルを未然に防ぐために、ヒグマを誘引する食べ物や生ゴミなどの管理徹底を呼びかけていますが、一部の心無い行為がすべてを台無しにします。不法投棄は犯罪です(担当:増田)。

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