カテゴリー  第35回開催報告(2014)

第35回知床自然教室を開催しました。

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   今年の自然教室手ぬぐい ”クリックで拡大”

2014年7月30日~8月5日、今年で35回目となる知床自然教室を開催しました。

 今年の自然教室のテーマは「音」。

 

IMG_2983地元の斜里町や全国各地から集った子どもたちは、自分たちだけしかいない自然の中で、聞こえてくる風の音、雨の音、焚き火の音、ササ藪をかきわける音、湧き出す水が流れる音、そんなさまざまの「音」に囲まれながら、守り育てられる知床の森で一週間を過ごしました。 

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初日(7月30日):集合、知床へ。 ~第35回知床自然教室~ 

IMG_0033今年の参加者は、小学4年生から高校3年生まで33名。地元斜里町から、関東、関西から、九州から、また海外からも、生まれも育ちも違う子どもたちが知床に集いました。

斜里町役場での開校式。初めての参加者ももう何度も来ている参加者も、これからの1週間に何が始まるんだろうという期待と不安が入り混じった瞬間です。

 

IMG_2673開校式後、知床国立公園の玄関口、ウトロの街へと移動します。今日は、ウトロ漁村センター(公民館)で宿泊です。

夕食後、なぜ知床でこの自然教室が行われているのかを100平方メートル運動の歩みを描いた絵本で学びました。それから、緊張をときほぐすための遊びの時間です。飛んだり跳ねたり歌ったり、そんな時間の中で、それぞれ仲間と打ち解けていきました。

いよいよ明日から、野外生活の始まりです。

 

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2日目(7月31日):野外生活の始まり ~第35回知床自然教室~ 

IMG_2744今日から野外生活(キャンプ)の始まりです。

ウトロの街から約5キロ、歩いてキャンプ地「ポンホロ」を目指します。今日は晴れ。いつも以上に良いペースでどんどん歩き、時間通りに到着することができました。

通称ポンホロ、ここが自然教室の舞台です。電気もガスも水道もなにもない知床の森の中、これから5日間、生きていくための準備を進めていきます。

IMG_2768テントを立て、かまどを作り、トイレの穴を掘り、水をくみ、やらなければならないことは盛りだくさん。仲間と力を合わせ、終わった頃には、もう夕食の支度です。

 
夜7時。すっかり日も落ち、辺りは暗闇。ちょうどこの頃、海の方からだんだんと怪しげな雲が流れ始めてきていました。それでも、片付けを済ませて、後は寝るだけ。寝袋にくるまって、野外生活最初の夜が過ぎていきます。

 

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3日目(8月1日):大雨→森ンピック ~第35回知床自然教室~

IMG_2800夜中、激しい雨。夜明けの早い夏の北海道でもまだ暗い時間。とりあえずテントの中で耐えるしかありません。これも自然の中で暮らす定めです。幸い、6時過ぎには雨雲も去り、青空が見える朝になりました。


今日は、今年で8回目を数える「森ンピック」の日。班毎に、キャンプ地ポンホロの中をぐるぐる歩き、知床の自然について学んでいきます。

DSCF2148知床自然教室のスタッフには、知床博物館の学芸員を始め、知床のスペシャリストが揃っています。「森ンピック」では、チェックポイントで待ち受ける専門家が、動物や鳥、植物から地質に至るまで、知床にまつわる専門分野の解説を繰り出します。

そして、解説の最後には、難問奇問のクイズが出され、良くできた班には、リーダー手づくりのオリジナルの木笛が渡されました。

夜中の大雨から専門家の話まで、知床の自然をまさに体験し、学んだ一日になりました。

 

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4日目(8月2日):探検の日 ~第35回知床自然教室~ 

hama (521)今日は「探検の日」。目的地は、森深くにある秘密の水場。

6時半、朝食を済ませ、必要なものをザックにつめ込み、探検へと出発です。川を越え、背丈よりもあるササやぶをくぐり抜け、苔むした沼地をよけながら、森の奥へと分け入ります。途中、羽化したてのセミと抜けがら、シカのフンや足跡、木の幹に残るクマの爪痕やクマゲラのあけた穴など、そんな知床の生き物の気配を感じながら歩みを進めていきました。
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お昼前、ようやく目的地に到着です。ここは山の中腹、知床の山々に降った雨や雪が地下を通って地面から湧き出してきています。そして、この水は、昔から知床で暮らす人々が生活するために利用していたという歴史もある場所です。

湧き出る水は手がかじかむほどの冷たさです。朝から歩き通しの子どもたちにはまさに恵みの水となりました。子どもたちは、水筒に水をくんだり、頭から水をIMG_9950かぶったり、濡らした手拭いで汗を拭ったりして思い思いに水場での時間を過ごしました。

帰り、途中道に迷ったりもしながらも、まだ日のあるうちにポンホロにたどりつきました。

この日の締めくくりは、五右衛門風呂。この風呂釜も開拓当時に使われていたものです。

そして、お風呂の水もポンホロを流れる沢から引いてきたもの。知床の水と歴史に触れた一日になりました。

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