活動報告BLOG

ヒグマ侵入防止用の電気柵

 北海道では、短い夏休みが終わり、子供たちが学校に戻ってくる時期になりました。学校が再開するこの時期に、ウトロの小中学校の周囲に設置している電気柵の草刈りを丸2日かけて行いました。

 電気柵は、柵に触れた野生動物に電気ショックを与えて侵入を防ぐための道具です(接触すると強いショックを受けますが、流れる電気は基準に沿った安全なものです)。機能をしっかり維持するためには、漏電の原因となる草や落枝を除去するという日常的なメンテナンスが欠かせません。

 市街地へのクマとシカの侵入を防ぐため、ウトロ地区では、13個のパワーユニットを使い、約7.5㎞の電気柵に通電しています。植物がものすごいスピードで成長するこの時期は、電気柵の電圧を維持するだけでも一苦労です。

電気柵沿いを草刈り中

電気柵沿いを草刈り中

草刈り前の様子

草刈り前の様子

草刈り後の様子、電圧が正常に戻りました

草刈り後の様子、電圧が正常に戻りました

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あっクマだ クルマ降りたら・・・

夏休みに入り、観光で訪れる方々も増えてきました。

170715旗波クマゴロウ

先日7月15日に、通行車両に交通安全を訴えるために沿道で旗を降る、通称「旗波作戦」に参加してきました(たすき掛けのクマが財団スタッフ)。

 

 

 

 

 

170715横断幕&クマゴロウ

イベントを主催したウトロ自治会では、このイベントに合わせて新しい横断幕を作成し、当財団も作成のお手伝いをしました。

横断幕は「あっクマだ クルマ降りたら 事故のもと」という標語で、道路沿いにクマがいても車から降りないことを訴えています。
道行く皆さんには、クマがクマ注意を訴えるシュールさが好評だった模様です。

 

 

イベント後、せっかく作った横断幕を多くの方に見ていただこうということで、英語版をウトロ道の駅に、日本語版を知床自然センターに掲示することになりました。自然Cに横断幕 道の駅に横断幕

 

 

 

 

 

 

 

これから観光シーズンのピークを迎えます。多くの皆さんが、マナーを守って安全に知床を楽しんでいただくことを願っています。

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北海道科学大学公開講座講師を務めました

 7月20日、北海道科学大学(札幌市)において、公開講座「外来種の侵入と生態系のバランス」の講師を務めました。アライグマやミンク、ウチダザリガニ、グッピー、カブトムシなど、知床周辺に既に侵入している外来種を紹介、その問題点などについてお話しました(担当増田)。

20170720_公開講座02_02

20170720_公開講座02_13

 

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幌別川河口で釣りをする方へ

幌別川河口で釣りを安全に楽しんでもらうために「魚内臓回収ステーション」と「事故防止のルール看板」を設置しました。設置作業は、行政関係者や有志の釣り人の方々に手伝ってもらいました。この場所で釣りを楽しむ際には、以下のルールを守ってください。

①さばいた魚の内臓は投棄せず、町指定の生ゴミ袋に入れて「魚内臓回収ステーション」に入れてください。身は持ち帰ってください。

②荷物と釣った魚は肌身離さずに持ち歩いてください。ヒグマ出現時には、すぐに全てを持って避難してください。

2016年に下記のトラブルが連続して発生したため、上記のようなルールができました。

・釣った魚をヒグマに奪われる
・荷物がヒグマに荒らされる
・投棄した魚の内臓や釣り餌をヒグマに食べられる

 

幌別川河口で楽しく釣りを続けられるかどうかは、皆様のマナーにかかっています。
ご協力よろしくお願いいたします。

(担当:土屋)

現地に設置された、事故防止のルールの看板の内容

現地に設置された、事故防止ルール看板の内容

設置作業風景

設置作業風景

設置完了

設置完了

幌別川河口風景

幌別川河口風景

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羅臼とウトロの交流事業

知床では地元の子供たちが自然と郷土を学ぶ、羅臼町の「知床キッズ(しっとこきっず)」と斜里町の「知床自然愛護少年団」(以下、愛護少年団)という活動があります。

 

年間を通しそれぞれ羅臼町と斜里町で活動をしていますが、年に2回、両団体が一緒になって行う交流事業があります。今年は6、7月に実施したその交流事業についてご紹介します。

 

まずは1回目、6月25日に行われた「知床岬クリーン作戦」です。

この時期は毎年羅臼町の知床キッズが実施している事業で、ウトロから愛護少年団の子どもたちも一緒になって知床岬の清掃活動をします。しかし今回はあいにくの雨で船は出航できず・・・。残念ながら当初の野外活動は断念し、羅臼ビジターセンターとルサフィールドハウスの見学をすることになりました。

ルサフィールドハウスで映像鑑賞中

ルサフィールドハウスで映像鑑賞中

羅臼ビジターセンターで解説を聞く子どもたち

愛護少年団の子どもたちの中には「羅臼に来るのは初めて!」という子もいたので、羅臼の事を学ぶいい機会となったのではないかと思います。また、知床キッズの子たちにとっては、改めて羅臼の自然について学ぶいいきっかけとなりました。

2回目は、7月9日に行われたチャシコツ岬での磯観察です。

毎年ウトロの愛護少年団が地元の磯へ出かけていき、潮が引いた海岸で生き物を観察する活動です。この機会に知床キッズたちが羅臼町からバスで移動して一緒になって参加しました。

観察方法は2つで、1つはタイドプール(潮だまり)にどんな動物がいるのか一か所で5分間じっくり観察します。

各班でじっくり観察中

すると、はじめは海藻などに隠れていて見えなかったコマイ等の小魚が出てきました。

2つ目は、捕獲大作戦。

網を使って採集中

生き物を捕まえて観察します。本来は漁業権がないと海の生き物を捕獲できませんが、この日は特別!ウトロ漁業協同組合に申請して1日だけ許可を頂き、捕まえて手元でじっくり生き物を観察できるのです。

子どもたちは、優しく丁寧に捕まえた生き物を水槽に移して静かにじーっと観察していました。

羅臼町の知床キッズと斜里町ウトロの知床自然愛護少年団の交流事業は、今年で4年目を迎えました。いつまでも羅臼とウトロの子どもたちが交流できる機会を作っていきたいです。

 

知床財団 茂木

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