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スタッフ手作り柱展示 新顔出そろいました

柱展示 hone2.jpg

普段は調査研究や動物対策、森づくり、インフォメーションなどを担う知床財団のスタッフが、自分の得意分野をいかして制作したパネルを知床自然センターのロビーで展示中です。魚からダニ、骨からエゾシカ・グルメまで、知る人ぞ知る自然のおもしろさや、知床のお得情報を手作りのパネルでご紹介しています。
2010年から始まったこの展示シリーズに、今月から新たに3つの展示が加わりました。それぞれをご紹介します。
新顔その1:
「その前足(て)は何のためにあるのか?」 →

本物の骨格標本をふんだんに盛り込んで、飛ぶ、つかむ、走る、掘る、など、様々な使い道に応じて進化した動物の体の不思議にせまります。
本物の骨を見たり触ったりしながら、生き物の体のつくりと生態を知ることができます。人間の腕と比較しながら堪能できるエゾシカの腕の骨格(写真)は実際に手に持って動かしてOKです。

柱展示山1.jpgなかなか見ることのない本物の骨は、見ているだけでも色んな発見がありますよ。シカってつま先で歩いてたのね!鳥の羽って骨にくっついているのか!トガリネズミやコウモリの全身骨格、ならべてみると、結構似てる!?エゾリスの指って、けっこう長いのね。。などなど。
新顔その2:
「山ガール 登山のススメ」 →
知床連山縦走中の絶景や、山ガールおススメの知床ならではの山グルメをご紹介した展示です。知床財団の山をこよなく愛するガールズ3名が作りました。
知床連山縦走は、中には超人的に日帰りで行く人もいますが、たいていの場合は1泊2日、のんびり計画して2泊3日の本格的な山行です。
テントや食料を背負っての登山、あこがれてはいてもなかなか簡単には行けませんよね。
一体どんな光景が広がっているのか、どんなお花が咲いているのか、どんな装備で出かけて、登山中はどんなものを食べているのか、どんなことに注意しなくてはならないのかなどなど、いつかは自分も行ってみたいと心ひそかに願う皆さんの代わりに、山ガールがご紹介します。
柱展示yama 2.jpg
下半分は、山ガールおすすめの山での食事メニュー紹介です。スタッフ手書きのイラストで解説しています。
どんな材料を、どんな工夫をしてもっていくのかなど、女
子ならではの合理的かつ細
やかな技も必見です。
また、山で料理をするのにスタッフが愛用しているコンロやナイフなど、装備の
紹介も山好きにはたまらないかも?
これを見て、「自分もいますぐ知床連山に行きたい!」と思ってくれる型が増えてくれればと思います。

柱展示木1.jpg

新顔その3:
「ミズナラ徹底解剖」 →

「どんぐりの木」として親しまれている木「ミズナラ」を、葉っぱの先から根っこの先まで徹底的に解説しています。
実は、ミズナラは「斜里町の町の木」でもあります。森林再生に携わるスタッフも入った植物好きのチームが、斜里町民として、木を愛する人として、並々ならぬ熱意をこめて作りました。
葉っぱから枝、幹、根の先まで、まるまる1本の木がどんな仕組みで生きているのかを、幹の輪切りや樹脂封入した標本などを使いながらわかりやすく解説しています。
…というとごく普通の展示のようですが、あまり木に興味のない方や、小難しいことはちょっと…という方でも気軽に楽しんでいただけるように、色々工夫しております。
たとえば、「ミズナラの木はどれだけ固くてぎっしり詰まっているか」ということをご紹介するために用意してあるのは、、、
木琴です。
柱展示木2.jpg
たたいて、鳴らして、ミズナラがどれだけしっかり丈夫で固い木なのか、実感してください。
知床の森に生えている木々のことをもっと知りたくなった人のためのおすすめ情報などもありますので、ぜひご覧ください。
――――――――――
ここでご紹介したこれら3つの新顔の展示の他にも、スタッフ手作りの展示はまだまだありますので、知床自然センターにお立ち寄りの際はぜひあわせてご覧ください。
・ カラフトマスの産卵SHOW (彼らの本能に組み込まれたあの手この手の創意工夫をジオラマ解説)
・ シカフンのできるまで (エゾシカの口から入ってオシリから出てくるまでの長い道のりをたどる)
・ めくれ!ダニチェック (いったん知床にきたら逃れられない小さな敵を知り、対策を紹介)
・ 美味しいシカの食べ方 (食べちゃいたいくらいカワいいエゾシカを、ぐっとくるおいしいレシピで図解)
(担当:加藤)
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