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ヒグマの森交流プログラム実施報告

070810kouryu.jpg実施日:8月8日~10日 ■主催:知床財団 ■協賛:AIR DO 北海道国際航空 AIR DO(北海道国際航空)の支援事業「キムンカムイプロジェクト」の一環として、知床のヒグマについて学ぶキャンプを実施しました。関東・札幌・地元ウトロの子供たち16名が参加。当財団からはヒグマの調査研究・対策を担う専門スタッフ2名が企画・運営に携わりました。 1日目はヒグマの森探検ツアー。事前に隠しておいたヒグマ行動追跡用発信機の発信音を森に入る前に聞かせ、子供たちは「発信機を付けたヒグマが近くにいるかもしれない!」と緊張気味で森の中へ。発信音が大きくなるにつれ子供たちの顔は、期待と不安の表情。発信機とクマの人形を発見した時、何だぁ~とがっかりしながらもほっとした複雑な心境だったようです。この体験を通し、身をもってヒグマの住む森の歩き方と出会ってしまった場合の対処法を学べたのではないかと思います。 2日目はヒグマの食べ物や痕跡を探しながらの森歩き。きのこや木の実、葉っぱや虫など、知床の豊かな森は食料の宝庫。実際に野性のさくらんぼを食べた子は苦い!と吐き出し、人間の口には合わないようでした。その他にも糞を発見し、分析してみるなどヒグマの食生活を垣間見ることがました。ウトロ市街地に場所を移し、ヒグマの侵入を防ぐ電気柵を見学。クマは感電死しないの?触ってみてもいい?などたくさんの質問が出されました。その中で関東・札幌の子に地元の子が答える頼もしい場面もみられました。農地見学では、森からビート畑へクマが侵入した経路を発見。生々しい食害状況を見て、クマと人の共生について考えさせられた様子でした。 3日目は観光船に乗り、知床連山を背景に海岸線をのんびり歩くヒグマの親子を観察。待ちに待ったヒグマとの出会いに、みんな大はしゃぎ。地元の子もクマを見たことはあっても、じっくり観察するのは初めてのようで、写真を撮ったり、絵に描いたりと自分なりに記録していました。大自然の中で伸び伸びと暮らす野生のヒグマを観察できたことは子供たちにとって一生の思い出になったようです。 3日間を通し、食事の時もヒグマの食べ物を取り入れたメニューを食べ、ヒグマについてお腹いっぱいになるほど学べたのではないかと思います。そして関東・札幌・ウトロの子それぞれの視点で意見交換ができたことも貴重な経験になったことでしょう。子供たちが感じ・体験したことをたくさんの人に伝え、ヒグマに対する正しい知識を持った人が増えることを願っています。 (担当:植木)
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