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2007年6月24日

●知床フィールド講座「知床でアスパラ!? ~世界遺産と農業の不思議な関係~」

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実施日:2007年6月24日

 1つのテーマを深く掘り下げて知床の自然を学ぶプログラム、知床フィールド講座。今回は初めての試みとなる知床の「農業」を知るプログラムを実施しました。
 知床の農業といえばかつての開拓と離農の歴史、そしてそれに続く100平方メートル運動による開拓跡地の保全。しかし、ウトロのホテル街の奥に広がる台地で、この豊かな自然を背景とした農業が現在も営まれていることを知る観光客は多くありません。

 プログラムではウトロ高原で農業を営む岩谷氏の農地を訪ねました。まずはアスパラガスを収穫し、摘みたてのアスパラを生でかじってそのおいしさに参加者一同大感激! その後、小麦、ジャガイモ、ビート(砂糖大根)、キャベツなどの畑をめぐりながら、岩谷氏から農業を営むことの苦労と喜び、そしてウトロの農家に産まれこの土地で生きてきたご自身の様々な体験をお話いただきました。農業の話ももちろんですが、40年前からの知床での生活の歴史はスタッフも含めて初めて聞くことばかり! 一堂驚きの連続でした。

 続いて屋内に会場を移し、クマやシカなどの野生動物による農業被害、日本の農業を取り巻く状況の変化(悪化)と、一大観光地である知床の農業ならではの生き残り戦略など、知床の農業が抱える課題と将来の展望について、参加者も交えて意見を交わしました。知床の農作物のブランド化、新たな商品開発、エコツーリズムの導入など、参加者からも活発にアイディアが出されました。

 そしてお昼には朝摘んだばかりのアスパラを使ってスタッフが腕によりをかけて作ったアスパラづくしの昼食。アスパラのお味噌汁、アスパラのベーコン巻き、アスパラの素揚げなどなど。知床の恵みは甘く、そして深い味わいでした。

 観光地を巡るだけでは決して知ることのできない知床の姿を「農業」の視点から見つめた今回のプログラム。参加者の皆様にはお土産のアスパラと共に、知床での暮らす人の「魅力」と新たな「出会い」をお持ち帰りいただけたことと思います。(担当:田中)

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