冬、知床の海を覆いつくす流氷。一緒に運ばれてくる栄養分はプランクトンを養い、知床の海を豊かにします。その豊かさは、アザラシなどの海獣類、海鳥やオオワシなど鳥類、海に生きる命がつながる糧となります。回遊して海の豊かさを体一杯に蓄えたサケの仲間は、ふるさとの川に遡上し、そこで山の生き物の餌となり、死体は土に返り知床の森を豊かにします。生きるものと死んで行くもの、海と山の栄養の循環。この命の輪が知床の価値を高めています。
流氷上のオオワシ