知床財団って?

知床財団の設立 since 1988

日本におけるナショナルトラスト運動の先駆けのひとつである「しれとこ100平方メートル運動」に寄せられた国民的信託に応えて、運動地の保全管理と自然復元・適正な公開を担うこと、そして、知床国立公園の原生自然の保全と適正な公園利用を具現化するために、1988年(昭和63年9月23日)に斜里町によって設立されました。地域に根ざした活動を国立公園内で展開する、日本で初めての実践的活動組織が、地元発の創意工夫で立ち上げられたのです。また、2006年10月には、羅臼町が知床財団の共同設立者として参画することとなり、知床財団は両町にまたがる半島の一体的な保全体制の構築に向けて、大きな一歩を踏み出しています。

知床財団の主な活動

財団発足以来、知床での野生動植物の調査活動を長期にわたり継続しています。そこから得られた科学的な知見を基に、ヒグマ対策活動をはじめとする野生動植物の保護管理活動を行っています。人と野生動物が共存できる国立公園を目指して、連日国立公園のパトロールや事故防止のための対策活動を実施しています。野生動物対策のスペシャリストが、これらの対策活動や普及活動を行っています。また、斜里町が運営する「しれとこ100平方メートル運動」の現地業務を担い、知床に残された開拓跡地を、かつてそこにあった原生の森に復元するための自然復元事業も行っています。自然保護活動に関わる人材の育成にもつとめ、これまでの活動で蓄積してきた、調査研究、保護管理、教育活動のノウハウを提供し、知床の自然ばかりではなく、国内外の自然環境の保全のために発信し、役立てられるよう取り組んでいます。

知床財団が力を入れていること

自然環境、及び、利用にともなう社会環境の変化などを常にモニタリングし、国立公園における日本初の実働部隊として、問題に即応できる体制を整えています。今後も、当財団の機能を高めるため、現地における管理活動や調査研究を担う専門家集団としての能力を拡充し、知床の生態系の保全と適正な利用を両立させるシステム作りに貢献すること、そしてその成果を積極的に発信していくことに力を入れていきます。また、自然に根ざし、自然を大切にするエコツーリズムを開拓・定着させるための活動にも力を注いでいます。